野菜の肉詰め

夏になると週に一回ぐらいは野菜の肉詰めを作る。毎週日曜日にマルシェで茄子とズッキーニとパプリカ、それからファルス・ア・トマト(トマトの肉詰め用ひき肉)を買う。

フランス人はその名の通りトマトに詰めてオーブンで焼くことが多いみたい。私はトマトではやったことないけど。
そしてフランスでは野菜の肉詰めの付け合せは何故か必ずお米と相場が決まっている。パンとかパスタとかではちょっと違うんだね。なんでかな。

野菜を半分に切り、ズッキーニと茄子の中身をほじくり出したらみじん切りにして挽肉と混ぜる。
野菜に小麦粉か片栗粉を軽く振ったらタネを詰めて、パン粉を少しかける。
フライパンに多めのオリーブオイルを入れて両面に焼き目をつけたらあとは蓋をしてしっかりしんなりするまで放置。

オーブンよりもフライパンで調理した方が早いし乾燥しないから美味しいと思う。
会社にお弁当で持っていくとどうやって作ったの?と聞かれる。
そしてフライパンだと答えると驚かれる。野菜の肉詰めはオーブン派が多い模様。

ただ困るのは、中部地方出身の人間としてはこの野菜の肉詰めには絶対に「献立いろいろ味噌」をかけたくなる。
味噌がない肉詰めを、美味しいけどなんかちょっと違うんだよな〜と思いながらも毎週食べるのだった。

フランスの某雪国で夫と二人暮らし。毎日こつこつ生きていけたら良いけど。旅行、アート、料理、ロック、漫画などが好き。