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思い通りにならない苛立ちが散財につながる

暑い。
酷暑の名にふさわしい気候に音を上げそうになる。

京都は祇園祭真っ最中で、前祭りの巡行を終え、
早くも後祭りの鉾が建ち始めた。
街は朝から騒がしく、こんな日は家でダラダラするに限るなと思い、
パソコンの前に座っている。

さて、本日の本題。
最初から告白してしまうと、私は貯めれない女である。
会社員としての稼ぎはあるはずなのに、貯金なんて、ほとんどない。
何故か?
答えは明白。使ってしまうからだ。
しかも、お金の本によく書いてある貯めれない人の特徴にピタッと当てはまっている。
・少しずつ使う
・余ったら貯金すればいいやって思ってしまう
・欲しいと思ったら、直ぐに買ってしまう(我慢の底が浅い)

そんな私だけれども、色々やりたいことが出来たので、
ここはひとつ、軍資金を準備せねばなるまいと思い、今までのお金の使い方を見直してみた。

すると、面白いくらい感情に左右されていることが分かってきたのだ。
正直に書くと、イライラした時にお金を使う傾向が顕著だ。
特に、仕事が忙しかった時。上司との折り合いが上手く行かなかったとき。
認めてほしいのに、認められなかったとき。
こんな時は、パーッと使ってしまっている。
お金を使うってことは、モノやらサービスと交換することだ。
だが、お金を使うことって、それだけに留まらない。
お金を使うことで、充足感を得ているのだ。

「快感」とも言うべき、この感情。
大きい買い物とかをしたときって、「買ってやった」って思う時って、ありませんか?
小さいものを買う時も、欲しいと思ったら、もう買っていませんか?
そんな時、ちょっと快感を覚えるはず。

まさに、この快感を味わうことで、今自分が直面しているネガティブなことを一瞬だけ忘れることが出来る。埋めることが出来る。
でも、一瞬だけしか覚えられないから、また使っちゃう・・・
だから、お金を使うって止められない。

つまり、ポジティブではなく、ネガティブな感情を埋めるために、お金を使って快感を買っているのが私だったんだなと思う。

そして、その根っこは「自信がない」「仕事が上手く行かない」「誰か私を助けて」といったネガティブな感情を埋めるために、
考えるまでもなく、事前に歯止めがかからなくなっていたから。

じゃあ、これって、どうして治せばよいの?
お金を使わなくても良い状態に自分を置くしかないなと思う。
つまり、ネガティブな感情がない状態。
好きなことをして、自分自身が満たされている状態。
そう考えると、旅から帰ってきて、しばらくは確かにお金を使わないようになる。
だが、しばらくして仕事が忙しくなって来たら、使ってしまうの繰り返しだ。

お金って人が発明したものの中で、もっとも人間の根源に触れるものだと思う。
人の心の在り方を簡単に変えてしまう力を持っている感じ。
それこそ、片づけれない人たちが、その代表のような気がする。

片づけれずに、モノを溜め込むことで、何かを満たそうとしている。
満たすために、お金を使って、「買う」充足感を得続けている。




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