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加賀まりこ

あなたの素敵さ、チャーミングさは他にある。

この言葉。日本女性なら言われてグッと来ない人はいないのではないかと思う。

この一言は、ネット配信番組大人の時間で
秋元真夏さんに加賀まりこさんが放った言葉だ。

秋元さんは私は料理の他にミシンを買ったりして
女性らしい趣味を増やそうと思ったけど続かなかったと言っていた。

私って浅はかですよね〜と笑っていた。

そんな事ないわ。
あなたの素敵さ、チャーミングさは他にある。
あなたはもっと理知的な人でしょ。

と加賀さんが答えていた。

この言葉を聞いて秋元さんが心から喜んでいるのがわかったし、まるで自分に言われているかのように私も嬉しかった。

母親から無条件に愛されているような感覚に包まれているような感じがした。

この人かっこいいな。こんな人になりたいなと思った。

いつのまにか、料理や裁縫ができた方が良いと思わされる。

何度男性から得意料理はと聞かれたことか。

私はその質問が嫌いだ。

家事のabilityを測られる気分になる。

私は貴方の家政婦になるつもりはないし、男性だって得意料理があった方が素敵に決まっている。

こんな質問を繰り返してされるうちに私自身がステレオタイプの女性像に自分自身を嵌め込もうとしてしまっていたと思う。秋元さんもそうだったのではないだろうか。

ガラスの天井をより強固なものに自分自身がしてしまっていたように思う。

加賀まりこさんは1943年生まれ。
今よりもっと男尊女卑が激しかった時代を生きてこられた人から発せられる言葉の重みはちがうなぁと思った。

60歳くらいで事実婚をされて、自閉症の息子さんを育てられている。自閉症の息子さんへの接し方も暖かく素敵な人だなと思った。

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