見出し画像

年末年始に体調を崩すジンクス 〜2022年を一部ふりかえって〜by後藤

年末年始に入ると体調を崩すというジンクスがある後藤です。

今回は体調良く過ごしたいと願い、いつも通りしっかり朝起きて夜寝る生活を維持してきました。
しかし残念ながら、大晦日から元旦にかけて微熱とのどの痛みが出てきました。1年分の悪いものを身体が今のうちに出そうとしているのかもしれません。

「1年間頑張ってくれてありがとう、マイボディ。色んな面で負担かけてごめんなさい。また走るから、その分少し休んでね。」

そんなふうに考えると、体調不良からスタートする1年も悪くないかなと思えてきました。

写真は理事の高橋正樹さんが振る舞ってくださった高橋家のお雑煮。
せりといくらのコンビネーションが最高です。正樹さん、いつもありがとうございます。


広報担当から「ブログの更新回数を月1回から半年1回に減らすので、しっかり書いてください。」というミッションを頂いて、このブログを書きはじめてみました。

毎回ブログを書くとき、自分の書くブログを読みたい人なんているのだろうか?という卑屈な部分が出てきてしまい、取り組むのに億劫になってしまいがちです。
ただ、書き終わり発信する頃には、どれくらいの人が見てくれるかなと期待している自分もいて、周りの関心を気にしてなさそうで、実は結構気にしている性格です。

少しずつ本題へ

ふりかえりを始めていきたいと思います。

2022年は、ありきたりな言葉ですが、あっという間のようで長くもあったように感じられる1年でした。
本当に周りの人の支えのおかげで、生きている、生かしてもらっているということをより強く感じました。
また、取り組みや関わっていることが再開したり、役割やステージが変わったりなど、変化も多い年でした。

僕は年末年始で以下の時間を取ることを大事にしています。

1. 大掃除を年内の早い段階で終わらせる。
2. 今年の個人や組織としての目標がどこまで達成できたのか?ありたい姿にどこまで近づけたのかをふりかえる。
3. 心に残った言葉やもらったメッセージを読み直す。
4. 家族に電話をする。
5. 来年の目標を立てる。
6. 読みたい本や見たい映画をリストアップしておき、見たいときに観る。

特にスタートの大掃除が僕にとって一番大事であり、好きな時間です。

いつも僕が掃除番頭を務めるのですが、昨年からアスヘノキボウに加わった松平が、リーダーとして大掃除のとりまとめをしてくれました。
(普段親しみを込めて兄貴と呼んでいるのでここでもそう呼ばせてもらいます!)
松平の兄貴は色んな細部に気づける才能を持っていて、僕がやっていた時よりもよりさらにCamassが綺麗になり、見違えるようになりました。自慢のスタッフです。

ちなみに僕は掃除は苦手なのですが、掃除をしている(苦手なことに取り組んでいる)自分や、掃除が終わった後の達成感が好きです。
これを先にやり切ることで自己肯定感がとっても上がり、他のことも好転する傾向が高いと思っています。

アスヘノキボウのCamass・事務所の大掃除も12月28日に終わり、自宅は同居人の多大なる協力も得て、少し早めの12月25日に大掃除を終えました。
ちなみに大掃除のついでにCamassのレイアウトを少し変えてみました。今メインで使ってくださる方の利用の様子に合わせ、アスヘノキボウのメンバーと相談しながら、調整をしました。

変更点の1つ目は、個人ワークスペースの席を増やしました。
2つ目は、ちょっと小話をしたときに、ホワイトボードを使いながら作戦会議をできるような席を設けてみました。
年明けにどんな反応が見れるのか今からすごい楽しみにしています。
(喜んでもらえたらいいな。。。。)

大掃除後のCamassの新レイアウトです。余談ですが、レイアウト変更の時にメンバーで意見がかなりぶつかります。僕は好き勝手なことを言うのですが、こんなときに岩部は効率性とバランスを、松平はお客さんの使いやすさを提案してくれます。それぞれ見ているポイントが異なり、本当に良いバランスのチームだなと感じています。


さてさて、僕はブログが何を書こうと思っていたのか、迷子になり始めました。

一旦、アスヘノキボウの1年の具体的な取り組みのふりかえりを広報の岩部がしっかりまとめてくれているので、少し抽象的な話をしたいと思います。下に続く。

※広報 岩部のスタッフブログはこちら↓

アスヘノキボウのミッションは、「女川町の社会課題解決を通じて、日本・世界の社会課題解決に貢献する。」です。

急速な人口減少に伴う人口構造の変化など、時代の変化によって生じる様々な地域の課題に先んじて取り組むことによって、国内の地方社会や世界の先進国が同じ局面に面したとき、地域のあり方や事業を通じて生まれる知恵を共有することによって社会へ貢献することを目指しています。

やっていることは以下の3つです。

  1. そもそもの何を問題とし、課題を定めるのかを考える機会と場をつくる(データ事業、フューチャーセッション)。

  2. その課題はどうやって解決できるのかを考える機会と場をつくる(新規事業)。

  3. 解決するため、地域に関わる人を増やしていく(活動人口創出促進事業)。

もっと端的に伝えると、地域課題と課題に取り組む人を増やす活動をしています。

そんな地域に関わる人を増やす入り口として、2015年から活動人口創出促進事業を女川町からアスヘノキボウに任せていただき、取り組んでいます。

2022年をふりかえると、重要な取り組みの柱の1つである「お試し移住プログラム」を一般向けに再開できたことは本当に嬉しいことでした。

「お試し移住プログラム」の再開

少し過去のお話をすると、コロナ前までのお試し移住プログラムの実績は以下の通りです。
順調な成長を遂げてきていました。

・2015年10月〜2020年3月まで合計550名以上が参加。
・年間100名が平均12.8日滞在。
・参加者の約9割が紹介/口コミでの参加。
・参加者の女川町への再訪率70%へ成長。

※余談ですが、お試し移住は今では全国的に広がりつつあるプログラム(近隣では気仙沼や福島など)ですが、女川町からスタートしているんですよ!みなさん知ってましたか?

そんな状況の中でコロナ禍になり、参加をご希望くださった方や、シーパルピア女川を中心に事業者の皆さん、問い合わせしてくださった方々に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
僕自身もお試し移住で出会う人たちとの日々の出会いが楽しみだったので、とても悔しい判断をしました。

アスヘノキボウとしてもコロナ禍で追加の融資を受け、経済的にも苦しい状況が続き、そんな背景があっての2022年4月からの再開でしたので、本当に嬉しいのです。

再開後、5月に2022年度1人目ののお試し移住者を受け入れ、今年の参加者はトータル50名ほどを予想しています。
まだまだ多くの方により深く女川のことを知っていただき、一緒に女川を楽しみ、盛り上げていく関係になれたらと思っています。

お試し移住で変わらず大事にしていることは「人のために地域がある。そして地域のために人がいる。」という順番です。

女川町に来てくださった方が、どんな人で何に興味があるのか?何を大事にしているのか?どんな人生を送りたいと思っているのか?暮らしでも仕事でも趣味でもいいです。
その先に女川町を使って何かしたいと思ってもらえたら嬉しいと思っています。
そのためにもお試し移住プログラムとして削らないところは「その人の声を聞く時間」です。

特に事前の面談や当日のオリエンテーションで話す時間は最も大事にしています。逆にその時間を大事にするためにそれ以外の効率化できることは全部効率化していこういうスタンスで取り組んでいます。

おっと、こんなペースで書いていると延々と終わらなそうなので、少し割愛していきます。

「地域」と「企業」の関係を「親しむ」関係へ、女川つながるミーティングをスタート。

2022年2月から「女川つながるミーティング」をスタートいたしました。
これは女川町に関わる首都圏大手企業との定期的な交流の場で、「地域と企業の関係性を改めて築くこと」を狙いとしています。
2月にオンライン開催、11月に東京での対面開催を行いました。

2022年11月17日に東京の東北酒場トレジオンポートで開催した「女川つながるミーティング」の様子です。約30名の方が集まる場となりました。

次回は5〜6月あたりに女川で開催できたらと計画しています。

これまで女川町をはじめ、東日本大震災の被災地には「支援」という形で、多くの企業が地域に入り、関わってくださりました。
ただ、「支援」の関係だけでは、この先長続きしません。
地域にはまだまだ多くの課題があります。引き続き企業に関わっていただくためにも、企業と地域の関係を次に進めることが大事だと考えています。

一例を挙げると、女川町で実施した企業研修でのご縁をきっかけに、2022年4月から株式会社日立システムズさんから社員3名が女川町へ移住をし、新しい試みを始めてくださいました。

女川町でこのような取り組みがこれからも生まれるきっかけとして、「女川つながるミーティング」をつくっていきたいと考えています。

企業にとって、女川町のような小さな地方のまちにどんな価値があるのだろうかという視点で見たときに、私たちは以下の3つが女川町の地域としての強みではないかと仮定し、場づくりに取り組んでいます。

「震災復興の経験を通じて、地方の中でも変化に対する抵抗が少ない。」
「行政と民間の風通しがよく、町もコンパクトなため社会実験などの新しい試みがしやすい。」
「女川町を通じて、普段接点のない企業との出会いや交流ができる。」

ここから何が生まれていくのか、まだまだ先は見えないですが、面白いことが生まれるよう、様々な仕掛けをしていきたいと思っています。

1つの努力の方向として、「地域のデータインフラづくり」に取り組んでいこうと思っています。
具体的には以下のような取り組みを考えています。

① そもそも市民や事業者(企業)が課題だと思っている課題は何かを把握する。
② 市民や事業者(企業)がほしいと思っているが現状取得していないデータを取得するための方法を考える。
③ ②で考えた方法を実践するためのチームをつくり、データの取得をする。
④ 活用する場づくりをする。

また、これはできればの話なのですが、結局どの課題を優先的に取り組みたいのかなど、主観的な課題の優先度を図るようなこともやっていけたらいいなと思っています。

他にも色々と書きたいことがあるのですが、長くなってきましたので、前半と後半の2回に分け、前半はこの辺で終わりたいと思います。

後半はこんなことを書こうと思っています。またいつ書くか分かりませんが、メモ的な感じで残しておきます。

  • 2022年に種まきしたこと、取り組み始めたこと

  • アスヘノキボウ新世代が担う役割

  • 「チームをつくって短所を補う」だけでは解決できない、人としての成長したいこと

 2023年もよろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?