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日帰りお伊勢初詣をふまえた電気自動車生活 ~熱海の崖に家を建てる

みなさんこんにちは。かとうゆりです。
伊勢神宮に初詣に行ってきました。
東京から日帰りで。

というと、すごい体力あるなと思われますよね。50歳を過ぎておりますので翌日は座りすぎで腰ボロボロではありましたが、車のおかげでダメージは最小限にできたと感じています。
今日は日帰りお伊勢初詣の経験をふまえ、熱海で期待する電気自動車生活について書いてみようと思います。


熱海の崖に家を建てようと思います。
名付けて、熱海Case Study House。
自腹でケーススタディしながらか
今そこにある技術・アイデアを実装した
現代のCase Study Houseを目指します。

熱海Case Study House

まずは充電計画

電気自動車で伊勢神宮と東京を往復するには、充電計画がポイントとなります。

我が家の電気自動車は8年落ちのテスラモデルS。バッテリーの容量はMax340kmです。ちなみに8年も経つとバッテリーは劣化するという都市伝説がありますが、テスラに限っては性能変わりません。パナさん、すごいです。

走行距離は、上り(東京から富士山方面)だと短くなり、下り(富士山方面から東京)は長くなります。バッテリーは温度が高い方が効率よいようで、冬は短くなり、夏は長くなります。

普段の行動範囲は熱海あたりなので、東京からせいぜい100km。しっかり充電していけば勾配や季節で変化はあっても、往復の電気に困ることはありません。今回は、富士山エリアを超え伊勢まで参ります。関東の人間からすると、富士山以西の勾配の感覚は全くございません。しかも冬。余裕をみて、200kmごとに充電する計画を立てます。

東京⇔伊勢神宮はおおよそ400km。目的地の伊勢神宮近辺にはVISONというホテル&商業施設があり、ここに最近スーパーチャージャーが設置されました。となると真ん中あたり、浜松のスーパーチャージャーで往復それぞれ充電する計画にするのがよさそう。
そもそも今回、伊勢神宮まで日帰りで行ってみようと思ったのは、VISONにスーパーチャージャーが設置されたから。とにかくVISONまで行けば、なんとかなりそうです。


レベル2でも高速では「なくてはならない」自動運転

テスラモデルSには、レーンキープアダプティブ・クルーズコントロール(前の車との車間距離を保ちながら一定の速度で走る)の機能がついています。よく「テスラは自動運転」と言いますが、完全自動運転ではなく、レベル2と言われるレベル。基本、ドライバーは常にハンドルを握って運転制御しなければなりません。それでも、アクセルから足を離し、サンドイッチを食べながら運転できるので、それだけでドライバーの負担はずいぶん軽いのです。高速道路上の渋滞時は、うっかりコックリなんてこともありますので、50代の私たち夫婦には、既に「なくてはならない」機能になっております。

その上、電気自動車ならではの特性で、サグ部であってもスピードを一定に保ってくれます。結果揺れが少なく、加えてエンジン音がないので静か。とても快適です。

と書くと、テスラの回し者っぽいですね。

実は最近車を修理に出している関係で代車のマーチ(ガソリン車)に乗っており、その違いに愕然。今は心からテスラ素晴らしい、といえます。強調しておきましょう、一度テスラに乗ると、もうガソリン車、自動運転機能なしには戻れません。

充電はコツ、充電待ち時間は使い方次第

「電気自動車もいいけど、充電が面倒くさいよね」とおっしゃる方もいらっしゃいます。たしかに、ガソリンに比べ、充電時間は長いですよね。マーチはそれこそ5分もあれば給油できます。

テスラの場合、目的地とするスーパーチャージャーを行先にセットすると、最速で充電できるようバッテリー・マネジメントを始めます。ドライバーが気を付けるのはその時のバッテリー残量が20-80%になるようにすること。他の電気自動車もそうだと思うのですが、充電スピードってバッテリー保護の観点で、0-20%と、80-100%は極端に遅くなるシステムとなっています。20-80%の間の充電時間は、我が家の8年落ちのモデルSでも30分くらい。最近の新しいテスラはバッテリーが進化しているようなので、もっと早く充電できるみたいですよ。

充電中の待ち時間。
例えば今回の日帰り旅行では、浜松のSA脇の駐車場に設置されたスーパーチャージャーで充電しました。高速道路内ではありませんが、駐車場からSA内に徒歩で入ることができるので、なんならSA内の駐車スペースよりもトイレに近かったりします。
東京を出発して200km、2時間弱運転していますから、トイレに行ったり、飲み物を買ったり。この日は朝3時に起きて出発していますので、充電を待つ間、1時間くらい軽く仮眠をいたしました。ガソリン車でも休憩したと思うのです。そう考えると、高速道路沿いで30分という時間はそんなに長いわけはないように思います。

ちなみに、我が家の8年落ちのモデルSには、当時の販促キャンペーンのおかげで、スーパーチャージャーの永年無料充電利用権がついています。もともとは夜間電力で自宅充電しておりましたが、最近電気代が高いので、近所にできたスーパーチャージャーに充電に出かけています。熱海に出かけるときは、帰り際にスーパーチャージャーに寄るのが定番。充電中に最寄りのサミットで翌日の食材を買い物したり。
時間は使いよう、ですかね。

本題じゃないけれど、伊勢神宮とVISONの感想。

伊勢神宮への初詣は初めて。3が日は過ぎていましたが、交通規制が引かれ、参拝者は結構な数。ワサワサしていたからかもしれませんが、神聖な感じの明治神宮や出雲大社に比べ、伊勢神宮って境内も商業的な感じがしたのは私だけでしょうか。皇室ゆかりの、なので、もうちょっと神聖なのかなと思っていました。

内宮に初詣。


最近毎年初詣に出かける熱海の来宮神社って、カフェがあったり、グッズ開発に熱心だったりと結構商業的。これって熱海という観光地にある神社ならではなのかなと思っておりましたが、元祖お伊勢参りの伊勢神宮も似たにおいがしました。

VISONはうーん、宿泊しないとよさがわからないのかなという印象。まるで石切り場跡地のような敷地の真ん中に道路がドーンと通っていて、私が妄想していた森の中の地産地消の商業施設、というものと少し印象が違いました。一番うれしかったのは、実証実験中の自動運転車に搭乗できたこと。これはこれで、いろいろ思うことがありましたけどね。

人手不足を考えると自動運転バスはこれから重要度が増しそうです。
井村屋さんのアイス。
美味しかったです。

まとめ

電気自動車、CO2の削減といった環境貢献だけでなく、メリットがたくさんあると思います。電気自動車生活、これからの日本でメジャーなライフスタイルの1つになっていくのではないでしょうか。
その前提で、本日は熱海市さん、テスラさん、自動車メーカーさんに3つ提案したいと思います。

①熱海にスーパーチャージャーを誘致しませんか

私が伊勢神宮にでかけたのがVISONへのスーパーチャージャーがきっかけだったように、スーパーチャージャーは目的地になりえます。

熱海市さんにおかれては、観光振興のためにぜひぜひスーパーチャージャーを誘致してほしい。スーパーチャージャーがあれば、充電計画のポイントとして熱海への来訪者はますます増えるはず。伊豆半島全体の観光振興にも貢献しそうです。例えば多くの人がアクセスしやすい熱海市営の駐車場の一角など、いかがでしょう?

テスラさんにおかれてはぜひぜひ、スーパーチャージャーの他社電気自動車への利用開放を検討してほしい。米国ではすでに実現されていますよね。

電気自動車を保有する人からしても、連日で遠出するには自宅の太陽光発電だけでは足りない可能性があります。そう考えると、近隣にスーパーチャージャーがあると住民、そして別荘族の利便性もあがりますよね!

②太陽光発電に補助を!

電気自動車の基本的な運用には、家での充電が必須です。系統電力の電気代は無限にあがる可能性があるので、できるだけ自家発電したい。
熱海市さん、太陽光パネルへの補助をぜひお願いします。きっと移住者増えます。

③走行距離は300kmあれば十分、近所用は100kmでもよい

340kmのバッテリーで伊勢神宮まで行けるのですから、正直500kmも600kmもバッテリーを積む必要ってあまりないのではと思います。もっというと、近所でうろうろするだけならば100㎞で十分。充電もクイックにできるし、実は一番需要があるのは軽トラックの電気自動車版なのではと。
自動車メーカーさん、小さいバッテリーの電気自動車、もっとつくってください!実は熱海生活の2台目は、小さなバッテリーの電気自動車なのではと思っています。これって、電気自動車のりならではの生活実感だと思うのですけれどね。

熱海が電気自動車のりの聖地になるといいな。
そうしたら、フォーミュラEも来てしまうかも。
熱海って、東洋のモナコらしいです。可能性は無限大です。

熱海の電気自動車生活が充実したものになるように、関係各所にロビイングしなくては…!

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