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CEOが語る、新サービス『Cateras™』への想い──個人のキャリアと組織の未来を照らすために

2024年4月10日、あしたのチームは、新サービス『Cateras™』(カテラス)をリリースしました。

私たちは2008年の創業以来、「人事評価制度の構築・クラウド化で人と組織の成長を支援する」を事業テーマに、HR Tech市場を開拓してきました。人事評価の運用管理を一元化する『あしたのクラウド®HR』の導入実績は4,000社以上。さまざまなお客様の事業・組織成長に貢献してきたと考えています。

そうした中、さらに多くのお客様のニーズにお応えするため、新たに生み出されたのが『Cateras™』です。構想開始から2年以上の月日を経て、より多くの人事課題を解決するソリューションを提供できるようになりました。

既存サービスとの違いは何か、 『Cateras™』がお客様の未来をどう変えるのか。代表取締役社長 CEOの赤羽 博行に、開発背景や今後の展望について聞きました。

社員が自分のために活用できる、パフォーマンスマネジメントシステムを目指す

──新サービス『Cateras™』の概要について教えてください。

私たちはこれまで『あしたのクラウド®HR』をベースに、企業の人事評価制度構築〜運用をご支援してきました。4月10日にリリースされた『Cateras™』のクラウドシステムは、同じく人事評価ツールではありますが、従来製品のマイナーチェンジではなく、まったく新たなプロダクトとなります。

『Cateras™』のコンセプトを端的に表すと、“実践と成長のサイクル”を回し、人事・管理職・従業員それぞれの課題を解決する「パフォーマンスマネジメントプラットフォーム」です。

人事評価の領域を中核にしながら、お客様の組織を活性化し、ビジネスに貢献するツールとなるように、広い視野を持って開発を進めてきました。

──具体的にどのような特徴があるのでしょうか?

『Cateras™』は、「経営・人事」「管理職」「従業員」の3つの方向から組織・マネジメントの課題を解決するサービスです。

経営や人事の観点では、組織のエンゲージメント向上や継続的なスキルの向上、成果をあげるためのチーム作りが可能になります。

管理職であれば、部下のWillやパフォーマンスを把握した納得感あるマネジメントの実現を、従業員にとっては自身のありたい姿が明確になり、目標に向かって行動できる状態を促します。

それが可能なのは、『Cateras™』のシステムが社員の情報管理・評価管理に加え「働く人のための」パフォーマンスマネジメント機能を特徴としているからです。

単に経営・人事サイドが欲しい情報を吸い上げるものではなく、管理職や社員の視点からも「使えば使うほどメリットがある」仕様になっています。

開発期間は約2年。現場での使いやすさにとことんこだわった

──実際の活用シーンとして、どんな場面を想定していますか?

前提として、企業が人事評価制度を構築・運用することは、人材育成を進める上で絶対に必要なPDCAサイクルであり、組織の背骨だと私たちは考えています。しかし一方で「○ヵ月ごとの振り返り」といった季節的なルーティン要素があることも否めません。

この仕組みの中で運用することにも意味はありますが、本来の評価とは季節的なものだけではないですよね。設定した目標に対して、社員は日々向き合い続けています。決まった時期に評価を受けるだけでは、取りこぼされてしまうものもあるはずです。

往々にして上司はマネジメントに、部下はキャリアに悩んでいる場面が、企業では日常的に存在します。私たちはこれらの課題も含めて仕組みとして解決すべきだと考え続けてきました。

これらを踏まえ『Cateras™』は、週ベースもしくはデイリーでの運用を想定したプロダクトになっています。

部下目線では、業務が着実に進捗していることを上長に報告しつつ、自身の成長実感も得られるように。上司目線では、部下の行動が可視化されてマネジメントがしやすくなるだけでなく、より高いパフォーマンスが出せるような支援もスムーズになるでしょう。

タレントマネジメントという言葉から一般的に想起される、経営・人事側のメリットを中心に構築されたシステムではなく、現場で本当に意味があるものとして活用されるその先に生きた情報が広がり、結果として組織の成果が最大化される。『Cateras™』が目指すのはそういった未来です。

──現場で起きているリアルな課題を解決する、そんな工夫がされているわけですね。『Cateras™』の開発はいつ頃から構想されていたのでしょうか?

MVVの刷新や組織改編を経て第二創業期を打ち出した、2022年の初頭から構想はありました。私たち自身が直面したような組織課題を解決するためには、一般的な人事評価制度以外の部分もサポートできるプロダクトが必要になる。そんな想いから、新プロダクトの開発プロジェクトはスタートしました。

──開発期間は約2年。大変なことも多かったのではないでしょうか?

自分たちは何を目指して価値提供するのか。すべてをゼロベースで考え試行錯誤したので、時間はかかりましたね。

既存プロダクトの焼き直しや追加開発による継ぎはぎのバージョンアップでは意味がありません。一つひとつ丁寧に、ステークホルダーの合意を得ながら、お客様にとって本当に意味のあるものを作ることに注力しました。

ですから、開発に入る前段階での議論は相当繰り返しましたね。エンジニア中心のプロダクト部と協力しながら、方向性を定めるまでに3ヵ月。仮説を立て検証するプロダクトディスカバリーのプロセスにさらに3ヵ月と、トータルで約半年ほどの時間をかけました。

──あえて初期段階で時間をかけたわけですね。その後、開発面でこだわった点はどこですか?

UXとUIですね。お客様からも使いやすさを求める声が多かったので、お客様に提供する価値をしっかりとUXに落とし込み、それをお客様が直感的に使えるUIとなることを目指しました。

開発アプローチとしてもデザイン思考を取り入れ、お客様にとっての価値や体験をデザインすることを重視するようにしました。

例えば社員やお客様の声を聞く際、固定観念やバイアスが反映されないよう、潜在的なニーズを導き出すようにしました。その際、私としてもほとんど意見を出さないようにしていましたね。それは私自身のバイアスを無意識にプロダクトに反映させた結果、実際に使っていただけるお客様が使いづらくなるようにはしたくなかったからなんです。

最終的にはシンプルなUIで、必要な情報がすぐに見えるプロダクトになったと思います。

『Cateras™』を軸に「働く誰もが主人公になれる世界」の実現へ

──『Cateras™』はこれから、どのような展開を目指すのでしょうか?

今後、社運をかけて価値提供の範囲を広げていき、お客様に今までの何倍もの重要性を感じていただけるサービスに育てていきたいと考えています。

ロードマップとしては、まずは既存のプロダクトを利用してくださっているお客様に導入のご案内をしつつ、新規のお客様に対しても当面は、新旧どちらかのプロダクトを選択いただく形を取る考えです。

並行して、さらなる機能開発・実装にも注力していきます。今後の開発目標としては、ボトムアップ型パフォーマンスマネジメント機能の拡充も2025年以降に予定(※)しています。

※開発内容・日程は変更する可能性があります。

──今後が楽しみですね。改めて、今の想いを聞かせてください。

サービス名『Cateras™』は、「キャリア(career)を照らす(teras)」という二つの言葉を組み合わせた造語です。

ここでいうキャリアとは、将来へとつづく「道」。その道を「照らす」従業員の可能性やポテンシャルを「光」で示し、現場と経営などの境界線に「熱」が伝播し組織に広がっていく様子を表したのが、以下のムービーです。

このサービスの展開の先にあるのは「働く人たちの可能性を伸ばし、誰もが主人公になれる世界」の実現です。

あしたのチームが掲げるビジョンは「誰もが “ワクワク” 働ける世界を創る。」であり、ミッションには、「コンサルティングとテクノロジーの力を集結し、人と組織の力を最大化します」と謳っています。

『Cateras™』は、まさにそのビジョン・ミッションを実現するものといえるでしょう。これまで提供してきたサービスの価値をもう一歩進化させるプロダクトによって、企業で働く一人ひとりのパフォーマンスの向上および自律的なチーム運営に貢献するのですから。

『Cateras™』をリリースした今、私自身もとてもワクワクしています。あしたのチームの今後の展開に、皆さんもぜひご期待ください。

取材協力:CASTER BIZ recruiting

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