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【絵本づくり】山形市野草園へ行く

10月3日

 先日の絵本作家育成講座の面接の後、早速、ネットでアサギマダラの飛来する場所を調べ、山形市の西蔵王にある山形市野草園の存在を知りました。

前回の記事↓

 季節は既に10月に入り、地元のニュースではアサギマダラが見られるのはあと数日という予想が出ていたので、これは急がなくてはと予定を変更して出掛けていきました。

 仙台駅から山形駅までは、高速バスで1時間くらい。朝は本数が多く、10分置きでバスに乗車できるので、一本見送って最前列の席に座りました。久しぶりの遠足気分です。
 山交ビルで降りて、乗り換え。1日に三本出ている、野草園行きのバスを、13番のりばにて待ちます。バスの詳細はこちら→T22・C5

 ここから野草園へは30分くらいで着きますが、バスは山をどんどん登っていきます。やきもので有名な平清水を過ぎた頃から、風景がグッと山形蔵王らしくなって、小川が流れ、道路脇にも水が流れ出ている箇所が多々あって、蔵王の豊富な伏流水を見てワクワクしました。

冷たい伏流水


 終点の野草園に着きバスを降りると、空気の違いに気づき、深呼吸。森の甘い香りに心が躍り、料金所へと向かいました。山形在住のボタニカルアーティストである杉崎文子さんの素敵なポストカードが飾ってあったので、あとで絶対購入しようと心に誓い、まずは目的のアサギマダラを探すことに全集中。

 秋色に色づき始めた園内は、ご年配の方たちや小さい子を連れたファミリーで賑わっており、おすすめお散歩コース地図に従って少し歩くと、また何かの香りがすることに気づきました。これは。。桜餅の香り?なんて思っていると、目的地である、一面の藤袴が目の前に。

七草の庭
秘密の花園みたい

 そこにはひらひらと舞うアサギマダラが10頭ほどいて、まさに楽園!!豊かな自然環境のおかげで、ここのアサギマダラは本当に美しく、優雅で、とても絵になります。きっと夏場は、蔵王の山頂にいたコ達なのだろうと思いを巡らしました。

 しかし、ここで問題発生。私はiPhoneしか持ってこなかったのです。とほほ。周りの皆さまは立派な望遠レンズ付きのカメラを持参されていらっしゃるし、携帯で強引に撮影しようとするおばさま方の、蝶への距離の近さを目の当たりにして驚いたので、藤袴の花を撮影しながら、アサギマダラの吸蜜をこの目で、心で、観察することにしました。

ズームして撮影した貴重な一枚
浅葱色が美しい
藤袴の花にハナアブ

 そして、風にのって高いところまで舞いあがっていく姿や、吸蜜が終わると森へ戻っていく姿もみられました。そんなアサギマダラを少し動画に収めて満足し、他の秋の植物を楽しみに移動。特に森の中で風に揺れていた、サラシナショウマの香りは格別でした。

カリガネソウ
ワレモコウ
ノコンギク
サラシナショウマの群生
こちらもいい香り


杉崎さんの素敵なアサギマダラ


 今年は猛暑の影響で、アサギマダラの飛来が2週間ほど遅れたらしく、そのおかげで間に合いました。来年もまたこの場所で、アサギマダラに出会えたらいいな。


 お付き合いくださり、ありがとうございました✨

今後の制作に役立たせていただきます✨