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アラフォーのラブレター

この年になって恋をするのは・・・正直予定になかった。

ただ、ずっと一人で生きていくには、いかがなものかと思っていたので、
まぁ。流れるままにとは思っていたけれど、
実際に恋をしてみると意外と難しいことが分かる。

彼とはコロナでなかなか実際に会うことが叶わなかったが、
実際に会ってみると、とても安心できる人だと分かった。

その彼

本当は最初に聞いておかなきゃいけないことがある。

家族はいるの?

でも、怖くてなかなか聞けなかった。
そう。この年になって、恋が終わることを恐れていた。

だから、2回会って2回とも聞けなかった。

その間、彼とは指一本触れていない。
ただ、お酒を飲んで、たわいない話をして、笑っていただけ。

でも、楽しかった。

そんな状況を、なぜか順調かに思えた。

お互い忙しい身。
仕事が重なって会えなくて、心のバランスを崩す。

会いたい。

その一心だけだったけれど、彼には重かったらしい。
依存する心は見透かされ、冷たくあしらわれた。
それで、1か月の音信不通。

これには参った。
おかげで仕事が良く進んだ。

でも、久々に声を掛けてきたのは、彼だった。

嬉しかった。
ただ、会いたくなかった。

会う前に、このまま続けていいのか分からなかった。

だから、手紙を書いた。

家族はいるの?
私があなたの横にいていいの?

でも、あなたのことは一緒にいて楽しくて、安心する。

会いたい。

書いて、コピーも取らずに封筒に入れて、
知り合いの店に取りに来いと、ほぼ強制的にLINEする。

書くだけ書いて、託した。
あとは、待つだけ。

彼から連絡がいつ入るのか。

もしかしたら、彼は手紙を取りにさえ行かないかもしれない。

でも、とりあえず、やることはやった。



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