アボンリーへの道 #44


Sara and the Marshal / Moving On あこがれの人
あらすじ
連邦保安官ザック・モーガンの一座がアボンリーにやってきた。
ハンサムなザックのカッコいいカウボーイ・スタイルに
セーラはひとめで恋に落ちてしまう。
彼の気を引くために、セーラはフェリシティの助言の通り
落馬してみせる。ザックは、セーラの気持ちに気づき、とまどうが
同僚はセーラを一座に混ぜて、再起をはかろうとする。

コメント
このエピソードの見どころは、ザックがセーラに
この稼業が見かけほど派手じゃないことを告げるシーンでしょう。
セーラは、自分が注目されて有頂天ですが
ザックは、旅回りが長い分、苦労も知っています。

自分は架空の生活を作っている気がする、なんて
ザックがしみじみと言うシーンには、
胸になにかが迫ってくるような気がしました。
ザックは優しいね。

声をあてておられたのが、安原義人さんのはず。
この方は、マイナーなドラマ
『スターマン』とか『タイムマシーンにお願い』の
主役の声をあてておられたことがある。
この二つのドラマの印象では、
安原義人さんは、人が良くて色んな事ができる人、
みたいな役柄をあてることが多い気がする。

安原義人さんの声を聞くのが久々だったので、
懐かしく思いました。
セーラのことを、大切に思ってるんだろうなと
うすうす、感じさせるセリフや表情があって、
流れ者かもしれないけど
スレてないのがよくわかります。

自分がウソをついてショウに箔をつけているのを
「嘘も方便」なんて平気でいるくせに、
心の中では、そんな自分に嫌気が差している。
それでも、この道しか生活の糧がない。
ザックのやれる演劇は
「ワイルド・ウエスト」な保安官役として
サーカスめいたことをすること。

刹那的な生活に飛び込もうとするセーラ。
情熱的で思い込んだら一直線。
置いて行かれてショックだったけど
これがザックの最後の思いやりだったと気づく時が
いつか、必ず来るでしょう。

#テレビドラマ感想文 #アボンリーへの道

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?