映画な話「デスペラード」

1年に何度も観る作品があります。
何度どころではありません。


もう、何度も何度もです。
ふと思えばそこだけ、もしくはその部分だけ。
もしくは最初から観るけれど、眠ってしまうかもしれない、
けれど、内容は知っているから気は咎めないので、それでも
観たいという作品、それがこの作品です。



クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作のレザボア・ドッグス
で出演していたスティーブ・ブシェミが冒頭から登場し、


「チャンゴ。」


アメリカ本土は足を運んだことがないので分かりませんが、
現地にもないであろうイメージの(もしあるのならごめんなさい)、
砂埃まみれのショットバーのカウンターに座り、カウンターのテーブルを
リズムよく叩いて云うのです。


よく、それを真似してショットバーでやっていました。
チャンゴという銘柄のビールは架空のものではなく、
実際にアメリカにはあるそれだと信じ込んでいて、なので
不思議にも実在するしないは考えもしませんでした。
パルプフィクションなどでの煙草もそうらしいのですが、
煙草に関してはてんで関心がないので、なので銘柄の
記憶すらありません。

煙草の銘柄に気づいた知人は、僕に疑いを立てるのです。
実は話を合わせているだけで、好きでもない癖に好きなフリを
していると疑惑を立てるのです。

セブンスターとマイルドセブンの違いが分からず、いつも
怒られていた過去があるからなのかもしれません。
ピースとショートホープもそうでした。
母と父と好きな銘柄を頼まれて、買い物に行くのですが
いつも間違えて買ってきて、親はその度呆れていました。

冒頭のチャンゴに戻ります。
「あっちゃん、はいトマトジュースね。」
練習後、自宅マンション1階にあったショットバーに
立ち寄ってはそんなやりとりを。


そこが、初っ端から好きです。


この監督のロバート・ロドリゲスは、クエンティン・タランティーノと
盟友で、作品の色自体は似ていると思います。


タランティーノ氏も友情出演している程です。
序盤に出てきて早口で喋り倒します。
小便を周囲にかけ散らかして、周囲から反感を買わずに
銭を儲けた男の話しのくだり、大好きです。

ロバート・ロドリゲス監督のこの作品もフロム・ダスク・
ティル・ドーンも大好きです。
チャンゴという銘柄のビールが舞台のメキシコ、もしくはアメリカ
には販売しているのだと思っていました。


当時はAmazonなどないので、でも探すのですが見つかりません。
知人に訊くも知りません。
そりゃそうです、ないのですもの。
同様に大好きなパルプ・フィクションでもあるそうなのですが、
素通りしてきました。
僕は、煙草を吸わないからです。


煙草についてはこれまで幾度も記していますが、健康を気にして
簡単にやめた人には苦しんで死ぬまで吸えよと思います。
喫煙を注意されて唾吐いたり、火の付いた吸いかけの煙草を
投げつけた人、押し付けた人のみに思います。


「煙草は身体に良くないからさ、」

今頃そう、ほざいているのでしょう。
煙草にはいい思い出がありません。

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映画やドラマなどを観た感想を 自分の視点で記します。

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。