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#7成功の鍵は没頭力

【人生の豊かさは没頭力で決まる】

没頭力はただの〇〇力の類ではなく、
メンタルの健康や経済的成功、知的好奇心、行動力、意欲など、

より豊かな人生を送る上で欠かせない、
『(人生の)成功者の必須条件』だと確信している。

将来に不安や焦りを感じている人や、

『これだけは誰にも負けない』
と胸を張って言えるものが思い浮かばない人、

『自分らしさとは』に日々頭を抱えている人は

ぜひ最後まで読んで欲しい。

🔸没頭とは

没頭とは文字通りのめり込むことなのだが、

正確には『やらないといけないことがおろそかになるほどの熱中』という定義があるらしい。

これまでの人生を振り返って考えてみても、

他のことが見えなくなるほどのめり込んだ経験や

全てのストレスから開放され、時間すらも忘れ、
ただその瞬間だけに100%の意識と興味と心を奪われた経験が

どれほど『貴重』で『難しいこと』かは僕だけじゃなく
年や人生経験を重ねれば重ねるほど想像に難くないだろう。

🔸没頭力のない大人はつまらない

何に対しても浅く、
持っている知識はネットで調べた情報だけ。

印象操作の上手さだけは一流の週刊誌によって書かれた情報を鵜呑みにし、さもそれが全てかのように語る。

ゴシップに限らず、全てにおいて

根本は理解できておらず、
知識を覚えただけなので全く応用が効かない。
奥深くにある地味で理解に根気を要する
本質そのものやそのものの意義や存在価値、
仕組みや構造、背景までは調べる力がなく、
表層にある派手で、簡単で、インスタントな刺激ばかりを求める。

これはまさにAIによって個人の趣味嗜好をかなりの精度で把握され、刺激的で派手な動画ばかりを無限に浴びれるこの時代において、無視してはいけない深刻な問題だと思っている。

直近のわずか数年ほどの間でも、

音楽からイントロが消え、活字の本を読める若者は確実に減り、言語能力や読解能力の面でも様々な専門家からも危惧されていることは事実である。

話を戻して、

そんな『薄い知識しか無い大人』を誰が尊敬するのだろうか。
調べたら誰でも分かる情報しか知らない人と、
本当に有意義な情報交換は出来るだろうか。
自分の頭で考える力すらない人間が誰かに何かを与えられるだろうか。

一言で言うと、
『没頭できず、薄っぺらいから』人生がつまらないのである。

🔸没頭は何よりも効く精神への薬

少々言葉がきつくなってしまったが、

それほど『本気』で思っているということの現れである。
そして過去の自分への戒めも含んでいる。

僕は10年間の鬱の中で、
この没頭について恐ろしいほどの時間を費やして考えた。

調べ、学び、何度も何度も思考を繰り返し、
孤独に耐えながら真っ暗な部屋で一人考え続け、
揺るぎない自論を練り上げた。

完璧に表現出来るかはわからないが可能な限り読んでくれる方に伝えたい。

鬱やメンタルの不調、
それ以外にも人生に悩みを持つ人の中には

生きることの希望を見失い、
自分自身への信頼や肯定感までも失い、
生きている事自体が辛くなっている人もいるだろう。

楽しいことが分からない。
自分が何をしたいのかすら分からない。
やる気が出ない。本気になれない。
その上、日常には信じられないほどのストレスが無限にある。

楽しいことは無いのに、無限のストレスを浴び続ける。
それでは精神を病んでも全く不思議ではない。
むしろ病むほうが真っ当な世界だとすら思う。

特に日本人には我慢が美しいという謎のプログラムが
DNAに組み込まれているので、

なおさら精神を蝕む出来事は多い。

没頭することで、
過去や未来、日々のストレスから開放される。
没頭こそが精神への薬である。

🔸何者かになりたいのなら没頭力が必須

人はなぜ鬱になるのだろうか。
鬱のなり方には大きく分けて2通りある。

・大きく明確な理由があり急激に鬱になる場合。
・小さな出来事が無数に重なり徐々に鬱になる場合場合

前者の場合はいじめやパワハラ、
大切な人を亡くす経験のような想像を絶する出来事によって精神が一気に崩壊する。

後者の場合は、
自己肯定感、人間関係、失敗の連続、
発達障害による生き辛さなど、
背景は様々でありほとんどの場合『これだ』と断言は出来ないだろう。

だが、どちらにも共通する鬱になる理由がある。

それは『希望が消え去る』ということ。

仕事が辛くやめたいと思っている人は、
その仕事が激務だから鬱になるのではない。

その辛く苦しい時間が永遠に終わる日が来ないと悟った時に鬱になるのである。人間関係も、学校生活も同じ。

希望が見えないということは、

今日も苦しく、明日も苦しい。
来週も、来年もこの先ずっと苦しい人生を送ることが決定することに近しい。

過去に囚われると、
この『希望が消え去る』ということから開放されるのは急激に難易度を増す。
過去には戻れないからだ。

出口のない迷路に迷い込み、生き続けることすら耐えられなくなってしまう。
過去は絶対に変えられないので『今』の何かを変えるしかない。

過去の出来事に対する『今の』捉え方や考え方、感情、気持ち、自分の中での整理などに向き合うしかない。

鬱になる仕組みを話したところで、没頭に話を戻すと、
没頭できると『かすかな希望』が見えるようになる

最初は針の穴ほどの小さな光だが、
没頭できれば出来るほどその光が大きくなっていき、

いずれ自分の周りを光に満ちた世界にしてくれる。

🔸没頭が出来ない仕組み

これまで没頭することがどれほど精神や人生に必須かということを書いてきたが、

没頭できない仕組みに対する考察を書いていく。

特に、

・なにをやっても中途半端
・集中力がない
・継続できない
・詳しくなれない
・勉強しても成長速度が遅い
・ひとつでも極めていると言えるものがない
・自分のこれからの人生に悩んでいる
・この先どうやって生きていけばいいか分からない。

他にもあるが、一つでも当てはまった人には朗報だ。

過去の自分を含め、
没頭できないのにはちゃんと仕組みがある。
それは『頭の中をストレスが支配している』ということである。

過去のXでのコラムでも何度か書いたが、

僕は『認識していないものは存在しないことと同義』だと思っている。

反対に、認識した時点で自分の頭の中には確実にいる。
だから負の感情を持たないためには負の情報から離れようという理屈になる。

マイナス情報ばかりに触れている人は次第に心が荒んでいく。
無意識にネガティブな感情のほうが湧きやすくなるからだ。
反対も同様である。

また脱線してしまった。
話を戻す。

(例え話のほうがわかりやすく説明できる)

少年Aと少年Bがいる。

少年A・・・没頭できる
少年B・・・没頭できない

二人は仲の良い友達。放課後にAの家でゲームをする。
モンスターを倒すゲームだ。一回のゲームには30分ほどかかる。

(没頭できない少年B)の家は非常にしつけが厳しく、
門限の時間を一分でも過ぎると晩御飯が抜きになるほどだ。
玄関の鍵は閉められ、寒空の中何時間も放り出されてしまう。
またBの母親はヒステリックで、
一度怒りはじめると怒りが収まるまでに何時間もかかってしまう。特に遊びに行って帰りが遅くなると最悪だ。

そんな背景で、少年Bは『絶対に』門限までに帰らなければいけない。

少年Aと少年Bはモンスターを倒すゲームで協力プレイでボスに挑んでいた。

何度も負け、その度に戦略を立て直し、挑戦を繰り返す。
この時の少年Aと少年Bの頭の中にあるものを書いてみよう。

『少年Aの頭の中』

・ボスをどうしたら倒せるか
・ボスの動きは〜で
・この装備だとダメージが・・・
・マップはここで、こんな特徴があるから・・・

『少年Bの頭の中』
・今の時間は17時・・・門限の18時まではあと1時間
・自宅までは自転車で飛ばせば5分、いやあそこの信号長いから止まったらまずいな、念の為10分前には出よう
・今日絶対にボスを倒したいってAは言ってるから、次で勝たないと時間的にもう1回は出来ないな
・先に次で最後って言っといたほうがいいか・・・急に帰るって言うとAに悪いよな、いやどうしようか

この差が没頭力の差へと繋がる。

つまりは、

どれだけ『頭の中に没頭したい対象の物(今回はゲーム)しかない状態を作れるか』ということになる。

🔸没頭するために必要な考え方

前述した通り、
没頭するには頭の中をその対象のもので満たすことが重要になる。

可能な限りストレスを自分の世界から排除し、心も穏やかで静かな状態が理想である。
その理想的な状況を作り出すには、
あらゆるノイズを『減らすこと』がポイントとなる。
物、情報、ストレス、気になること、雑音、焦り。

無意識に没頭できる人は
没頭しようと思ってしているわけではない。
ここは正直、
生まれ育ちの影響も大きいと思う(もちろん個人差はある)

食べるものや寝る場所に困らず、ストレス無く、
自由に取り組める環境だったか、
多くの心惹かれるものに挑戦する機会に恵まれたか、
安心できる家族がいて絶対に応援してくれる両親がいたか。

もしくは少年Bのように
沢山の気にかけないといけない事から
常にストレスを受け続けて少年(少女)期を過ごしたかによって
大きく変わる部分だとは思う。

ただ、前述した通り
過去は変えられない。
これからの人生をどうするのか。
何に没頭して何を極めるのか。
それが今後の人生の充実度を左右するだろう。

僕は多くの機会に恵まれ、
物心がついた頃にはピカイチの没頭力を持っているような
選ばれし者ではないが、

惨めでも、かっこ悪くても、笑われても、ダサくても、
諦めず挑戦を続けていく。

何かに没頭している時間そのものが
快楽であり、精神への薬である。

一度はぜひ「没頭する力」には真剣に向き合ってみて欲しい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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https://x.com/astoroidman/status/1758106857741373662?s=46

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