Atelier Tori

淡い光の色で自然を描く水彩作家です✨長年温めてきた絵本と図案づくりに挑戦中。 http…

Atelier Tori

淡い光の色で自然を描く水彩作家です✨長年温めてきた絵本と図案づくりに挑戦中。 https://lit.link/ateliertori

マガジン

  • 【アサギマダラの絵本づくり】

    ボローニャ国際絵本原画展を目指す記録🦋✨

  • 【図案の愉しみ】

    水彩画でオリジナルパターンを作って、ハンドメイドを楽しむ試み✨

  • 『Art works』

    水彩画作品集

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介

初めまして。Atelier Toriと申します。 透明水彩と色鉛筆で光の色を追求している作家です。 何気ない暮らしの中に溢れる光の色を、ご縁のある方々と共有したいという思いで、絵を描き始めました。私にとって絵を描くことは、祈りであり、瞑想であり、生命を愛する時間でもあります。 生命の美しさに触れて、心が癒されるひとときを、ご一緒にお楽しみ頂けましたら、幸いです。 この度、noteを始めることとなりました。日々の制作への思いを綴っていこうと思います。よろしくお願いします。

    • 【絵本づくり】突然のお別れ

      忙しい3月を乗り越えて4月に入ったなと思っていたら、気づけばもう中旬!地元の桜も満開になりました。いかがお過ごしでしょうか? 先日、桜の名所百選にも選ばれている、船岡城址公園へ行ってきました。 桜を見ることはできたけれど、すれ違う方々の様々な柔軟剤の匂いが強くて、花の香りをゆっくり楽しめず、なるべく人が少ないところで他の花を愛でてきました。 桜以外にも木瓜や、花桃、レンギョウ、ユキヤナギに水仙と色とりどりの花々で満開でしたよ。テンナンショウ類の漢方薬みたいな香りにハッと

      • 【絵本づくり】流れにまかせて

        梅の花が、一気に咲き出したと思ったら、雪が降って、あっという間に散り始めるという。三寒四温が身に沁みる今日この頃です。いかがお過ごしでしょうか? イラストレーションコンクールに出す絵を、一枚描き上げて(6割くらいの完成度ですが)イメージができあがり、色々と気づいたことがありました。 それは、最終的に絵本を目指しているのだから、本の作りを意識して描く必要があるのではないのかということ。 例えば、真ん中にドーンと描いた場合、本にするとのどと呼ばれる部分と重なってしまうので、

        • 【絵本づくり】コンクールの参加規定

          先日、2024年のボローニャイラストレーションコンクールの受賞者の発表があり、オンライン上で公開されている作品を興味深く拝見しました。アナログ作品が多いようで、前回のコンクールで話題になっていたAIの技術を取り入れた作品は見受けられず、今年の審査員の好みがはっきりしていたように思いました。 イラストレーションコンクールはボローニャブックフェアのイベントの一つであり、HPの情報は膨大で参加規定にたどり着くのに苦労します。2024年の参加規定のページはこちら↓次回の参考に。

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        自己紹介

        マガジン

        • 【アサギマダラの絵本づくり】
          11本
        • 【図案の愉しみ】
          1本
        • 『Art works』
          11本

        記事

          【絵本づくり】お気に入りの絵本

          季節は師走となり、時の流れの速さにただただ驚いています。空から白鳥たちの鳴き声が聞こえてくるようになりました。いかがお過ごしでしょうか? 前回の絵本づくりの記事が、たくさんの方に読んで頂けて大変驚きました。 絵本を愛する方、絵本づくりに興味がある、もしくはボローニャ国際絵本コンクールを目指している方が見てくださったのかな? 沢山のいいねをありがとうございます! ↓前回の記事 この他に頂いた絵本づくりのアドバイスは ・自分のオリジナリティを大切にすること。どこかで見た、

          【絵本づくり】お気に入りの絵本

          【図案の愉しみ】 『たんぽぽとシロチョウ』

          『お店を始める!』 という、インスピレーションを受けてから 「えっ!?具体的に何を作って売ったらいいの??」と、数日間わちゃわちゃしていました。 私は絵を描くのが好きなのです。 存在感どぉーんっていう主張が強い絵よりも、みていて癒される、ほっこりする絵が好き。日常を、空間を優しく包むような絵が好き。 そんな思いから、普段使いの雑貨を作りたくなって、自分の描いた絵を布地にデジタルプリントしてもらおうと思いつきました。 早速、生地見本をお取り寄せ。 ↓今回お願いしたのはリア

          【図案の愉しみ】 『たんぽぽとシロチョウ』

          【絵本づくり】どんな絵本を描きたいの?

           先日、初めて絵本作家育成講座に参加してきました。講座が目標としている、Bologna Children's Book Fair(毎年イタリアボローニャで行われている世界最大の児童書の見本市)についての講演会とダブル開催でした。  講演会では、BCBFのイラストレーション・コンクールとはどのようなものなのか解説を聞きました。それは、出版・未出版を問わず応募ができる新人作家の登竜門なので、本にするために参加者は会場で出版社に積極的に売り込みに行くというお話でした。  コンク

          【絵本づくり】どんな絵本を描きたいの?

          【絵本づくり】仙台市野草園にも行く

          10月7日  前回の、山形市野草園の訪問後に、「いいな、アサギマダラ見たい。」と言い出したのは、うちの蝶好きの母です。  山形市野草園で出会ったカメラを抱えたおじさまが、「山形の人は宮城に行きたがり、宮城の人は山形に来るんだよ〜。」と笑っていたので、もしかしたら仙台市野草園にも飛来しているのではと期待し、数日後、母と一緒に出かけることにしました。  今回も仙台駅前のバス停から出発です。野草園前行きのバスは1時間に二本ほど運行しています。乗車時間は17分ほどで、近い! 詳

          【絵本づくり】仙台市野草園にも行く

          【絵本づくり】山形市野草園へ行く

          10月3日  先日の絵本作家育成講座の面接の後、早速、ネットでアサギマダラの飛来する場所を調べ、山形市の西蔵王にある山形市野草園の存在を知りました。 前回の記事↓  季節は既に10月に入り、地元のニュースではアサギマダラが見られるのはあと数日という予想が出ていたので、これは急がなくてはと予定を変更して出掛けていきました。  仙台駅から山形駅までは、高速バスで1時間くらい。朝は本数が多く、10分置きでバスに乗車できるので、一本見送って最前列の席に座りました。久しぶりの遠

          【絵本づくり】山形市野草園へ行く

          【絵本づくり】絵を見てもらった日

           アサギマダラとの偶然の飛来からの数日後に、対面で絵を見てもらう予定が入っていました。絵本作家育成講座に応募していたので、その面接へ参加させていただいたのです。 前回の記事↓  少し、自己紹介させて頂くと、私は学生の頃に建築を学び、その後は映画の美術助手として装飾や小道具を作る仕事をしたり、建設コンサルで働いて都市計画のイメージ画等を描く仕事をしてきました。そうした仕事には、必ず先方、デザイナーや上司がいたので、その方々の〝要望に合うものを描く〟といった、専らデザインの力

          【絵本づくり】絵を見てもらった日

          【絵本づくり】偶然の飛来に

           秋晴れが心地よい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか? 日々の忙しさにかまけて、長らくNoteを投稿できずにおりました。  最近の私は、少し生活が変わり、PCでの作業時間がかなり増えているので、運動不足の解消のために、ウォーキングが日課となりました。古希のお祝いが近い母も、一緒に歩きたいというので、ふたりでせっせと歩いています。そのおかげで、三日坊主になることもなく、続けられています。  お天気に恵まれた、日曜日の正午過ぎ。普段は近づくことのない、河川の大堰まで

          【絵本づくり】偶然の飛来に

          Art Work 『すずめ』

           今朝は、エナガが3羽連れ立って、我が家の庭を賑やかに飛び回っていきました。春の訪れが迫っていることを、肌で感じています。  年末に枝を切ったメープルの木から、樹液が溢れ出てくるので、朝日が昇ると、我先にと競って、小鳥たちは蜜を吸いにきます。  今年のメジロの番(つがい)は、メスが蜜を吸おうとすると、オスが追い立てるという行動を、何度も繰り返した結果、一時期、オスしか姿を現さなくなりました。  そして最近は、別のメスを、連れて来るようになりました。前妻に、愛想を尽かされ

          Art Work 『すずめ』

          Art Work 『メジロ』

          (現在過去記事を移行中) 2021年3月21日   緩やかな休日の朝に、庭を見ながら、ゆっくり食事をとっていました。すると、何かが、地面をちょこちょこ、動き回っているのです。よく見ると、それは、カワラヒワのつがいでした。  カワラヒワは、アトリ科で、顔立ちに貫禄があるように見えますが、体長は15センチくらいの、小さな鳥です。以前、飼っていた小桜インコよりも、小振りに思えました。  私は野鳥が、とても好きなのです。 自由に、飛び回る様子を見ていると、とても嬉しくなります

          Art Work 『メジロ』

          Art Work『ジョウビタキ』

          (現在過去記事を移行中) 2021年3月1日 里山が近くにある、我が家の庭では、沢山の野鳥を観察することができます。春先になると、ジョウビタキやシジュウカラ、メジロがやって来ます。  ある日、庭先で、誰かさんの作りかけの巣を発見しました。毎年、月桂樹の木に巣をつくろうと、奮闘している野鳥がいるのですが、どうやら、春先の強風により、巣が飛ばされてしまう様です。 2020年  様々な素材によって、組まれた巣を観察すると、内部は、ふかふかになっており、オレンジの羽根が目立

          Art Work『ジョウビタキ』

          Art Work『ムラサキシジミ』

           こちらは、蝶好きの母のために描いた作品です。(現在過去記事移行中) 2021年1月25日  昨年の10月頃に、娘とふたり、雨の日の散歩に出かけると、道端に、美しい蝶がいるのを発見しました。その蝶は鳥に襲われたのか、翅がひどく傷んでいました。  見慣れない蝶だったので、自宅に戻ってから、調べてみると、それは、ムラサキシジミという名の蝶でした。  寒冷地ではまれな種であり、私の暮らす地域は、生息の最北限なのが分かりました。越冬直前には、ソバの花で吸蜜するとのことで、確かに

          Art Work『ムラサキシジミ』

          Art Work『アサギマダラ(後編)』

           前回からの、続きになります。(旧ブログから記事を移行中) ・・・ 2021年1月11日  次は、フジバカマを描いていきました。  秋の七草のひとつである、フジバカマ(藤袴)は、日本書紀や万葉集、源氏物語にも登場する、古くから、日本人に愛されてきた花です。現代では、河川の護岸工事のため、自生種が激減し、準絶滅危惧(NT)種に指定され、実際に目にする機会は少ないようですが、アサギマダラを呼ぶ植物とされています。  今回は、アサギマダラをメインに、描き始めたので、フジバ

          Art Work『アサギマダラ(後編)』