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10月のエーデルワイス

10月のお誕生日に、夫がエーデルワイスをプレゼントしてくれました。アルプスの旅番組をみて、「本物のエーデルワイスを見てみたいな」とつぶやいたのを覚えていてくれたようです。 
エーデルワイスは5~6月に開花する花で、日本では自生しません。
高山植物を扱う北海道の園芸店から、一つだけ咲いていた苗を取り寄せてくれました。かかった費用が550円(送料別)なのはちょっと引っかかるけど(^^;)、そうきたかと素直に嬉しかったです。


エーデルワイスはドイツ語で「高貴な白」 和名はセイヨウウスユキソウ


花言葉は「大切な思い出」「勇気」
言い伝えもいくつかあり、エーデルワイスが国花になっているスイスでは、”登山家が地上に降りた天使にかなわぬ恋をして、「美しい姿を見る苦しみから救って下さい」と願うと、天使はエーデルワイスを残して天に帰った”
イタリアでは、”クレバスに落ちて亡くなった登山家を見つけた妻が、「ずっと夫のそばにいさせてください」と祈ると、神さまが憐れんで妻をエーデルワイスに変えた” 
どちらもちょっと切ないけれど、ロマンチックですね。アルプス地方では、男性がプロポーズするときにエーデルワイスを贈るそうです❤


真っ先に思い浮かぶのは、何と言っても「サウンド・オブ・ミュージック」のあの歌でしょう。 
ザルツブルクのサウンド・オブ・ミュージック・ツアーに参加すると、「山を越えたら、その先は数百キロドイツ領だよ」と親切に教えてくれます(笑)


季節はずれの花をわざわざ探してくれたことから、私はマルシャークの「森は生きている」を思い出しました。お芝居もポピュラーですが、私は1956年のソビエトのアニメ作品が好きです。 主人公が探しに行くのは、マツユキソウ・・・

原作者のマルシャークが脚本(共同執筆)も担当


降りしきる雪や暖かい焚火など、描写が秀逸で、凍てつくような冬の寒さが体感で伝わってきます。しかも音楽に、チャイコフスキーの「ロココ風の主題による変奏曲」などの名曲が随所ずいしょに使われているのです。 子どもが観るものでもこんなに格調の高い作品を作ってしまうロシアは、やっぱり芸術大国です。

 
久しぶりに映像を見たら、冬が楽しみになりました。