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もちでもなくういろうでもない「バナナケーキ」



毎朝グリーンスムージーを飲むのがルーティンなため、
バナナは常に買い置きしてあって。
熟れすぎると皮をむいて冷凍庫に入れるのですが、
今回は手土産用にバナナケーキにすることに。

バナナって今は手軽に入手できるし、
かつては家庭菓子の定番でもあったので、
オリジナルのレシピを作りたくて。

教室をすると決めた20代後半、
教室のためのオリジナルのレシピを作り始めた割に早い段階で
バナナケーキもレシピ化に取り組んでいました。

見た目はパウンドケーキのような、
しっとり&ふんわりのバターケーキ。
一口食べると、
バナナ特有のもっちり感と同時に
バナナの甘みと風味が口いっぱいに広がる、
そんなバナナケーキを作りたかった。

けど、
バナナを多く入れるともち?ういろう?みたいな
もっちもっちの重い食感のコになるし、
バナナを控えめにすればバターケーキ感はでるけど、
バナナ感は控えめ…てか薄いw

うーん、
マフィン型のように小さく焼いたほうが
バナナ感出せるしもち感減らせるよね。

でも、
私はパウンド型で焼いたバナナケーキが作りたい!

そこで思い出したのが
パークハイアット東京のペストリーブティックで売ってたバナナブレッド。
このバナナブレッド、バナナの風味がしっかりしてるけど、もち感なくて美味しかった。
そして、パウンド型で売っていたよね!

早速、当時のペストリーシェフの横田さんの著書本を調べてみると
「膨張剤」
にヒントがあって。

そのヒントのおかげで、
その時のレシピの倍量のバナナを入れてももち感にならず、
見た目もバターケーキ。
そして食べると、
バナナの風味と甘みが広がる美味しいバナナケーキ!

それ以来、一ミリもレシピをいじることなく、
今でも焼き続けています。

ちなみに
横田シェフの作り方は、
少量で気軽に作るには向いていなかったのと、
「ブレッド」の位置づけなのでバターケーキ感は控えめ。
なので
最終的には私の持ってた配合と作り方を採用しました。

このときはストックのカタラーナとアーモンドココアクッキーと一緒に

バナナケーキはコーヒーよりも断然紅茶、
そして
ミルクをたっぷり入れたミルクティー推し。

茶葉はミルクたっぷり入れたアッサムやアフタヌーン(アッサムとダージリンのブレンド)だと尚いいですね。

実は長くパウンド型で焼くバターケーキは
小さめのパウンド型で焼いてたけど、
最近、特にバナナケーキは
大きめのパウンド型で焼くのが好み。

そして、
カットしてそのままよりも
ホイップクリームを添えていただくことが多くなりました。

その時々で
マイナーチェンジはしているけど、
それでも軸はブレずに同じ。
きっとこれからも焼き続けると思います。

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