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私が努力しなければ片付けられない理由

遊びを取り入れたり、星の動きでタイミングをとったりしなければ片付けられない。それは一体どうしてなのか。

努力しなくても、呼吸するように片付けられる人がいる反面、努力しなければ居場所を整えられない人もいます。もっと言えば、努力しても整えられない人もいます。それは家庭環境や習慣によるところが大きいかも知れませんが、やはり、持って生まれた資質を無視することはできないでしょう。

私は診断はついていませんが、いわゆる「注意欠陥・多動性障害」(ADHD)の特性を色濃く持ち合わせています。おそらくグレーゾーンです。


注意欠陥・多動性障害の特徴は

①注意を持続させられないことから、うっかりミスが多い
②人の話に集中できず、途中で上の空になってしまうことが多い
③課題をやり遂げられずツメの甘さを指摘されることが多い
④常に頭の中が活発に働いていて、次から次へと新しいことを衝動的に始める傾向がある
⑤やるべきことの優先順位を決められず、課題を後回しにしてしまいがち。
⑥じっとして座っていることが困難で、貧乏ゆすりなどを無意識にやってしまうことがある

といったものがありまして、私はこれ、全部当てはまっています。最後の貧乏ゆすりはあまりないかな?多動性は大人になるとたいてい落ち着いてくるので、大人のADHDでは主に①~⑤が問題になってきます。

この要素が「片付けられない」にどう影響してくるか。あくまでも私個人の経験上で感じたことをピックアップしてみます。

①注意が持続できない⇨取り掛かり始めても、すぐに別のことに気を取られてしまう。
③最後までやり通せない⇨飽きて途中で投げ出してしまう
④衝動性が高い⇨自分のやりたいことを、後先考えず始めてしまう
⑤後回しグセ⇨片付けよりも自分の楽しみを優先させてしまう

こういった傾向があると、片付けられないのも納得ですよね。
実はこれを書いている今、家の中は散らかっています(笑)。そちらに目を向ければ、片付けないとメンタルに悪影響だと嫌でも気付かされるのですが、あえて目を背けています。これは⑤の後回しグセですね。

こういう傾向があるんだからしょうがない、散らかった家の中で一生を過ごそう!と考えるのは簡単ですが、そこで諦めるのはいかがなものかと。

ADHD傾向が強い人間にとって、散らかった家の中は思考の混乱を一段と強めます。だって、料理をしようとしても冷蔵庫の中が散らかっていたら、作りたいものが目まぐるしく変わってちっともメニューが決まらないし、家計簿をつけようとしてもテーブルの上に本が散乱していたら、ついついそちらに手が伸びてしまうではありませんか。

混乱を少なくし、効率よく生活するためには、やはりどうにかして片付ける必要があるのです。

自分にその傾向があるため、先日書いた記事のように、楽しみながらできる片付けを延々と考え続けてきました。そのノウハウを生かして、同じように片付けから目をそむけ続けている人向けのサポートを準備中です。

特性があるからと諦めずに、いらないものを手放して、スッキリ暮らしていきましょう。



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