《今日の新譜》Flex四重奏+ テディベアのピクニック


《今日の新譜》Flex四重奏+ テディベアのピクニック
クマがよたよた歩いている姿を想像できる、ゆかいな作品をお楽しみください。
ぜひこちらからYoutubeで全曲視聴してみてください。
参考音源
https://youtu.be/afiW94lKAnU
Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ
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Flex四重奏+ テディベアのピクニック
ジョン・ウォルター・ブラットン
Teddy Bears' Picnic
John Walter Bratton

編成はSop.パート(Tp.、Fl.、Ob.、S.Sax、Cl.、鍵盤打楽器など)、
Altoパート(Hn.、Cl.、A.Sax.など)、Ten.パート(Tbn.、Eup.、T.Sax.など)、
Bassパート(Tuba、Tbn.、Eup.、Bs.Cl.、B.sax.、Bsn.、St.Bs.など)およびDrum Setです。
すべてのパート譜は同梱しています。
金管四重奏、木管四重奏、サックス四重奏版、クラリネット四重奏、打楽器三重奏版は発売中です。
いかにも楽しそうなピクニックの様子の音楽を、ぜひお楽しみください。
参考音源ではFl.、A.Sax.、Tbn.、El.Bs.で演奏しています。
楽譜をお求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

「テディベアのピクニック/Teddy Bears' Picnic」は、ポピュラーなキッズソングで、数々のアーティストや子供達に歌われています。
1907年にJohn Walter Brattonによって作曲されたメロディーに25年後Jimmy Kennedyが作詞してつけたものです。
テディーベアが流行り始めてすぐの、1907年に、アメリカで「The Teddy Bear's Picnic テディーベアのピクニック」
という曲が書かれます。クマがよたよた歩いている姿を想像できる、ゆかいな感じの曲です。
これに歌詞が書かれるのは、1932年。同年に、イギリスで、Henry Hall and His Orchestra (ヘンリー・ホールとオーケストラ)によって、
初めて歌詞つきの歌が録音されます。
歌手の、昔っぽいイギリス英語のアクセントも、とても面白いのです。
昨今、こんな喋り方をする人あまりいませんし。なんでも、この録音は、1960年代まで、BBCの音響技師により、
音響設備の周波をテストするために使用されていたのだそうです。
また、ジミー・ケネディ(英語版)が作詞、ジョン・ウォルター・ブラットンが作曲した
「熊ちゃんのピクニック(英語版)」(「くまちゃんのピクニック」とも表記される)という曲があります。
日本ではきたひろし(服部公一)の訳詞、ボニージャックスの歌で1961年にNHKの『みんなのうた』で放送されました。

《歌詞》

If you go down in the woods today
You're sure of a big surprise.
If you go down in the woods today
You'd better go in disguise.

For every bear that ever there was
Will gather there for certain, because
Today's the day the teddy bears have their picnic.

Every teddy bear, who's been good
Is sure of a treat today
There's lots of wonderful things to eat
And wonderful games to play

Beneath the trees, where nobody sees
They'll hide and seek as long as they please
That's the way the teddy bears have their picnic

Picnic time for teddy bears,
The little teddy bears are having a lovely time today.
Watch them, catch them unawares,
And see them picnic on their holiday.
See them gaily get about.
They love to play and shout.
And never have any cares.
At six o'clock their mommies and daddies
Will take them home to bed
Because they're tired little teddy bears.

If you go down in the woods today,
You'd better not go alone.
It's lovely down in the woods today,
But safer to stay at home.

For every bear that ever there was
Will gather there for certain, because
Today's the day the teddy bears have their picnic

和訳(最初の2節だけ)

今日、森へ行くのなら
びっくりする事が待っているよ
今日、森へ行くのなら
変装して行った方がいいよ

ありとあらゆるクマたちが、
森に集まってくるんだ
今日は、テディーベアのピクニックだから

良い子にしていたテディーベアたちに
今日は、楽しい事が待っている
すばらしいご馳走が沢山と
楽しいゲーム

誰にも覗かれない木の下で
好きなだけかくれんぼ
それが、テディーベアのピクニック

◆テディーの由来
このテディー・ベアという英語の名称ですが、テディーの由来と、そう呼ばれるようになった歴史があります。これは、
アメリカ第26代大統領、セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt)から来ています。彼の愛称は、テディー・ルーズベルト。
1902年に、ルーズベルトは、ミシシッピ州知事の誘いで、ミシシッピへくま狩りに出かけます。狩猟を始めて3日たっても、
ルーズベルトはクマを一匹も打ち落とせないでいたのを、猟のガイドが見かねたか、犬を使って追い詰めたクマを、柳の木に縛りつけ、
大統領を呼んで、撃つように勧めたのです。ところが、セオドア・ルーズベルトは、動けないでいるクマを撃つなど、スポーツマンのする事ではない、
と、自分で撃つ事を拒否。ただし、クマはすでにかなり傷ついて苦しんでおり、楽にしてやるために、他の者に撃ち殺す事を命じます。

この逸話が、新聞記事となり、ニュースはあっという間に国中に広がります。更には、政治漫画家のクリフォード・ベリーマン(Clifford Berryman)が、
木に繋がれているクマとガイドに背を向ける大統領の漫画を描き、ワシントン・ポストに掲載。上がその漫画。クマは、なんだか、
ミッキーマウスに見えなくも無いですが。このため、クマさんというと、ルーズベルト大統領のイメージが、多くの人々の心に焼きつく事になりました。
ニューヨークで、キャンディーショップを経営していた、モリス・ミットム(Morris Michtom)氏も、この漫画を目に留めたひとり。
彼は、店の窓に、奥さんが作った2つのクマのぬいぐるみを飾り、ルーズベルトから、このクマさんたちを、セオドアの愛称「テディー」を使用した、
Teddy's Bears(テディーのくま)と呼んでも良いでしょうか、と許可を得ます。人気となったテディーたちに触発され、やがて、ミットム氏は、
テディーズ・ベアを大量生産し始め、おもちゃ会社を築き上げるに至ります。
時期を大体おなじくして、ドイツの会社シュタイフ(Steiff)が、やはりぬいぐるみのクマを製造販売はじめます。この会社は、マルガレーテ・シュタイフ
(Margaret Steiff)婦人が、おこづかい稼ぎに、ゾウのぬいぐるみを自分で作っていて、そのうちに他の動物のぬいぐるみを作るようになったのが
始まりだそうです。当社のクマのぬいぐるみは、アメリカで人気となり、多く輸入され、これらクマさんたちも、テディー・ベアの名で呼ばれるようになりました。
そして今では、クマのぬいぐるみと言えば、どこのどんなものでも、テディーの名で呼ばれるようになるまで浸透したのです。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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