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2023-F1世界選手権 第3戦 オーストラリアGP-決勝

レース前状況

天候は晴れ。
路面コンディションはドライ。
FPの雨を気にしていた状況とは変わっての本番。

スタートティンググリッド

(コースは時計回り)
  フェルスタッペン
ラッセル
  ハミルトン
アロンソ
  サインツ
ストロール
  ルクレール
アルボン
  ガスリー
ヒュルケンベルグ
  オコン
角田
  ノリス
マグヌッセン
  デフリース
ピアストリ
  サージェント

ピットレーンスタート
ボッタス
ペレス


1/58 スタート

スタート、ターン1。
ラッセルが制する。
ついでハミルトン。
なんと、メルセデスがワンツーで制する。
フェルスタッペンは出だしに乗れず

1/58 YELLOW FLAG(SC)

コーナーの混戦で
ストロールとルクレールが接触。
ルクレールはそのままグラベルへ。
SCとなり、そのままリタイア。

SCのタイミングで数台ピットイン。
「レース中に最低2種類のタイヤを使うこと」
というルールを消化するため
早々にハードタイヤにチェンジするマシンあり。
残りをハード1本で走り切るタイヤ戦略を取る。

4/58 レース再開
SC明け上位は以下の通り。

ラッセル
ハミルトン
フェルスタッペン
サインツ
アロンソ

7/58 YELLOW FLAG(SC)

アルボンがコーナーでリアを滑らせ
そのまま回転。コースアウト。
壁にあたりフロントが壊れる。
さらにマシンが跳ね返り
コース上に止まる。
危うく大事故になるところでもあった。

アルボン。
予選から好調だっただけに
厳しい結果に終わる

このSC間に
ラッセル、サインツがハードタイヤにチェンジ。
タイヤルールの義務を消化し
このまま最後まで走り切る戦略を取る。

8/58 RED FLAG

アルボンのマシン及び
グラベルの砂を撤去するため
黄旗から赤旗に切り替わる。
全車ピットイン。
赤旗ストップ間にはタイヤ交換が可能。
順位を犠牲にし、わざわざ前の週でタイヤ交換した
ラッセル、サインツには厳しい展開。
順位が入れ替わる。

9/58 レース再開

SC先導で1周、
その後、スタンディングスタートとなる。
18台で改めて10週目から2度目のスタート。

デフリース、サージェント以外は
全員ハードタイヤ。
この後も何かが起きそうな予感しかしない。

再スタートの上位は以下の通り。

ハミルトン
フェルスタッペン
アロンソ
ガスリー
ラッセル
ストロール

ガスリーが4位につける。
ラッセルは6位まで後退。

12/58

フェルスタッペンがハミルトンを抜いて首位に。
DRSでオーバーテイク

13/58

ラッセルが4位に浮上

15/58

サインツが6位に浮上。
SCでのタイヤ交換戦略が裏目に出た分
その遅れを巻き返せるか?
既にルクレールがリタイアしているだけに
フェラーリとしても重要なポイントとなる。

18/58 YELLOW FLAG(VSC)

ラッセルが突如順位を落とす。
PUが発火し、ピット出口付近に停車。
ラッセル、リタイア。

好調なスタートだっただけに
非常に悔しい結果に終わる。

19/58 レース再開

VSC明け明け上位は以下の通り。
フェルスタッペン
ハミルトン
アロンソ
ガスリー
サインツ
ストロール

25/58

レース再開以降、上位順位は変わらず。
首位フェルスタッペンは
2位ハミルトンと5.7秒の差をつける
ぶっちぎりぶり。
相変わらずである。

この週、サインツがガスリーをオーバーテイク
サインツ、4位に浮上。
フェラーリの表彰台圏内が見えてくる。

27/58

我らが角田裕毅は中断争い。
今度こそポイントが欲しい今回のレース。
この週、オコンに抜かれ11位に後退。
オコンとのタイム差が2秒弱まで開く。
レースも折り返し。
ここから離されず、いかに追い付いていけるか?

47/58

17位デフリース、ここでソフトにチェンジ
ファステストを狙いにいく。

48/58

残り10周。
首位はフェルスタッペン。
2位ハミルトンと10秒以上も差をつける展開。
今回もぶっちぎり優勝は手堅いか。

暫定の上位順位は以下の通り。

フェルスタッペン
ハミルトン
アロンソ
サインツ
ガスリー
ストロール

ハミルトン、アロンソ、サインツ
まだ表彰台は不透明。
まだまだバトルは続く。

なお、ピットスタートとなったペレス。
グングン追い上げ、7位までの登りつめる。。

角田はその後、抜かれる展開。
14位まで後退。
ポイント圏内、10位まで25秒差。
今大会も非常に厳しい展開となっている。

54/58 YELLOW FLAG(SC)

マグヌッセン、リア右破損。
タイヤが完全に外れ、リタイヤ

残り数周での黄旗。
タイヤ交換含め、各チームがどう出るか?

55/58 RED FLAG

マグヌッセンのデブリが多いため
赤旗に切り替わる。
三度、直前のタイヤ交換組が面食らう展開。
そして何より、
トップ独走のフェルスタッペンが
何より納得できない展開。
スタート方法によるが、
優勝がどうなるかわからなくなった。

全車、この間にソフトに切り替える。

57/58 レース再開&RED FLAG

SC先導にてスタンディングスタート。
本日3度目の信号によるスタート。
上位のスターティンググリッドは以下の通り

  フェルスタッペン
ハミルトン
  アロンソ
サインツ
  ガスリー
ストロール
  ペレス

1コーナーはフェルスタッペン
しかし、サインツ、ストロールの接触に始まり
多くの車が接触。
即、赤旗となる。

オコン、ガスリー
サージェント、デフリース

マシン破損、グラベル乗り上げ等々
各々の理由で上記、全てリタイヤ。
再スタート順番を元に戻すのか?
はたまた、そのままレース終了とするのか?

ドライバーにとって不満の残る展開となる。

尚、サインツはストロールとの接触で
5秒のペナルティを課される。
残り1周のため、
ゴール後に5秒プラスされる形。
再スタートという車間が無い中の5秒は
あまりにも痛すぎる。

58/58 レース再開&ファイナルラップ

残り1周のレース。
SC先導でのローリングスタートとなる。
しかし、実質のパレードランのため
そのまま1周を消化してレース終了となる

リタイヤした車を除いて
グリッドは元の順位に戻す形となった。

  フェルスタッペン
ハミルトン
  アロンソ
サインツ
  ストロール
ペレス
  ノリス
ヒュルケンベルグ
  ピアストリ
周冠宇
  角田裕毅
ボッタス

上記順番のまま
コントロールラインを超えて
レース終了。
尚、サインツは5秒ペナルティにより
12位となった。
これにより、順位が繰り上がり
角田裕毅が10位で
今シーズン初ポイント獲得


決勝結果

01位 フェルスタッペン
02位 ハミルトン
03位 アロンソ
04位 ストロール
05位 ペレス
06位 ノリス
07位 ヒュルケンベルグ
08位 ピアストリ
09位 周冠宇
10位 角田裕毅
11位 ボッタス
12位 サインツ
13位 ガスリー(完走扱い)
14位 オコン(完走扱い)
15位 デフリース(完走扱い)
16位 サージェント(完走扱い)
17位 マグヌッセン(完走扱い)
18位 ラッセル(リタイア)
19位 アルボン(リタイヤ)
20位 ルクレール(リタイア)

8台がリタイアするという波乱の展開。
スタートからゴールまで
黄旗→赤旗に左右されるレースとなった。
スタート直後、ゴール直前。
ここぞというときのこのトラブル。

特に57周での再スタート時の
大規模クラッシュが
全てを狂わせる結果となった。

ぶっちぎり首位だったフェルスタッペン。
最終的には首位で終えるも、
納得できない展開となった。
後方ドライバーはポイントを狙えるという
最後の最後にビックチャンス。

本当に多くのトラブルが起きたレースだったが
これも含めて
レースであるのは間違いない。

どのスポーツでもトラブルはつきもの。
いかに冷静に、いかにルールに則って
上手くやれるかどうかにかかっている。

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