#ありがとうグリムノーツ
「グリムノーツ」というソシャゲがあった。
高校2年の春に出会って4年間、サービス終了までゆるゆると続けていたゲームだった。
ゲームの世界観が好きだった。グラフィックや音楽も世界観によく合っていた。童話をモチーフにしたキャラクターたちはとても生き生きしていた。
同じゲームをしている人と仲良くなりたくてTwitterを始めた。世界には色々な人間がいるということを身をもって学んだ。会って遊んだり、一緒に旅行にまで行く友人もできた。
ストーリーありきのキャラクターなのに、戦闘シーンでの強さだけで優劣が決まるのが嫌だった。ストーリーの中でも、このキャラクターなら馬鹿にしていいという風潮は嫌いだった。
ゲームを媒介として形成された界隈は、育ってきた環境の違いが学校よりも顕著に現れる場だった。人間関係の拗れがあちこちに存在しているのは気味が悪かった。
それでも、私はグリムノーツが大好きだし、あのゲームとそのユーザー達に、16歳の春に出会えてよかった。
ネタバレ含む感想も書こうか悩んだけど、それはもう少し世界観を堪能してからにしようと思います。
だけどせめてこの言葉が、彼らに届いてくれたら尊いな。
「グリムノーツに幸あれ。」
連想ゲームのネタにしますね。