森⽥ 正⾺(もりた まさたけ)医師ネイタル

今回は、占星術で有名なマドモアゼル・愛先生のお話にも時々登場する、精神科医で森田療法の創始者である森⽥ 正⾺(もりた まさたけ)氏のネイタルチャートをご紹介したいと思います。ウィキペディアの情報をもとに作成しました。時刻は分かりませんでした。

生まれる前の日蝕は蠍座の27度台(数え28度)サビアンシンボルは「自分の領土に近づく妖精たちの王」で、自分の中で精神的な核となる力が強く、他の人と依存しあう関係から距離を置くという意味があるそうです(松村潔先生の解釈を参照しています)。精神科医として、いかにもな感じがしますね。

山羊座に水星、金星、月(時間によっては水瓶座かもしれません)、太陽が入っています。古風な感じの方だったのでしょうか(山羊座は現代的と解釈する人もいますが)。また、森田療法を世に出すという業績を残したというのも山羊座的かもしれません。

そして、この山羊座の星たちは牡羊座の海王星とスクエア、水星と金星は同じく牡羊座のカイロンともスクエア。森田氏自身も神経症に悩まれたそうですが、牡羊座の海王星やカイロンとのスクエアが関わっていると思います。辛かったと思いますが、そこから森田療法が確立され、世に出てきたのでしょう。まさに牡羊座のカイロンが表す「傷を追ったヒーラー」をうまく生かされたのでしょう。思うに牡羊座にカイロンがあって海王星まで入っているというのは、自身の存在自体が悩ましいものとまで感じられたのではないかと思うのです。そこをうまく受容して、対処法まで編み出されたということなのではないかと思います。牡羊座に魚座のルーラーである海王星が入っているというのは、そういうことだろうと思います。

天秤座に木星。弟子たちや患者たちとの関係を思わせます。太陽、月、そして水瓶座の土星とトラインなのも興味深いですね。お仕事と人間関係のつながりという感じがします(医師なのである意味当然ともいえますが)。

水瓶座に土星。自由とか普遍的なものを求めるのに、腰を据えて取り組む感じがしますね。これもお仕事に利いていると思います。

魚座に火星。牡羊座のルーラーですね。共感に情熱を持って取り組むとか、神経症に熱心に対応するようにも見えます。牡羊座の海王星とともにミューチュアルレセプションですね。神経症に悩み、対処法を編み出したのは、運命であり、魂の選択という感じがしますね。このタイプのミューチュアルレセプションを持つ方が全て精神科医になるとかそういう意味ではありませんが。

獅子座に天王星があり、水瓶座の土星とオポジションですね。変わった感じの自己主張でしょうか。松村潔先生に拠れば、オポジションは外に向かっていく力だそうです。森田療法が世に出たのは、このアスペクトの働きもあったのではと思います。

牡牛座に冥王星。発見前のトランスサタニアンは読まないという考え方もありますが、読むとすれば、所有の概念、あるいは価値観をひっくり返す感じでしょうか。外界をじっと見るみたいな姿勢はここから来ているかもしれません。ドラゴンヘッドも牡牛座ですし、興味深いですね。これらも含めて全体で地の要素の強い方ですね。

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