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【インターンレポ#13】ついに完成!上山ツリーハウスをご紹介🌲

こんにちは!インターン生の近藤です!
今回の記事では、私が通っている東北芸術工科大学のプロジェクトで製作したツリーハウスについて紹介させて頂きます🌲

1.ツリーハウスとは?

Tree House project  11号樹「hinode」
山形県白鷹町

生きている木を土台(基礎)にしてつくられた建造物のことです!

建物ですが、建築基準法での建築物とは「土地に定着するもの」なので、ツリーハウスは建築物とみなされてはいないそうです。

建物なのに建築物ではないなんて、なんだか不思議ですね。ですが、法的に建築物ではないとなるとますます特別感が倍増してワクワクしてきます☺️

そのようなワクワクする建物で子どもたちに楽しい思い出に残る経験をしてもらいたいと思い、私は大学のプロジェクトでツリーハウスを作っています!!

2.Tree House project


「Tree House project」とは東北芸術工科大学の建築・環境デザイン学科で活動しているプロジェクトです!

このプロジェクトは震災の年(2011年)に発足しました。震災当日、学生もボランティアの人も落ち込んでる人が多かったため、単純に楽しいことをやってなんとか打破しようと思ったところ、学生から「ツリーハウスを作りたい」という声が上がり、このプロジェクトが出来ました。

実測・デザイン・設計・施行・運搬  ほとんどの作業を生徒のみで行い、構造面等では芸工大の教授が確認を通して作っていきます!

3.今回手がけたツリーハウス

今回は山形県上山市にある蔵王猿倉スキー場にツリーハウスをつくらせて頂きました!



とても自然豊かで冬はスキー、夏は釣り堀ができるなど四季とわず、楽しめる場所です!

そのような素敵な場所で製作する機会を頂き、猿倉スキー場の関係者の方にもたくさんご協力して頂きました。

補助材・土台設置をしているところ

作業中の安全、子どもたちが使用する際の安全面を最優先に作業していきます。

4.ついに完成!

ツリーハウス名「ひなた」
製作期間:9月~11月、2月~4月  合計:約半年


2022年4月29日 ついにツリーハウスが完成しました!✨

コロナの影響で製作を始めるのが例年よりも遅かったり、製作の泊まり込み合宿が出来ず、人手が毎回足らなかったりと問題や辛い事がとても多くありました。
ですが、スキー場に訪れた多くのお客さんが楽しみにしてますと声をかけてくださったので頑張ることができました!!

例年ではスムーズに進み1ヶ月、長くても3ヶ月で完成のところ、今回はとても長い時間がかかってしまいました。
ですが、子どもたちを笑顔にできる場所をつくれて安心と嬉しさでいっぱいです☺️

ツリーハウスのこだわりは形が八角形であるところです!
猿倉スキー場の社長さんが「ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじのようなデザインにして欲しい」と仰っていたので、和傘をイメージした八角形のデザインにしました!
私のプロジェクトでは八角形の事例がなく、角度を保ったり、土台にどう乗っけるかなど、苦戦の連続でした。社長さんの想いと、子どもたちが楽しめるようこだわり抜いた設計です。

ツリーハウス内の壁は子供たちが描いてくれた絵を壁に使用しています🖼

ツリーハウス「ひなた」、 よかったらぜひ見に行ってみて下さい🏡


5.プロジェクトを通して学んだこと

今回のプロジェクトは場所が山の辺りであることから、天候が安定しなかったり、斜面での作業であったりと、例年とは違うことが多く、なかなかスムーズにいきませんでした。今回のプロジェクトでは代表を務めていたこともあり、様々な人や問題の板挟み状態でした。

けれど、辛い事が多い中、学んだこともとても多かったです!
遊具をつくる時の基準法や、子どもたちが遊ぶ時の目線、ツリーハウスの構造や安全性強化には何が必要か。メンバーをまとめるにはどうしたら良いか。より効率に作業を進めるために必要なことなど。大学の座学だけでは決して学べない、プロジェクトに入っていたからこそ学べたこの体験はとても貴重なものでした。

大変なことがもちろん多かったですが、結局最後はプロジェクトに入ってよかった、子ども達に楽しんでもらえるモノをつくれて良かった、という気持ちが1番大きいです!
この経験を体験して終わりではなく、インターンやこれから自分がやりたいことに活かしていきます!

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!


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