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【ベトナム株式】 脱中国が進む中、伸びるベトナム銘柄をタイ銘柄と比較して考える。

新型コロナウイルスへの対策がうまく行った国として知られましたが、東南アジア諸国の中でも中間層を中心に経済の急成長し始めた国です。

私は数年前にベトナムに住み、実際にビジネスをしていた経験があります。
その時はホーチミンの日本人街でビジネスマッチングの会社を立ち上げたのですが、数億円溶かしてしまいましたが、その数年間の中でベトナムの協賛資本主義、ベトナム人のお金に対する執着、ハノイとホーチミンの違い、中産国の罠と脱出を経験することができました。幸いビジネスもありますので、現在も数か月に一度はタイバンコクからベトナム現地に訪問しています。

ベトナムは今まさに日本でかつてあった高度成長期です。
このコロナ渦の中でも、先日フック首相が「GDP成長率は+4%」と話しています

また、世界的投資家として知られるジム・ロジャーズが2020年7月現在投資するのはベトナムと言及しており、その理由は「繁栄と衰退の歴史からベトナムはコロナ危機にうまく対応できたのが転換点と捉えたから」ということです。


近年経済発展著しいベトナムですが、今回は日本人投資家にも人気のタイの具体的銘柄と比較しながら、ベトナム株式銘柄への投資について実例と現地からの私見を挙げてご紹介したいと思います。

1、ベトナムのマクロ情報

ベトナムは、人口は約9,500万人の社会主義国です。
国民の約80%が仏教徒でまた親日国としても知られています。

2018年ベースで、名目GDPは2,413億USD(タイの約半分)ですが、
実質GDP成長率(前年比)では、+7.1%(タイは+4.1%)となっています。

ベトナム 輸出額の伸び

ベトナムの一人当たりのGDPを見てみると、
2005年は700ドル程度であったのに対し、
2015年には2,000ドルを超えています。
わずか10年で国民の生産量が3倍にもなっています。
(ちなみに日本は2005年から2015年の10年で約1.3倍です)

ベトナムは、元々中国と朝貢関係でしたが、度々独立の動きがあり、
フランス領インドシナになって以降は中国から離れて行き、
ベトナム共産党(ハノイ)勝利の下独立を果たしています。

社会主義国ではありますが、1986年からドイモイ(刷新)政策を掲げ、
2000年代には海外直接投資も順調に増加し、2007年にはWTOに加盟し、
2010年には中所得国となり、その後も社会資本主義国として経済成長を続けています。

そしてようやっと、本当の経済成長が始まったのがここ数年です。

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内容としては、以下のようなことが得られます。

・ベトナム株式の魅力のポイント3つを解説
・ベトナムにおける3つの投資リスク
・ベトナムのブランド価値トップ10
・私が株式投資しているベトナムの業界・銘柄を、タイの業界・銘柄と比較してその理由と共に紹介

最新の実践情報をまとめてありますのでご興味のある方は続きをどうぞ。

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