金のかからない信仰-家でお経よむ_10 清らか

お経読みの他に本も読み漁っております。
図書館にあった『仏教聖典』、必読です。仏教における聖書のようなものだそうです。特定の宗派に偏らないよう、日常的に使えるよう、わかりやすく、教え、用語、基本概念、エピソード、メジャーお経の解説を再配置し編纂された本です。手間かかってそう。

正直、説教くさいです。昔の私なら毛嫌いしたと思います。
でも今はWelcomeです。

お経の現代語訳、解説本は情報少なく、少々お堅く、素人が十分理解できるとは思えず。また、そのお経内での繰り返し多く、前フリ長く、そのお経の範疇を出ない。個人の解説本は冗長。などという欠点を補って余ります。

少々古めの言い回しと日本語の美しさが気に入ってしまい、図書館と同じ、黎明書房の福田氏編著のを取り寄せ中です。図書館のが昭和63年初版の新装版で、注文品は旧版です。だぶん。


さて、表題の"きよらか"ですが、
仏教聖典、超きよらかです。
べき論、ありえんくらいの尊い、釈迦、仏エピソードも併せて、きよらかワールドが広がっています。
教えを理解する目的抜きにしても読むと気分転換になると思います。

お経や仏教本には光明、白浄、浄心、泥の中から咲く、何者にもけがされぬ心の象徴としての蓮の花など、きよらかキーワードが頻出します。

きよらかになりたいものよのおとは思うものの、悪事は働かないまでも、イラっときたり、あー、もう!とどこにもぶつけることのできない感情にまかれ、自己嫌悪し、あきらめ、ふてくされ、こじらせ、やさぐれているのが実情です。
もう、どろどろ。邪悪。それは私。

しかし、万人に清らかな心、仏性は備わっており、その気になればなんとかなるとか、仏教本には書いてあります(要努力)。

まじかよ。私でもいいのかよ。
ほんとはきよらかになりたいんよ。



仏教、それはお作法でなく、葬式用でなく、ご利益、ミラクルパワーを得るでなく、
心の在り方を学ぶこと。

きっと、今後も思い悩み、腐ることも多いと思いますが、
なんとかなりそうと、めずらしく前向きになる私でした。


【お役立ち情報】
・日本の古本屋サイト
ググっても出ない本があったりします。もしや有名?


・国会図書館
著作権の問題なし(たいてい古い)の本はWeb閲覧可です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?