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ウズウズを溜め込む。

※この記事は音声ファイルをテキスト化し、加筆修正して作成しています。

こんにちは、codyです。
本日3本目の収録です。
今回はインターンをしていた大学生の時に師匠から言われたことを思い出したので、そのことについてお話しします。

インターンの経緯

師匠に出会ったのは確か大学2年生でした。
当時私はスポーツトレーナーを目指して勉強中で、学外の学生トレーナーのコミュニティなんかに参加していました。
知り合いをいっぱい作って、やってる感を出して安心してましたね。
今振り返ると無駄なムーブがたくさんありました。

そのコミュニティでは定期的にセミナーが開催されていました。
実際にスポーツ現場で働いてる、ちゃんと飯を食えてる人に色々教えてもらうみたいな。
その講師も1人をしてくれていたのが師匠でした。

講義のテーマは確か「ダンクをしてみたいというクライアントが来たらどう指導する?」という実際にセッションを想定した感じだった気がします。この形式は珍しくて、普通は「野球肘について」とか「スクワットについて」とかトピックが絞られているのに対して、師匠の講義は実際のセッションを構築して『いかにして仕事として成立させるか』に重心がありました。個人的にめちゃ楽しかった。

「ここなら実務の知識も、仕事として成立させる方法も身につけられるかも!」と思った私は大学3年生になった頃、お願いして師匠の職場でインターンとして置いてもらいました。
まあインターンと言えば、聞こえはいいですが実際は師匠や他先輩のセッションをひたすら見続けることが私のやってることでした。
でたまに道具を渡したり、水を出したり、物を片付けたり。
基本的には黙ってみているだけ。
(たまにものすごく眠い)

初めはそんなんでも楽しかったです。
たくさんのことを学ぶことも出来ました。
だんだんと慣れて来れば、次に必要な道具を用意したり、お客さんとお話ししたり。
ええやんええやんと思ってました。

でも普通に半年とか一年続けると飽きました。
あんまり良くないですが。
まあ新鮮ではなくなりますから、実際に教えるなど違うこともしてみたいなぁなんて考えてました。

で、どんなタイミングだったかもう定かではありませんが、そんな若干飽きてる私を見兼ねた師匠が言いました。

「ウズウズを溜め込め」

ウズウズを溜め込むとは?

師匠曰く、ウズウズし始めた頃は新しいことをするにはまだちょっと早くて、もう我慢出来なくなる時が挑戦するのにちょうどいいということらしいです。

当時の私にその意味は分かりませんでしたが、今は感覚的に納得しているところがあります。

私は結局2年間のインターンを経て、同施設に入社し、後に2年間社員として働きました。
その中で自分がインターンの面倒を見るみたいなこともありましたが、インターンの子がセッションを見ると、指導内容は変じゃないけど、どこか自信なさげだったり、なんとなく安心したどっしり感がない。
偉くなったもんです。

セッションを成立させる(働く?)には、やることが分かってることは当たり前で、その人なりの空気感を作れなければいけない。
もう一歩先があるんだよなと逆の立場になって思いました。
当時の私も師匠に同じように思われていたから、もうちょい見とけって言われたんだろうな。

そして、シチュエーションは全く違うんだけど、今の自分はそういうフラストレーションとかを溜め込む時期なのかなと思って。
溜め込んで溜め込んで、来年上手く解放出来たらと今日もベットの上で丸くなっています。
では。

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