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はたらくということ

ライフオーガナイザーのクラです。

「はたらく」ということを意識的に時々考えるようにしている。
50代になって、まだまだはたらいている今が本当に自分の中で腹落ちしている生き方なのか・・ということを、考える時間を設けるようにしている。

「とりあえず5年 の生き方」という本を読んでから、時々は自分を見直そうと思うようになった。
以前は5年後のことなんか考えもしなかった。
結婚したときですら、その日をただただ過ごすだけだった。
でも、少しずつ自分の働き方や環境に対して、自分自身が変えていくことを考えられるようになった。
ライフオーガナイザーに出会ったのもそんなタイミング。
ゆっくりとライフオーガナイザーの理念を自分自身に落とし込んでいる。
ただ、世間の風はすぐに向きを変えるし、強さも変わる。
自分のペースで進むことが出来ないことも多い。
現状、派遣での仕事を続けているけれど、この働き方があっているのか、この仕事の内容があっているのか。
考えても中々正解は出てこない。

ただ、「派遣」という働き方はあっていると思う。
「正社員」という職業を選ぶことはもう年齢的に出来ないかもしれないし、選ぶのかと言われれば、そこまで選ぶ方に心が揺らいでいるわけでもない。きっと、自分自身が働きやすい、働いていることに満足できることが出来る働き方なら、正社員だろうが、派遣社員だろうが、契約社員だろうが関係ないのかもしれない。
まぁ、年金の充実度は全く違うだろうけれどww

30代、結婚して夫と暮らすことになり、夫の価値観の違いに驚いて、互いに歩み寄りや落としどころを考えていた。
40代、派遣社員での仕事をしていて、自分がどんなことが好きで、どんなことが得意で、周りから求められているのはどんな役割で、周りはどう思っているのかを考えながら、仕事の内容を考えるようなった。そして、そんな自分の思いをスキルに落とし込むためにはどうしたらいいかを考えるようになった。

50代。
50代に入る少しまえから継続している仕事。
毎年、3月で終了と思いながらも継続している仕事。
最近はコロナ禍ということもあり、次の仕事に就けるかも心配だったけれど、来年こそはきっと変わるだろうなぁと思っている。
それは、私の「働く」ことと今の仕事の内容が少しずつベクトルが離れているから。
派遣社員は正社員のフォローで入ることが多いし、それは会社が派遣社員に求める姿だと理解はしている。

でも私は「正社員」というのは、会社が継続するためにその会社特有のメンバーという位置づけで、「派遣社員」は色々な会社が継続するために必要なスキルや人材として求められるという位置づけでいる。
産休代理や、仕事が回らないからという単純明快な理由であることも多いけれど、私はそれ以外に自分がその会社に入ったときにどんなスキルを身に着けることが出来るだろうか・・と考える。

自分が契約終了後、次の派遣先に自信をもってそのスキルを持っていけるか。もしくは、引き出しの一つとして増やしておくことが出来るか。

派遣社員として働くという選択肢は案外単純だ。
「就業時間が決まっている」
「仕事内容が決まっている」
「就業期間が決まっている」
何かと決まっていることが多くて、助かる。
これが正社員だとそうはいかないことも多いし、それが会社からすれば当たり前のことだと思われている。
でも、「正社員」だからと言って、会社がその人材を好き勝手に動かしたりするのは、ちょっと違う気もしている。
もちろん、適材適所という言葉があり、会社という組織を回していくうえで、誰かがその適材適所をコントロールすることは当たり前だと思うが、やはり相手は人間なので、「スキル」だとか「成績」だとかだけでは判断できるものではない。
その点「派遣社員」は「スキル」の一言に尽きる。
出来るか出来ないかで仕事の契約が決まってくる。
そんな明確なところも派遣社員のいいところだと私は思っている。

個人的に、私はいつもクレームを気にしている。
派遣先、派遣元、派遣先で一緒に働くメンバー、すべてが顧客だと思っているから。
一緒に働くメンバーは、他の派遣会社の人もいるし、同じ派遣会社の人もいる。もちろんその会社の正社員、契約社員もいる。
派遣元は派遣会社の営業や事務方になる。
派遣先は派遣先の会社のこと(一緒に働くわけではないが、総務や人事などが絡む場合もあるので・・・)

そんな立派な志をもって仕事をしているわけではないけれど、現在は仕事をする時間が家族と居る時間と同じくらいの時間だから、出来るだけ摩擦は柔らかい方がいいに決まっている。

「はたらかない」という選択肢は今のところないので、まだまだ自分の引き出しを増やして、チャレンジ出来ればいいとゆるい夢を見ている。

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