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日常に潜むドラマチックさ

由香、またまたかなり更新を止めていてごめんね!(これからはきちんと定期更新していこう…!)

由香が前回書いてくれた「自分の人生の主役は自分だ」という話、面白かった。そしてそれに気づけず、私も含め多くの人たちが、自分の人生なんてって思いながら生きているんだよね。

iPhoneを使っていると、突然1年前とか3年前の今日の写真をサジェストしてくるじゃない?本当に何気ないただその日に撮った写真なんだけど、急にハッとすることが多くて。
たぶん3年前のそのときの私にとっては本当に大したことない当たり前の瞬間だったんだと思うけど、ちょっと時間と距離をおいた(私の場合、場所もシンガポール→東京と変化して)今見ると、自分で撮ったのにびっくりするほどドラマチックな気がするの!

「このときすごく晴れていて、日差しが強い中スーパーまで歩いてひとりでカフェでお茶したんだ」みたいなことが、写真1枚でくっきり輪郭を描けるくらい記憶がよみがえってくる。

でもその瞬間には、自分の日常は普通で退屈だなって思っていたんだと思う。自分のことってすべてが当たり前すぎて、気づけないことが多すぎるよね。

人のことだと、日常でさえドラマチックに見えるのにね。映画のヒロインだったら、悲しみにくれている姿も絵になるし、退屈しているシーンさえ美しい。

それって、やっぱり編集されているからなんだと思う。
映画やドラマも、小説もエッセイもノンフィクションも、モデルやタレントのスタイルブックも、誰かのインスタも、全部編集されているもの。
この一瞬を切り取る、逆にこの一瞬はいらない、そうやって取捨選別して、編集して繋げていくと映画になるし本になる。(Youtubeみたいに、誰でも動画をアップできるようになったけれど、やっぱり人気のコンテンツは編集はうまい!いい意味でも悪い意味でも。撮ったものをダラダラ流すだけだと、人は退屈してしまうんだよね)

残したい瞬間の一コマを選んで、そこに言葉を添えるだけで、その写真は特別なものになるし、自分の人生が少しビビッドになる感じがする。
そして、その写真と言葉を一つのテーマに沿って並べていけば、自分オリジナルのフォトブックができあがるし、ZINEになる。

だから自分で自分のドラマをどう編集するか、なのかな。
もちろんポジティブなところだけすくっていかなくていいと思うし、シリアスなのか、ほのぼのなのか、コメディなのか、そういうドラマのテイストだって自分で自分の日常のどこを切り取るかによって変わってくるし。

そうやって、自分の人生なんて退屈って思っていた普通の女の子たちが、自分の日常を切り取って編集したZINE、絶対面白いと思う。みんなZINE作ってみたらいいのに!

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〈かつて女の子だったすべての女性の日常にお砂糖ひとさじを〉#お砂糖ひとさじ
Instagram:@osatouhitosaji

「お砂糖ひとさじ」は編集者である千田あすかと堂坂由香のクリエイティブユニット。
インスタグラムではひとさじのお砂糖のような、普通の日がちょっとワクワクする内容をお届けします

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