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好きな映画を語る〜「風と共に去りぬ」

先日、職場で「好きな映画」について話が弾んだことがありました。

その場にいた数人で、それぞれが好きな映画を思うままに挙げていきます。

私が挙げたのは、
「スター・ウォーズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「アポロ13」「ショーシャンクの空に」「ゴースト」「ローマの休日」「プラダを着た悪魔」「ボヘミアン・ラプソディ」などなど。
わりと一般的でしょうか。

でも、一番はやっぱりこれ。
風と共に去りぬ
不朽の名作ですね。

初めて観た高校生の時はお子ちゃまだったのでその良さがよくわかりませんでした。ハッピーエンドじゃない!と。

次に観たのはその数年後。近くの映画館でリバイバル上映されたのを観に行きました。
少し大人になった私は、第1部のラストに感動し涙が止まりませんでした。

命からがら故郷のタラに戻ったスカーレットが、変わり果てた屋敷や家族の姿に打ちのめされるシーン。
畑の大根を引っこ抜いて貪り食べ、そのみじめさに涙を流します。

I'll never be hungry again.

夕焼けの中こぶしを握りしめて神に誓う彼女は本当に美しかった。
もうこんなみじめな思いはしない。何としてでも生き延びてやる。今までにみないようなヒロインの姿でした。


そして、第2部のラストの良さがわかったのは、それから更に何年かたってからです。

スカーレットの最後のセリフ。
名セリフとして有名ですね。

Tomorrow is another day.

シンプルな英語ですが、和訳がとても難しいと感じます。
映画の字幕は、確か「明日に望みを託して」だったと思います。
原作の訳は、「明日は明日の風が吹くわ」みたいな感じだったかと。
人それぞれにピッタリくる訳があるのかもしれません。

日本ではこのセリフがとても好まれていますが、本場アメリカではちょっと違うようです。
「アメリカ映画名セリフベスト100」の1位に選ばれたのは、レット・バトラーのこのセリフだそうです。

Frankly, my dear, I don't give a damn.

ラストシーンで、追いすがるスカーレットにレットが言い放ったセリフ。
「おれの知ったこっちゃないよ」
て感じでしょうか。

なぜこのセリフがうけるのか日本人にはちょっとわかりにくいですが、アメリカ人の気質や宗教観に依るところが大きいようです。

レットに去られて混乱するスカーレットですが、故郷タラを思い出して顔を上げます。
立ち直りが早いスカーレット。本当にたくましい。

I'll think about that tomorrow.

明日考えよう。 

これは私の座右の銘でもあります。
今考えてもしかたないことは考えない。
夜は特にあれこれ考えない。なるようになる。
そして、
Tomorrow is another day.
のセリフにつながります。

言いたいことが多すぎてまとまらなくなってきました。
どうしたらうまく伝わるのでしょうか。

明日考えます。



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