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小淵沢界隈を巡る#1

親の暮らす、長野県富士見町に行ってきました。
長野県とは言うものの、山梨県から入って車で5分ほどの場所。
小淵沢と言った方が、通りが良いです。

自分の誕生日なので、親に感謝ということで行ってきました。
5ヶ月ぶりの訪問です。

いつもは親の家で過ごす他は、小淵沢界隈のカフェ巡りを少しするくらいなのですが、最近、沖縄旅行したこともあり、「色々見たい」という熱がほのかに湧いてきました。
インドア派からアウトドア派への、微妙な転向です。

入笠山に行きました。
母は膝の調子があまり良くないので、ケーブルカーで登って少し歩く程度で済ませましたが、前方に八ヶ岳、右手に富士山に臨む素晴らしい眺望でした。

ここから駆け下るスポーツバイクが流行りなんだとか。
麓でシンガポールからわざわざ来たという白人男性とお話しました。

下山後、立ち寄ったカフェでは店主と珈琲焙煎やレコードの音質の話が弾みました。
あの辺りには「どうやって商売が成り立っているんだろう…」と不思議に思える素敵なお店が数多くあるのですが(人のことを言えないんですが…)、また一つ、お気に入りが増えてしまいました。
共通して感じるのは、そういうお店をやっている人は、自分のしていることが本当に好きなんだなあと思えることです。
穏やかで、にこにこしています。
現実よりもずっと、夢の重さの方が感じられるのでしょう。
一応、ご紹介しておきます。https://www.instagram.com/mame_mura_coffee/?hl=ja

両親宅に泊まった夜は一人で散歩したくなるものですが(何しろ真っ暗闇の中を歩けます)、思い返すと、過去2,3回は田んぼの蛙が鳴いていた季節でした。
11月。標高900mの土地は既に寒く、歩く気には全然なれませんでした。

2日目。
大滝湧水に行ってきました。
地元の方々はここに水を汲みに来るようです。
大滝神社と一体になっているのですが、それ以上に自然霊に対する尊崇を強く集めているらしく、短い時間でしたが4,5人の来訪者を見ました。
皆、一生懸命に岩に祈り、それから水を汲んで行きました。
それがどんな巨石なのか、スマホのカメラにはとても入るものではありませんので、代わりに頭上を見上げて一枚収めてきました。

この木の根元に巌があり、それが信仰の対象となっています。

石に手を合わせ、そこの水を飲み、感じたことは…
感覚が鈍っている、ということ。
昨日今日の話ではなく、この石を見て、この水を飲んで、また、流れる水の音、そよぐ木々の調べを聞いてきっと細胞は原始の追憶を得ているだろうと言うのに、「きっと凄いんだろうな」くらいにしか反応できない自分。
色々と、深く、やり直したいと感じました。

長くなってしまったので、続く。

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