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結婚指輪のデザインを押し付けたくない、珍しい理由

長年、ファッション業界では、デザインやトレンドがトップダウンで広まっていく構造が一般的でした。
トップダウンというのは、ラグジュアリーのトレンドが様々なブランドに広がっていくトップ→ダウンであり、デザイナーによるデザインがカスタマーに広がっていくトップ→ダウン。

でも、その上下が明確に決められた構造に違和感を覚えた社会が、ファッションブランドの在り方を変えていきました。
本当に欲しいアイテムを自分で生み出す人が出てきたり、様々なカスタマーの声を形にした商品開発がされたり、トレンドがストリートブランドから生まれたり。
今では、絶対的なトップダウンの構造は薄れているように思えます。

ですが、宝飾業界には、ブランドのデザインや技術をカスタマーに押し付けるようなトップダウンの構造がまだまだ強く存在するのを感じます。ファッションでは一般的になっている、柔軟な潮流に乗り切れてないのではないかな、と。やはりまだまだ変化の少ない業界だな、と。

もちろん、ものづくりをする上では、ただただ誰かの声を聞けば良いわけではないです。元々は誰もiPhoneを欲しがっていなかったように、デザインやイノベーションは、未知の場所にあるんです。だから、ブランドとして新しいデザインを作ることは、とても大事。
それに、ブランドとしての世界観を確立することは、お客様とコミュニケーションする上でも大切なことだとも思います。私たちの見ている世界を、お客様にも見ていただくために。

だからこそ、私たちの作る結婚・婚約指輪は
創造的なデザイン

お客様の希望を叶えるカスタムオーダー
を両立させたいのです。
トップダウンで押し付けるデザイン提案も、軸のないデザイン提案もしたくないと思っています。

日常に欠かせないものだからこそ、心躍るデザイン性と自分らしく使える心地良さを叶えるべきだな、と。

atelier ST, CATでは、元々のデザインに対しての変更や加工も柔軟に承っています。それは、デザイナーズブランドではとても珍しいこと。
どこかのデザインをそのまま真似するようなことはお断りしているのですが・・・色々ご相談には乗れると思うので、是非お気軽に。

南青山のアトリエもしくはサンプルお貸出で、カウンセリングを承っております。

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