アストロラブ

最近、言葉、歌、文学作品などに興味が出てきました50代半ばのエンジニアの男性です。他に…

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最近、言葉、歌、文学作品などに興味が出てきました50代半ばのエンジニアの男性です。他にヨーロッパ中世のロマネスク美術に興味があり、それは<https://quartetgrape.wordpress.com>に書いております。量産型神道仏教クリスマス。推しはミシェル・フーコー

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    12世紀の神学者・哲学者・修道者のアベラールについて

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    ロマネスクはじめ美術作品について

  • サルトル、ボーヴォワール

  • ChatGPTによる真理の勇気

    ミシェル・フーコーの講義録の「パレーシア」について新約聖書でパレーシアを講義していた方法論を真似て、5世紀の偽ディオニシオスの「神名論」のパレーシアを提示、さらにエリウゲナによるラテン語訳についても併せて調べてみました。そして神秘主義とキュニコス派についても議論してみました。

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男も家事をしないと結婚してもらえない、そして自由

私の母が私が高校生から大学生くらいの頃、1990年ごろだろうか、よく、男も家事をしないと結婚してもらえないよ、と言っていた。それは今,共働きが増えてますます強まってきているように感じる。  先日母と二人で食事することになり、そのことをどうしていうようになったのか、聞いてみた。私の想定はテレビとかだろうと。  そうしたら、お店のお客さんよ、とのことだった。母は婦人用雑貨を国道沿いに営んでいた。そしてその店のある家に一家で住んでいた。父ははじめ手伝っていたが仕事がなくなり外に働き

    • 山口周氏の「クリティカル・ビジネス・パラダイム」プレジデント社 あえて、本文に触れられていないキーワードを出すと、キュニコス派、ストア派、偽ディオニシオス、シトー会、ドミニク会 2500年の長い歴史をもつ彼らの末裔であるアクティヴィストが資本主義のなかで活動することへのエール

      • シェーンベルク の弦楽四重奏4番を戦前の録音で

        シェーンベルク の弦楽四重奏というか、全般的に録音は多くない。 弦楽四重奏の4番をこの間ディオティマ弦楽四重奏団で生で聴いて、思ったよりとらえどころのない曲だなあと思って愛聴版のラサールカルテットやアルディッティカルテットを聞き直したけど、やっぱりなんかとらえどころがないなと思った。 https://classical.music.apple.com/jp/album/494686752?l=ja-JP それで何度か聴いたけど古くて貴重な録音だね、とくらいにしか思ってな

        • 釣り記事なの? 飲み会のメリット

          飲み会にメリットがある、どころか大損するとまでいう。 https://news.yahoo.co.jp/articles/4d5cdfc3bce8abfae16a1765d999498a63d5a274 メリットは新しいプロジェクトができる時に声がかかりやすい、横のつながりができる、とのこと。 一昔前は確かにそうだった。今もそうかもしれない。私もそのような場にいて、飲み会で人との距離がグッと縮まることは知ったし、利用もしてきた。 でも今後は考え方としてそれでいいのか?

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        男も家事をしないと結婚してもらえない、そして自由

        • 山口周氏の「クリティカル・ビジネス・パラダイム」プレジデント社 あえて、本文に触れられていないキーワードを出すと、キュニコス派、ストア派、偽ディオニシオス、シトー会、ドミニク会 2500年の長い歴史をもつ彼らの末裔であるアクティヴィストが資本主義のなかで活動することへのエール

        • シェーンベルク の弦楽四重奏4番を戦前の録音で

        • 釣り記事なの? 飲み会のメリット

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          ネトフリドラマ 離婚弁護士シン・ソンハンはドラマ後半でクラッシック音楽ネタが顔を出してストーリーの行方を左右するようなネタにもなる。 ゲーテにも言及されるし、教養ネタが韓国では流行りなのか?輸出用に散りばめているのか? でも面白かった。最後にみんないい人になっちゃう?😅

          ネトフリドラマ 離婚弁護士シン・ソンハンはドラマ後半でクラッシック音楽ネタが顔を出してストーリーの行方を左右するようなネタにもなる。 ゲーテにも言及されるし、教養ネタが韓国では流行りなのか?輸出用に散りばめているのか? でも面白かった。最後にみんないい人になっちゃう?😅

          名古屋フィルハーモニー管弦楽団のスメタナ「わが祖国」

          小林研一郎氏の指揮の我が祖国はメリハリが効いて、またオーケストラの歌うがままに歌わせてカタルシスが得られた演奏でした。  パンフレットに曲の紹介があり、チェコの国の成立みたいなことも書かれていて、音楽とは別に余計なことを考えてしまった。音楽にとっては雑音である。  モルダウが描かれていることは国土の保全である。どこからどこまでがわが国か。  兵士の物語が描かれている。ヤン・フスによる宗教戦争。  さらには羊の群れを率いる牧者同士の対話、とかある。  国家理性のもと、領土、人

          名古屋フィルハーモニー管弦楽団のスメタナ「わが祖国」

          今晩は名フィルを聞きに行きます。 第522回 〈チェコ人の喜怒哀楽/スメタナ生誕200年記念〉 指揮 小林研一郎 プログラム ▊ スメタナ:連作交響詩『わが祖国』   昨晩走りながら予習したら有名な旋律のところ以外はほとんど知らないことが判明。もっと準備しておくべきでした!

          今晩は名フィルを聞きに行きます。 第522回 〈チェコ人の喜怒哀楽/スメタナ生誕200年記念〉 指揮 小林研一郎 プログラム ▊ スメタナ:連作交響詩『わが祖国』   昨晩走りながら予習したら有名な旋律のところ以外はほとんど知らないことが判明。もっと準備しておくべきでした!

          わかりやすい文書を書くにはオレオ公式を利用 だれか、時間をさかのぼって、ギリシア人やカント、ヘーゲル達に伝えてあげてほしい。 わかりやすさと重要性は関係ない。 なぜ? そのフォーマットにはいる文書は読み捨て可能だから、かな? https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/a/ar-BB1lPh8o?ocid=sapphireappshare

          わかりやすい文書を書くにはオレオ公式を利用 だれか、時間をさかのぼって、ギリシア人やカント、ヘーゲル達に伝えてあげてほしい。 わかりやすさと重要性は関係ない。 なぜ? そのフォーマットにはいる文書は読み捨て可能だから、かな? https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/a/ar-BB1lPh8o?ocid=sapphireappshare

          「虎に翼」と「離婚弁護士シン・ソンハン」

          虎に翼が面白い。女性の虐げられた様が法律による構造的差別や女性性を男性性から分断する発想が描かれている。 女優さんの「いいね、光源氏君」にでてた人という感じでコミカルに受け止めていたが、今日、ヤジを飛ばした男性に「退廷」と宣言したのは良かった。また家庭内での嫁が女中扱いされていることと貧乏な女子が酒場のようなところで生きるかてを稼ぐ話と組み合わされて進むようである。  たまたまマンガで読んでいた離婚弁護士〜がドラマになっているので見てみた。漫画とは違う展開のようであるが、1話

          「虎に翼」と「離婚弁護士シン・ソンハン」

          カントの純粋理性批判が考えたいのは神、自由、魂の不死、そして意思が自由で神と来世があるならば我々は何をなすべきか?アプリオリとか超越とか批判とか悟性とかは定義できないのでその方法論を構築する、とカントが書いている

          カントの純粋理性批判を読みつつ、ガイドブックを読んだりネット記事を読んでも、どうにも道具立てのことにとらわれていて、カントの本書の問題意識や対象や内容、結論についてはなぜかあまり具体的に触れられていない。  私自身がまだ読み通していないのであるが、岩波文庫の上巻100ページくらいまではいきつ戻りつ、中巻はまだ手配中、下巻は入手して関連を確認した。  この本の課題は形而上学で考えている神、自由、魂の不死について形而上学は独断論に陥っているとする。それらを理性が検討しえるのか、そ

          カントの純粋理性批判が考えたいのは神、自由、魂の不死、そして意思が自由で神と来世があるならば我々は何をなすべきか?アプリオリとか超越とか批判とか悟性とかは定義できないのでその方法論を構築する、とカントが書いている

          フーコーと法

          前回紹介した関良徳氏の「フーコーの権力論と自由論」が面白かったので、引き続き、関氏の監訳の「フーコーの法」勁草書房2014年、オリジナル2009年を読んでみた。  後期のフーコーもきちんと読まれており、解釈学から自己の形成と統治、そして他者への統治といったことや講義録もフォローされ、読み応えがある。特に第3章に性の歴史の「自己への配慮」と真理の表出であるパレーシアを組み合わせた再構成、その結果目指される生存の美学がうまくまとまっている。  さらにゲイについても展開されていく。

          フーコーと法

          シェーンベルクの弦楽四重奏をディオティマ弦楽四重奏団の演奏で聴いてきました

          アルノルト・シェーンベルクの弦楽四重奏曲全曲演奏会を東京芸大奏楽堂において、ディオティマ弦楽四重奏団の演奏で聴いてきました。4月6日。 ディオティマ弦楽四重奏団  ヴァイオリン:ユン・ペン・ジャオ、レオ・マリリエ  ヴィオラ:フランク・シュヴァリエ  チェロ:アレクシス・デシャルム ヴィオラ:安達真理 チェロ:中 実穂 ソプラノ:レネケ・ルイテン シェーンベルク:  弦楽四重奏曲 第3番 op.30 [試聴]  弦楽四重奏曲 ニ長調 [試聴]  弦楽四重奏曲 第1番 ニ短

          シェーンベルクの弦楽四重奏をディオティマ弦楽四重奏団の演奏で聴いてきました

          フーコーの権力論と自由論、関良徳、勁草書房 を手に入れた。 フーコーは規律権力など人を抑圧するメカニズムを研究したことで有名だが、自由についてはあまり書かれていない。 わたしは自由のバリエーションとして生存の美学かなと。 この本は法律との関係で議論されており興味深い

          フーコーの権力論と自由論、関良徳、勁草書房 を手に入れた。 フーコーは規律権力など人を抑圧するメカニズムを研究したことで有名だが、自由についてはあまり書かれていない。 わたしは自由のバリエーションとして生存の美学かなと。 この本は法律との関係で議論されており興味深い

          ドラマ 不適切にもほどがある は過去の価値観のバックラッシュを意図するものか? https://president.jp/articles/-/80091 ドラマは最後はそれぞれの時間に戻る。昭和からジェンダー、雇用、ネットは国際的な連携や関係の中で展開する。その国際的な展開の考察をすべきでは。

          ドラマ 不適切にもほどがある は過去の価値観のバックラッシュを意図するものか? https://president.jp/articles/-/80091 ドラマは最後はそれぞれの時間に戻る。昭和からジェンダー、雇用、ネットは国際的な連携や関係の中で展開する。その国際的な展開の考察をすべきでは。

          カントの「純粋理性批判」の入り口

          純粋理性批判を読まないとどうも居心地が悪くなってきた。フッサールの言っていることをどれだけ理解しているかハイデッガーに進んでもいいのか、カントを読んでからでないと無意味ではないかと耳元で囁かれている。  サイードのオリエンタリズムにちょっと流れて今日も読んでいたけど、時間をカントにも振り分けようと思って、読み始めた。  私の持っている純粋理性批判は岩波文庫の篠田秀雄先生の訳である。この訳はTranscendを超越論とせずに先験的としていることである。 それで図書館で中山元先

          カントの「純粋理性批判」の入り口

          長男が春から地元を離れて大学に。 来週、一旦帰ってくるらしいが、いつも家にいる家族がいないのは寂しい。 子供達が家を離れるのは賛成なのだが、しばらく、夕食メニューやおやつなどで、今家にいないんだなぁと思うだろう。 かつては自分が出てった方なので親の気持ちがよくわかる。

          長男が春から地元を離れて大学に。 来週、一旦帰ってくるらしいが、いつも家にいる家族がいないのは寂しい。 子供達が家を離れるのは賛成なのだが、しばらく、夕食メニューやおやつなどで、今家にいないんだなぁと思うだろう。 かつては自分が出てった方なので親の気持ちがよくわかる。