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僕は、水タバコに人生を救われた。

僕は、シーシャ(水タバコ)に人生を救われました。

たかが、喫煙具にです。たかが、煙をたて、吸って、吐く行為にです。
書いてみると恥ずかしいですねなんだか。
でも、本当に、そうとしか言いようがないな、と思うので、
きっとそうなのだと思います。

香りを楽しむ中東のタバコ。シーシャが僕は大好きです。
好きすぎて、お店で楽しむだけでなく、
自宅でも楽しむようになり、レジャーには必ず持っていくようになり、
しまいにはゲストハウスでお店やさんを開かせてもらうまでに
なってしまいました。

そのシーシャがあってくれたおかげで、僕は死なずにいられた。
そんなことを、これから、少しずつ書いていきたいと思います。

会社からドロップアウトし、
眠れない毎日にあったのは、シーシャだった。

昨年、僕はコピーライターとして働きながら体調を崩しました。
詳細はひとまず省きましたが、色々あり、疲弊し、
全く関係のない異業種(営業職)から
念願の転職を果たしたコピーライターという仕事を、
ひとまず離れることになってしまいました。

眠れなくなったのでした。

毎日眠れず、朝の5時、6時まで起きている毎日。
会社に行かなきゃ、そう思うも、頭も、体もうまく動かず、動けず、
そして午前中も終わる頃に、気を失うように眠りに落ちる。
そして、夕方から夜にかけて目を覚まし、食事を取り、
また、眠れない日々。

今考えても、いろんなことがおかしかったのだと思います。
そんな時に、かろうじて正気を失わずにいられたのは、
シーシャのおかげだったと、思います。

シーシャとはそもそもなんなのか?

当たり前のことのようにシーシャ、シーシャと連呼していますが、
少し補足しておきます。
シーシャ(水タバコ)というのは、中東の香りを楽しむタバコです。
下の画像のようなものです。

一度は、映画や画像、絵の中に登場するアイテムと
見たことがあるのではないでしょうか。
香料や甘味料で漬けられた低ニコチン・ノータールのタバコを、
パイプ上部にあるカップの中に入れ、炭の熱で燻して煙を立てます。
そして、パイプを通り、水をフィルター代わりにし、
口、肺の中に入ってく。そして吐き出す時に香りを感じる。
そんなタバコです。

香りは様々、フルーツからスパイス、
お茶や花など甘い香りからビターな香りまで本当にたくさんあります。
タバコと名前についているものの、
ニコチンの含有量も低く、タバコ臭さはほとんどないため、
まったく別物のアロマを楽しむ喫煙具、
言うなれば吸うアロマ、吸うお香、なんて
考えてもいいんじゃないかと思います。

ただの喫煙具が家にあったとして、
おかしくなった僕がどうして正気でいられたのか。

頻繁にシーシャを吸うようになって現在約2年半。
自分でたてるようになって約1年とすこし。
僕はだんだんと、シーシャを吸うということよりも、
シーシャをたてるその行為の魅力に取り憑かれていきました。
毎晩家でたてる。どんなに遅く帰っても、
ひとまずお風呂を沸かしながらシーシャを吸う。
そんな生活をしている最中、仕事で精神に不調をきたし、
眠れなくなりました。

同時に、襲ってきたものは、無気力と不安感でした。

やらなくちゃいけない。
やりたいことがあるのに。
でもやる気にならない。
こんなことをしている場合じゃない。
眠らなきゃ。
眠れない。
何をしよう。
まだ3時だ。

そんなもやもやとし、暗澹たる気分が毎晩毎晩襲ってくるのです。
3ヶ月近くそんな状態が続き、
具体的に自殺までを考えたわけではありませんが、
自分は本当にこれからも生きていけるのだろうかと
思う気持ちはありました。

そんな時に、シーシャを毎日吸っているその習慣が、
僕を救ってくれました。

とにかく、これを作ろう。
目の前のことに集中しよう。

シーシャだけは、どんな精神状態でも、
「好きなこと」として、
「時間を費やして苦じゃないもの」として、
何より「前向きな気持ちになれるもの」としていてくれる。
僕の生活を支えてくれるかけがえのないものになってくれました。

また、先ほどの説明のように、
シーシャは良い香りを楽しむものです。
そして深呼吸が必要です。
必然的に、リラックス効果を生みます。

これが、すごく良かったのだろうと思います。

・ひとまず何かやることがある
・香りに包まれて、ゆっくり落ち着いた気分になる

シーシャが、この2つの要素を毎日の不眠症ライフに
もたらしてくれたからこそ、
僕は正気を保てていたんだと思います。
すごく大げさに言うなら、
死なずに済んだのだと思います。

そしてこうして、ある程度元気に、
こんな文章を書きながらシーシャを吸っていられるのだと思います。

シーシャを吸ってて良かったと心から思っています。
たかが、喫煙具にです。
変な話ですが、本当に感謝しているんです。

僕はシーシャが好きだ。
そして、いろんな人に、もっと好きになってもらいたい。

僕はシーシャというもの、そのものが好きなんですね。
モノとしても好きだし、たてるのも好きだし、もちろん吸うのも好き。
シーシャを介してコミュニケーションが促進される様は、もっと好きです。

割と、シーシャに携わる友達にひかれるくらい好きみたいです。

この記事で書いてきたような経験をしたから、
「シーシャっていいもんなんだよ!」なんて
お勧めするつもりはなくてですね。
僕の場合はすごく特殊なケースだと自覚しています。

それでも、それを引き算したとしても、
シーシャはとても魅力的なものなんです。
時には、人を救ってしまうような力を持っている不思議なものなんです。

その魅力を伝えたい。

全然関係のない土地、イベントにシーシャを持って行って、
シーシャを体験してほしい。

自分の家でシーシャをやりたいと思った人が、
僕のnoteを読んで、美味しいシーシャを作ってもらいたい。

最終的に、その人の生活の、なにか大事な1ピースとして、
シーシャを置いておいてもらえたら。

今は、そんな気持ちでいます。

今後は、シーシャにまつわるエッセイと、
シーシャを立てる上での具体的な手順解説・テクニック・ポイントなどを、
不定期でアップロードしていきたいと思います。
あとはシーシャフレーバーのレビューなども、
自分にできる範囲でやっていこうと思っています。

是非、よろしくお願いします。


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