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歌を詠む

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歌を詠む 2023/11/29 俺流な俺様

歌を詠む 2023/11/29 俺流な俺様

これまで、推し短歌をいくつかやってきたけれど、肝心のこれをやっていなかった。
それはもちろん、我らが愛する…、

黒柳能生!!

というわけで、さっそく。

…!?……!!思考と心臓が止まってもそこにいるのは確かにあなた

その指とその四弦とその腕とその低音を忘れるわけない

2020年も暮れようとしていた、12月29日。
休止期間も8年目に入ったこの年の夏ごろから、SOPHIA BASS COV

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歌を詠む 2023/10/7 映画の場面

歌を詠む 2023/10/7 映画の場面

チケットはぴったりはまるサイズの指輪 待ち合わせは あの約束の場所

SOPHIAのライブイベント「獅子に翼Ⅴ」を目前にして、インスパイアされたことがあるので、歌にしてみた。

ベースラインだけでも、何の曲かすぐに分かる。
この曲のベースはかなり特徴的で、しかも比較的聴き取りやすいので、音楽センスがゼロに近い私でも、それなりに正しくベースを耳コピできている曲でもある。
リズム隊だけでこれだけサマに

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歌を詠む 2023/9/28 philo-SOPHIA

歌を詠む 2023/9/28 philo-SOPHIA

愛を知り やさしさを知り 痛みを知り そばにはいつも綺麗なメロディ

SOPHIAを知って27年、好きになって25年が経った。
信じられない話である。
中学生だった90年代後半、それは彼らの全盛期とも重なるが、その頃は、5周年、10周年が遠い未来のことに見えた。
彼らがデビューしてからの自分が知らない期間より、自分が好きで追いかけるようになった期間の方が早く長くならないかと、指折り数えていた日々が

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歌を詠む 2023/9/24 虎に翼

歌を詠む 2023/9/24 虎に翼

ちっぽけな私。飛ぶことはできないけど。確かにあの日、翼が生えたの。

「獅子に翼」とは、ライブバンドを自称するSOPHIAが、1999年から、折に触れて行ってきている、大規模ライブイベントである。
過去に4回行われ、全てが伝説と化している。

「獅子に翼」とは、「鬼に金棒」と同じような意味である「虎に翼」ということわざを、獅子座のボーカル・松岡充が文字ってつけた名称である。
獅子に翼が生えたら最強

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雑感 2023/9/16 蜘蛛と蝙蝠と世界の憂鬱

雑感 2023/9/16 蜘蛛と蝙蝠と世界の憂鬱

毎日を越えていける力があるから 直面している世界の憂鬱

SOPHIAが、10年ぶりに新曲を出すことになった。
なんだか不思議な気分である。
私は、2007年以降SOPHIAを追っていなかったので、それ以降の楽曲は、2021年ごろから、遅まきながらぼちぼちとCDを集めてコンプリートしたのであり、初めて聴いた曲がここ数年にいくつもあった。
そういう意味では、何となく、新曲感が薄いのである。

そして

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歌を詠む 2023/9/15 たくさんの花言葉

歌を詠む 2023/9/15 たくさんの花言葉

各々に募る想いを胸に秘め ここに集いしヒマワリの花

言の葉とともに蒔かれし種抱き ここで揺れいる我ら 向日葵

降り注ぐ詞とメロディー 受け止めて やさしい風に揺れるヒマワリ

「ここに咲く向日葵たちに贈ります」 魔法にかかるこの瞬間が好き

それぞれに生きるステージ違えども 種を結びてまた開く向日葵

人生は出会いと別れの繰り返し それでも花は揺れて揺れてた

SOPHIAのライブの定番グッズ

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歌を詠む 2023/9/12 世界を守るヒーロー

歌を詠む 2023/9/12 世界を守るヒーロー

夜が更け 僕らも老けていく朝に 彼は五十路に 我は四十路に

こういうのを「本歌取り」と言っていいのかは甚だ疑問ではあるが。
でも、本当に「歌」からインスピレーションを受けた歌であることには間違いない。

SOPHIAに出会った頃、私は中学生だった。
初めて買ったCDである「ALIVE」に収録されているこの曲で、ボーカル・松岡充はこう歌う。

中学生だった私には、「老ける」なんて言葉は他人事だった

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