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サンティアゴからさらに西へ90km、徒歩だと3日間の道のりのフィステーラ岬はスペイン最西端。まさに地の果て（El Finis Terre）と呼ぶのにふさわしい場所です。
サンティアゴからやってきた巡礼者は、遥か遠くのエルサレムに思いをはせ、ここで身を清めて、衣類と靴を焼いたそうです。昨今は高い靴を燃やすわけにもいかず？、ソックスや紙片を焼いたりしたそうですが、現在は禁止されているとのこと。

ガリシアの緑豊かな道を歩いてきた私には、久しぶりに見る大海原で、履き続けたトレッキングシューズを脱いで素足になったように、心が解き放たれました。　

岬の灯台へ。

記念すべき、0.000ｋｍの道標。　

マリア様が船に乗って現れヤコブを励ましたという伝説が残るムシーアの町も、同じコスタ・ダ・モルテ（死の海岸線）にあります。

永遠に続くように感じた旅も、ここで本当に終わり・・　できればしみじみ夕陽を眺めたかったけど、片言の日本語を話すオーナーさんがいるレストランで楽しくランチ。　思えば明るい旅だったな・・・

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