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問題に対して「評論」ではなく「解決」を目指す

こんにちは、SUZURIでディレクターとして働いているきなこです。

最近、先輩に「きなこちゃんは課題があった時、批判や評論をするのではなく、どうしたら解決できるか考えたり、案を出そうとしたりするところが良いね」と褒めてもらうことがありました。

自分ではそんなに意識していなかったのですが、同様のことを周りの方に褒めていただけることが何度かあったので、今回は「問題に対して解決を目指すためのステップ」を言語化して紹介しようと思います。

この記事を見たあなたや、あなたの周りの人が問題に直面した時に「どうしたら解決できるかな?」と自然と考えられるようになりますように。

「評論」だけするとどうなるのか

当たり前ですが、問題は解決しません。

身近な問題を例に出すと、空腹がありますね。
空腹に対して評論だけしていると以下のような感じになります。

  • お腹空いた!つらい!

  • なんでご飯がないんだろう…😢

  • なぜ、私のお腹が空くような状況になったんだ…💢😡

書いてて思ったのですが、これだと赤ちゃんみたいですね。。。
空腹の例えだと伝わりにくいかもしれませんが、とにかく評論だけしていても何も進まず、解決しないということが伝われば幸いです。

「解決」を目指す

空腹に対して「ご飯を食べれば解消される」という解決方法がわかっているときはそれを実施すれば良いだけなのですが、仕事や日常で起こる問題は解決する方法がわかっていることがそう多くはありません。

まずは解決方法を見つけるために、問題の原因を探ってみましょう。

なぜ問題が起こったのかを考える

ECサイトの場合

急にITに寄った問題を持ち出すのですが、例えば、とあるECサイト運営をしているが全体的なCVR(顧客転換率、ECの場合は購入が目標とされることが多い)が芳しくない場合。

割と普通のECサイトなのになぜかCVRが良くならない…。

「トップページに推しのアイテムを置けばいいのか!?値下げか!?デザインをカッコ良くすればいいのか!?一体どうすればいいんだ〜うお〜」

そんなときは、仮説を立てた上で分析ツール(Google Analyticsなど)で数値を確認し、現状を把握してみましょう。

そんなツール導入していないよ!って人は導入しましょう!
本筋とは逸れますが、GAの使い方わかんないよ!って人はこの記事がおすすめです👇

人間関係におけるトラブルの場合

人間関係など、データで原因を突き止めるなどの方法が取りにくい&ゴールが決まっていないトラブルの場合は「いま何が起こっていて、何が問題だと感じているのか」をNotionなどで書き出してみることをおすすめします。

例えばこんな感じ👇

  • 最初の問題:恋人に見た目についてネガティブなことを言われた。

  • 思ったこと:普通に不快だし、言わないでほしい。辛い。

  • その後:嫌なことをさりげなく伝えたが、再発した。

  • 現状の問題:嫌と伝えたのに、再度ネガティブなことを言われること。

そうすると原因は「本気で嫌なことが伝わっていない」ということが考えられます。全体的に悲しい例えですね。

原因から解決方法を考える

ECサイトの場合

この場合、どこかに糸口と考えられるポイントがあるはずです。
例えば、以下のようなデータがあるとき

  • 商品Aの詳細ページに、人は来ているのにみんな離脱してしまう

  • 同価格帯の商品Bは、訪れた人の半数が購入に至っている

商品Aの内容に対して値段が合っていないのかな?のような仮説が立てられ、価格改定などの解決策を取ることができます。

人間関係におけるトラブルの場合

先ほど挙げた恋人の例で考えると、解決=ネガティブなことを言われなくなることかなと思います。
言われなくなるためには以下のような対応が考えられます。

  • 伝わるまで根気良く伝える(相手を変える)

  • 自分磨きするなど、言われる原因をなくす(自分が変わる)

  • 別れる(嫌なことを言われる原因を断つ)

根気良く伝える場合は、伝え方を変えて試行錯誤するなどの解決策が考えられます。ただ、話は逸れますが、もし恋人とこんなトラブルがあったんだよね…と友人から相談されたら、私は迷わず別れることを勧めると思います。

また、こういったトラブルに関して冷静に話せないことを想定して、私はよく議事録を作ってから話し合いに臨んでいます。

どんな風に話し合いすればいいの?って方はこちらをご覧ください👇

解決方法を試して、結果どうなるか

上に挙げたどちらの例も、解決方法を考えて、やってみてうまくいく場合もありますが「やってみたけどダメだった!購入者数は増えなかった!」ということもあります。

その場合は別の解決方法を試してみたり、そもそも問題提起の部分が間違っていないか?ということを考えてみたりします。

この時点で、少なくとも何か1つの解決方法を試してみたのですから、最初に問題を発見した時よりは前に進んでいるはずです。
この調子でどんどん問題解決していきましょう!!最後まで読んでくださってありがとうございました!


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