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シェーンベルク の弦楽四重奏4番を戦前の録音で

シェーンベルク の弦楽四重奏というか、全般的に録音は多くない。

弦楽四重奏の4番をこの間ディオティマ弦楽四重奏団で生で聴いて、思ったよりとらえどころのない曲だなあと思って愛聴版のラサールカルテットやアルディッティカルテットを聞き直したけど、やっぱりなんかとらえどころがないなと思った。


https://classical.music.apple.com/jp/album/494686752?l=ja-JP

それで何度か聴いたけど古くて貴重な録音だね、とくらいにしか思ってなかったコーリッシュカルテットのものを聴いてみたら一瞬で引き込まれた。

ストーリーが見えるというか、シェーンベルク のピエロなんかの曲並みの生々しい生まれたての音楽、という感じのする音楽。
静的な美しさでなく山あり谷ありジェットコースターのような感情の起伏が詰め込まれたストーリー。

 イヤホンで聴いていた私は一瞬のうちに現実の中を歩いているのでなく、どこか別の惑星の上を歩いているような感じにとらわれてしまった。
 音は良くない1936-37年のモノラルSPの復刻版でノイズが対策してあるとはいえかなり酷い。きっとこれもAIでノイズのない音にいつか変えてくれるのだろう。
 ちょっとしばらくこの4番にハマりそうである。

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