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本と美容室萩店オープンまで、残り102日

萩と山口市、福岡を往復する日々。
33歳のエスティマに鞭を打って、関門海峡を行ったりきたり。
この2日で2人の美容師さんに会った。
ひとりは萩出身、もうひとりは津和野出身。
ふたりとも地元を出てだいぶ経つらしい。

ローカルに生まれ育って、ファッションもデザインもカルチャーもトレンドもなかったという。横浜が地元のぼくでも、「地元」にはそんなものはない。
東京、というわりと近くに吹き溜まっているもので、そこにアクセスするのは10代のときでも遠く感じていた。山陰の人たちからすれば、それが広島だったり福岡だったりするわけで、萩に土地勘のある美容師さんたちは、その2都市に多いこともわかってきた。

ならばと思って、今は山口のマージナル、いわば境界線におもしろい人たちがいると思うし、ネットではわからない人たちがたくさん存在している。
人伝で訊いたり、嗅覚を駆使して縦横無尽に「まだここにない出会い」を探して走り回っている。

「地元好きなんですよね、いつか帰りたいと思ってて」
出会う人たちから出る言葉に、ぼくはいたく感動している。
帰りたい場所がある、帰ってやりたいことがある。

年齢もセンスも経験値も関係なく、大好きな土地で仕事をしたいと思えること。

これはコミュニティ難民のベッドタウン育ちの自分からすると、なんとも愛おしく羨ましいと思える。

まだまだこれから、がんばるぞー

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