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射手座満月と逆行木星と

2夜連続真夜中2時台に目が覚めて、ほぼ天頂にキラキラ光る木星とその横に土星を見て、この木星アピールは何なんだ?と思っていたら、お昼頃にようやく気づきました。もう明日の明け方には満月だからね、急ピッチでいろいろ整理しないとです。
まずは物理的なお掃除終えてよかったー。
逆行木星と射手座周辺だけで読み解こうという、偏ったとっても私的な解釈ではありますが、月星座射手座ゆえとご海容ください。
それでもこれだけいろいろ引き出すことができてしまうのだから、さすが木星だなぁと。ネガティブにもポジティブにも拡大力のある星です。

そして、思いのほか長くなってしまったこのタイミングでのこの記事、ブロック外しの一環として、僭越ながら有料にさせていただこうと思います。

木星は射手座の支配星。それでもって逆行中

急にピンときたのがこのこと。6/6は射手座満月、この時の太陽と月のサビアンシンボルで読むのが正答なのかもしれません。それでもって2019年の射手座新月で撒いた意図の刈り取りだとかも言われます。
私的には星読みを学び直したのが今年に入ってからということで、いろいろな断絶が起きたゆえに、なかなかその振り返りができないというか繋がりが見出せず、はてどうしたものかと思っていました。
それでいて、射手座に関するある事柄の強烈な揺り戻しと葛藤していたところに木星のアピール。引きこもりがちなのでまぁ一人相撲をとっているわけですが、射手座は射手座でもそっちじゃないんじゃないかい、と言われているような、逆行ですから見直しだよと言われているような、とにかく行動に移すよりはやっぱり内面の整理をしていく段階なのだと思っています。
せめて書いて経過を記録しておくべし。

月星座射手座です。

この勝手な読み方に至ったのもネイタル月星座射手座ゆえかもしれません。
月は本能や基本的な性格でもあり潜在意識や未熟な欲求、過去を表すとも言われ、一時期は月星座を癒したり満たすことが重視されていました。どこかにも書いたかもしれないけど、2019年は射手座木星期だからラッキー!?と思っていたけど、満ち足りなさのが拡大されてたように感じられ、それゆえ精神的な満足を求めて様々渡り歩くことになったのかもしれません。
あらためて振り返ってみると、一つのサイクルとして2019年の射手座満月後、現実的な事柄から自分の内面やスピリチュアルな事柄へと舵を切ったようにも思います。外側については変化も進化も打ち止めになった感、それなら進む先は個人としてのプライベートと内面しかなかったわけですよね。その時はそんなこと知る由もなかったから、今こそホロスコープで振り返ってみるといいのかもしれない。思ってたよりも長くなりそう...

2019.6.17. 17:31 射手座満月
月:射手座25.53°(1ハウス)
木星:射手座18.38°(1ハウス)逆行
土星:山羊座18.47°(2ハウス)逆行
冥王星:山羊座22.32°(2ハウス)逆行

ちなみにその日も何かしら書いたであろう手帳は、引越のどさくさで捨ててしまいました...でも周辺をメモしていたノートは無事だった。ロミロミのセラピストさんからもらった、クリムトのノートの表紙は、三世代の女性が描かれた象徴的な作品。ロミロミのメッセージをメモしておいたり、薄いからお出かけに持ち歩いて、旅の間に思いついたことを書くのに使っていた。
ノートを使い始めたその日のメッセージには、変容のキーワードがもりだくさん。満月頃は臨界点だったのかもしれないなー。満月チャートのアセンダントも射手座で、リセット感満載。
仕事にどっぷりだったのが、糸が切れたようにふわふわーと飛びはじめた。
一方、逆行中の土星山羊座はネイタル土星とスクエアサインで、会社のシステムが窮屈になってきてた。同じく逆行中の冥王星もネイタル冥王星とのガチスクエア付近をうろうろしてたこの頃から、ピークに貯まってた貯金を猛烈に使い始めたなぁ...ネイタルの2ハウス月に天王星がコンジャンクションしてるせいか、貯めては一気に使う傾向がありますが、変容もセットになっていたと気づくのはまだまだ先のことでした。

2019.11.27. 0:07 射手座新月
太陽・月:射手座4.03°(3ハウス)
木星:射手座28.39°(4ハウス)
土星:山羊座17.33°(5ハウス)
冥王星:山羊座21.23°(5ハウス)

満月から新月の間に手放していったものは、固定概念であったり描いていた理想と違う現実だったり、今までの自分ならできなかったことにも、挑戦してったなぁ。怖いけど、やらずにいられない。まぁまだ、ほんとうに超えるべき会社員という枠に甘んじていながらだったのだけれど。
そんでもって新月のこの日は、仲の良かった職場の魚座男子とランチへ行ってたみたい。魚座の海王星は山羊座土星とセクスタイルで蠍座水星とトライン。気のおけない人と楽しい時間を過ごしたいい思い出。
けど参考にさせてもらったこちらのサイトにあるように、満月はノーアスペクト、心はどこか別のほうを見ていたのかもしれないなぁと思いました。そういえば、私の出張と旅行の直前で、同僚も久しぶりに海外に行きたいなぁって話していた記憶が蘇りました。結果、彼に穴埋めをしてもらう形で私は職場を去ることに...

なんと、新月チャートでトランジット冥王星がネイタルとぴったりスクエア。変容はもう避けられようのないことだったのかもしれませんね。

上記でリンクしたサイトに書かれていた「2019年射手座新月に起こしたい3つのアクション!」というのも振り返りの参考にさせてもらうと...

1. 精神的な自由を得る。...誰かから押し付けられた価値観や常識に縛られるのはやめる

私の場合、自分自身で決めてると思い込んでたガチガチの価値観に縛られていたかもしれず、自由になれない思い通りにいかない職場環境で息苦しくなっていた。

2. 予定を決めすぎない...行けばどうにかなるさ

というか、決められなくなってた。それまでは旅行も下調べこそが楽しい時間だったはずなのに。直前までは大いにその質を楽しんでたけど、1ヶ月後に控えてたエジプト・リトリートについては、ツアーだったから自分で決めるものでもないんだけれど、何も知らないわりに直前でやっと下調べを始めたんじゃなかろうか。

3. 自分にとっての糧となる学び...自分自身という存在の正体を知るための学びを深める時

1にも通ずる、誰かや何かから学びを得ようとしても、どうにも上手く行かなくなってたのもこの頃。エジプトは旅程そのものでなく、予想もできなかった帰りの飛行機での出来事から星読みにたどり着いて、自分の存在を自ら知っていく学びがはじまった。

ちょっと横道にそれましたが、射手座木星期もクライマックス。大急ぎで山羊座に向かう木星について行けてなかったのはきっと私だけじゃないでしょう。
逆行の今になって、あの時できなかった振り返りを大いにやらされてる、いえ、させてもらってるんだなぁ。

木星逆行のはじまりと終わり。終わりははじまり。

で、いつものごとく落としどころが見えなくなってきたところで、もう一度木星の逆行に焦点を戻します。
序盤に内面の整理と書いたけれども、木星は社会を表す天体だから、外側の人や仕事とも多いに関わってくるものですね。特に、仕事なのかなぁ。奇しくも木星の逆行開始の日が最後の出社日に重なっていました。次の仕事についても満月までに少し形にできたらとは思ったのですが、なかなかどうして...
木星逆行期間は5/14〜9/12で、それまで仕事が始められないとは思わないけれど、あたらしいことを始めるための見直しが全然足りてない、と木星に気づかせてもらったのです。星読みの学びも何もかも行きつ戻りつ、松村潔さんの『ディグリー占星術』という本を入手したところですが、序章から一気にレベルの高い話に。それはいったん脇に置いて、度数の学びを深めてみよ。

逆行する木星の度数
逆行開始 5/14 山羊座27.14°(28度)
逆行終了 9/12 山羊座17.24°(18度)

28度は「過去を踏み台にして突破する」という意味で、昨年の12/3に山羊座入りして半年で一気に終盤の度数まで駆け抜けてった木星にリバースがかかる。
水瓶座の時代が待望されていたけれど、コロナという強制的な変革の布石がなければ気づけなかったかもしれなくて、変化しなければならないということにようやく世界も個人も気づき出し、ゆっくり見直しと準備を始めるのが木星逆行期間なのかもしれない。

18度は「星に照応する古い記憶の探索」。タロットで言うと18は「月」に対応。「古い記憶」すなわち28度の示す「過去」のことだ。2019年はもう過去!射手座の月に関する事柄の見直しはようやくこの頃に完了するのだろうか。

同じ山羊座18度に木星があったのは2020/2/19、気仙沼へ行ってた日だ。9年前の大変容の引き金、東日本大震災で津波被害にあった地。松村本ではこの時のホロスコープの読み解きもされているが、こちらは書籍を実際に読んでください。
私が当地に出かけたのは仕事の関係で、でも個人的な好奇心から、都ある企業を訪ねることが目的だった。理念も事業としてもとても素晴らしい会社だが、震災と切っても切り離せない関係にある。当時の映像が流れるシャーク・ミュージアムにも行ってみて、復興が進むといえまた同じ場所に建物を建ててそこに居続けることに恐怖はないのだろうかと、その土地に来ていることがとても不思議な感覚だった。
復興のボランティアやその後の政策は、とにかく人に来てもらうことで、観光経済を回していくこと。もちろんそれはそれでとても良いことなんだけど、なんだろう?仕事や居場所を含めた自分自身の在り方への疑問が拭いきれずにいたせいで、なんとも複雑な気持ちで楽しみきれず、とても中途半端な視察旅行になってしまった。

もっと深い意味は、大きなものでなく小さなところから、自分自身の足元を見て自分が何を成すべきか考えようというもの。山羊座では集団をいったん置いておいて、自分がどうすべきか、深い心の声から探していくこと。
自分の所属する集団や地域の良さを確立できている自信がないのに、どういうわけか周りには良く見えてしまっている違和感と、自分自身の不安定さはいったいどこから来るのだろう?

結局、開催予定だったその企業を誘致してのイベントは、コロナ渦中で中止になった。

あたらしい旅のはじまり

二つの度数の4桁の数字がアナグラム的になっているのも面白い。それぞれ足すと14になるんだよね、気になって、際限なくなりそうだけど見てみる。
松村本によると14はタロットで言うと「節制」、意味は「精神的なものやより高次なものが、具体的なイメージに落とし込まれてかたちになる」というもの。アフター・コロナの時代の概念が具現化してくるのでしょうか。ただし木星逆行で広がっていくのは概念的なこと、逆行終了後に徐々に形になっていくのかなぁと思います。

当然ながらまだ過去の私が大きな割合を占めているけれど、小さくても今までよりもずっとはっきりした自信のようなものが、結晶のように寄り集まって形になっていきそうな気がしてきた、射手座満月前夜です。

最後までお読みいただきありがとうございます。


がっつり参考にさせてもらった書籍はコチラ
松村潔『ディグリー占星術』



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