ライブ配信をはじめ、鳴かず飛ばずで1年が経ち、自分はライブ配信に向いていないことに気づいた。

【結論】

1.媚びれない・・・【２６話】
2.嘘つけない・・・【２７話】👈今回はここ
3.課金の壁

前回に引き続き今回は2つめの「嘘つけない」について記す。自分の失敗談が誰かの参考になれば幸いである。

嘘をつけない人はライバーには向いていない。ライブ配信アプリの世界は嘘が飛び交っている。
自己紹介欄の嘘、プロフ写真の嘘など当たり前なので、ここではコメントや発言の嘘について焦点を絞る。

【惨めなオッサン】

ライブ配信アプリでよく耳にする「枠周り」という言葉がある。
枠周りとはライバーがリスナーとして他枠を訪れ、存在をアピールする行為だ。常連のリスナーがライブ配信をしているのならばライバーはギブ&テイクの精神で常連リスナーがやってる配信に行き、コメントで盛り上げたりアイテムを投げたりするのが一般的だ。

人気ライバーになってくると義理で行く枠は多くなる。しかし、人気ライバーも暇ではない。時間の許す限り枠周りをするのだが、自然と優先順位が生まれてしまう。当然それはアイテムの数的貢献度に依存する。

そこで、貢献度の低いリスナーを繋ぎ止めておくために自分の配信中に
「あー🥺最近〇〇さんの枠行ってないやぁ〜、行きたいんだけどさぁ、配信しているタイミングが合わなくて、、、」

という言い訳を繰り返す。そもそも行くつもりがないのだが、忙しいという嘘を相手にも、自分にもつくのである。

よく目にした惨めな光景は、独身の４０を超えてそうなおっさんがダラダラとライブ配信をし、累計１００万円を超えるアイテムを投げている人気ライバーからスズメの涙ほどのアイテムを投げられ、一瞬で去って行かれている光景だ。

見ず知らずの女に騙されて養分にされている男ほど惨めな存在はない

ライバーは人気がなければ何の価値もない。オカルト宗教、芸能人、政治家と同じである。

人気を集めるためには嘘をつかなくてはならないことは、世の中当たり前のことである。

生理的に受け付けない人でも「ありがとう！愛してるよ💗チュ💋」と言ってあげられなければ、人気ライバーにはなれないのだ。

男性ライバーでもこれを言っている人にはリスナーは着いている。私はこれができなかった。

付き合ってる彼女、嫁にならいくらでも、どこででもできるのだが、目に見えない、好意もない人に、誰に見られているかもわからない場所で「チュッ💋」なんて音を立てることができなかった。

これができる人を男女問わず尊敬する、、、

【この世に絶対はない】

「絶対大丈夫！」「１００％いける」「全力でやる」「必ずできる」「しっかりやる」
という言葉が好きな人がいるようだ。政治家がよく口にしている。

日々の生活で自分では答えが見つけられないような人に対して、このような言葉の受けはいい

無責任な言葉で人気を得たところで、結局自分の中の空虚感は拭えない。
自分を信じ、崇拝してくれる人たちに、自分という存在の責任を持てるのだろうか？
自分を支持してくれる人に同じ気持ちを返せない、返さない、返す必要もないと言えなければ人気ライバーにはなれない。

【嘘で支持を得続ける】

ライブ配信アプリの世界ではライバーは目先の人気を得るために嘘でリスナーを繋ぎ止めなければならない。
人間関係において相手を褒めることは回り回って自分の徳になり、支持を得ることになる。誰だって褒められれば嬉しいし、褒めてくれる人は味方だと思う。

ライブ配信の世界ではリスナーの実態は見えづらく褒めるところが見つけづらい。結果、「優しい」「モテそう」など適当な褒め言葉を使うしかない。まるで子供をあやすかのような言葉を見ず知らずの大人に言うことが私にはできなかった。

【まとめ】

生物学的に嘘をつくのは人間の特別な能力だ。ヒトが社会性を重んじる種である以上、必要な嘘は存在する。だから嘘をつかなくては生きていけない。ただ、ライブ配信における嘘があまりにも浅はかで馬鹿馬鹿しいものだと感じ、自分の居場所ではないと思ったのだ。画面の向こうから聞こえてくる嘘に溺れ、抜け出せない者たちが少しでも減るように願う。

次回👇へつづく
3.課金したくない
お金で人気を買うか、広告費として割り切るか

次回以降の内容キーワードのメモ
・応援する人の心理「伸び代が見えるから応援する」
・ママライバーの葛藤
・嘘が嫌い、でもジョーク大好き、嘘つき誤魔化すライバーたちの末路
・オーガニックコスメの夢を追うライバーとインチキ
・投げないリスナーなど要らないと言ってるよね？
・あなたは有料？無料コンテンツ？価格設定の難しさ
・信用スコア、SNSのアルゴリズム。
・アイデアはいくらでもある、、、
・インスタにイケメン加工あげてみた
・『超高音ボーカル』て、、、コイツ「イタイ奴」やなと思われてる？
・コンテンツの変化
・著作権ガン無視のライバー達（DJ配信て、原曲流してるだけやん）
・TikTokやっても時すでに遅し
・TwitterについてSNSとは