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似ている言葉? でも歌の内容は こんなにも違う。ケセラセラ、レットイットビー、ケサラ。

まず 3人が歌ってる唄を1分で聴いてみよう

♪ ケセラセラ Que Sera, Sera

ドリス・デイ Doris day(1956年発表)
アメリカ映画『知りすぎていた男』の主題歌で。ドリス・デイが歌い大ヒット。
日本でも たくさんの歌手が日本語意訳でカバーしている。「どうにかなるよ」という意味で「ケセラセラ」が使われているのはご存知の通り。

まだ少女だったころ 母親に「大きくなったら私はどんな女性になるんだろう・・きれいになれる? お金持ちになれる?」って尋ねたら、母親は「Que sera sera 未来の事は分らない きっとうまくいく」
だいじょうぶ 未来は見えないけど うまくいくよ みたいな歌だね

♪ レットイットビー Let It Be

ポール・マッカートニー Paul McCartney(1970年発表)
Let It Be は、ビートルズのポールの作品で自らが歌ってる。

苦しい時 悩んで着る時 マリア様が訪れて教えてくれた「Let It be あるがままにやりなさい」って。
生きて行く答えは「あるがままを受け入れることだ」って唄。

♪ ケサラ Che sarà

ホセ・フェリシアーノ José Feliciano(1971年発表)
ホセ・フェリシアーノは、プエルトリコ出身の盲目歌手。
1971年のサンレモ音楽祭に参加した際にイタリア語で歌ったのが "Che sarà"。スペイン語でも歌っており、この場合 "Qué será" になる。

この唄の内容は、なかなか つらく悲しい唄だね。
故郷を出て行く。私はこれからどうなるんだろう。友人はいなくなった。私の人生はどうなるか分らない。ギターを弾きながら泣いている・・・」
唄の最後には、希望をもった内容になるかとおもいきや、最後まで「どうなるんだろう」と暗い気分のまま曲は終わる。
同じ語源であると思われる ドリス・デイが歌った Que Sera, Sera は 「なるようになる どうにかなる」と歌っているので ずいぶんと違う。

私の意訳で録音したものもあるわけです

♪ ケセラセラ Que Sera, Sera(IROMBOOKの日本語意訳)


♪ レットイットビー Let It Be(IROMBOOKの日本語意訳)


♪ ケサラ Che sarà (IROMBOOKの日本語意訳)

私の詩では、大略は外してないんだけれど 詩の中に現われる人物が変わっていたりしてます。
ケセラセラでは、主人公は結婚して子供ができ、子供は女の子に。
レットイットビーでは、現われるのはマリア様ではなく爺ちゃん。
ケサラでは、最後まで「辛い唄」ではなく ちょっと希望をもった詩に。


IROMBOOK


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