母との記憶

子供の頃の記憶で、生きていく上での指針の1つになっている出来事があります。

たぶん幼稚園の頃。
朝早くに目が覚め、窓の外が真っ赤な事に気づき、窓を開け、生まれてはじめて朝焼けというものを認識しました。

「これはなんか凄く綺麗だ!」と思ったらしく、横の布団で寝ていた母を起こし、外が赤くて綺麗なことを伝えました。
朝焼けですので、おそらく時間は朝の5時ぐらい。
母からしたら正直、迷惑な話です。

しかし、窓の外を見た母は「綺麗だと思ったものを人に教えてあげるのはとても良いこと」と褒めてくれました。
今思えば寝ているところを起こされて、分かりきったことを自慢気に話す人を褒めるってなかなか出来ることじゃないですよね。

「自分が見えている世界はとても良いものだから、他の人にも味わってもらいたい!」
たぶん、私がゲームを作ったり、noteやTwitterで何かを書いたり、近しい人に美味しいものを配ったりする事の根本は、この時の母との記憶にあるんじゃないかと思っています。

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と、言うことで、米光一成さんの「短文バトル444」に乗っかって書いてみました。
200文字ぐらい削ったから、起承転結の分量が少しおかしくて、終わり方が駆け込み気味になってるのが残念。

短文バトル444開始「母との記憶」
https://note.com/yonemitsu/n/ndabb43dd3b96

#短文バトル444

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