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誤解され易い モートン

アメリカの整形外科医には2名のモートン医学博士がいました。一名は、前足部の痛みで有名なモートン神経腫の命名者のトーマス・モートン医学博士でその方が最も尊敬されたダドリー・J・モートン医学博士です。

前者はつま先が痛いとすぐに「モートン病ですねぇ」と診断されるようになってきていますがこれは本当のモートン神経腫ではない事が多く日本の医者の多くは一般病名として前足部が痛ければ「モートン病」と名付けているようです

しかしここで紹介するのは 100年前にDudley J. Morton(ダドリー・J・モートン)博士の発見し医学会に発表した人間の足の骨格の形状とその形状からくる足の動きと様々な体の不具合の原因との関係を学会に発表し有名になった骨格の形状 Dudley J. Morton Foot(モートン足)と命名されたモートンです

モートン足

モートン足は、足の第一中足骨が第二中足骨より短い足の骨格に名付けられた

モートン足と呼ばれる形状

この骨格の人は足の3つのアーチのバランスが取りにくく崩れを補うために自然に第一中足骨が懸命に動かされる
この足の動きは長年議論に上がることはなく2006年2月のラジオ放送の討論会で話題なった

「第一中足骨の短い人は足もとのバランスが崩れやすい」

足はカラダを支えるために懸命に第一中足骨を使いバランスを取っているこの動きが続くと疲れやすくなる

中足骨の過剰な動きが体中の筋肉に疲れを配分して行く
過剰稼働(Hyper mobility)の状態になる

とても大切は事は足の3つのアーチのバランスが悪いと様々な悪影響が時間をかけて伝達され原因不明痛みになる事だ

足のバランスの大切さを再認識しなければならないなぁ


モートン足の及ぼすトラブル

Dudlry J. Morton の研究発表はこれまでに究明できなかった様々な病気、痛みはモートン足の動きに起因すると言われ、100年前から不定愁訴などを含め靴下を脱いで素足になって足の骨格と動きを診るようになったと言われている

面白い話もあるが鰐関節痛の人が歯科医の紹介で訪ねたところで素足に慣らされてバランスを診てもらい整えてもらったそうだ
『え、顎関節痛で靴下を脱ぐ・・・!』

モートン足の動きに起因するトラブル

症候群という言葉は不思議な言葉だが、ネットで検索すると「いくつかの症候が、常に相伴って認められるが、その原因が不明のとき、または単一でないときに、病名に準じたものとして用いる医学用語」とある

原因不明の痛みを症候群でくくられると関係するところを浴すれば十分に治る可能性があると理解できる



様々な事例をもとに紹介

改善できるモートン足



モートンフット Morton’s Toe


カラダが自然に変わる


長年の足の悩みから解放される


専門家の思い込みと患者の勝手な期待


モートン足を知らない専門家

つま先の痛みは筋力不足と診断してリハビリとレーニンをさせる
踵上げやつま先立ちで鍛えるが痛みが増すだけ

そして「足の使い方が悪いと言われて、痛いときは使うなとのアドバイス」 これは心地よいアドバイスに思えない

痛いところは、つま先、母趾関節周辺、アーチの周辺、甲の痛み

母趾関節付近の痛み
踵からアーチにかけての痛み

どうもこの専門家はモートン足に関する経験がないように思われ踵上げ、つま先立ちは状態をぴょけいに悪くする
良かれと思った指導が次第に痛みを増幅させているようだ

この方の場合は典型的なハイパーモビリティーに思えるので足もとのバランスを整えると痛みが出なくなった

筋トレは無駄ではないが間違った筋トレは痛みを作る動きになることがある
この動きの改善は単純に靴で治るものではないが足の動きがりきると改善方法は困難ではない
次の動画の第一中足骨が動く動きを診ると解り易いこの動きがトラブルを生む



足もとのバランス改善 オリジナル動画

足もとのバランスが良くなるとどうなるんだぁ
本動画はカラダを支える時に母趾球と呼ばれるところが上手く使えず第一中足骨がふらふらと揺れている
このバランスが整うと足もとが安定して落ち着いてくる

このふらふらとしている状態を中足骨の過剰稼働とも呼ばれるがこの動きがつま先の周辺、土踏まずの筋肉を緊張させ痛める


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