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派遣前訓練を修了しました|JICA海外協力隊

先日、51日間のJICA海外協力隊 派遣前訓練が修了しました。
語学試験も無事合格することができ、
JICA海外協力隊として派遣される日も決まりました。

今回のnoteでは訓練を通して、語学と心境の2つの視点から
自分がどのように変化したのかについて言語化していこうと思います。

協力隊の訓練で具体的にどのようなことをするのかについて知りたい方は
下記のサイトを参考にしてみてください!


JICA二本松訓練所

語学

訓練所では、語学をみっちりと学ぶことができます。
私は、英語を学びました。

毎週、スピーチや模擬授業を行う機会をいただきました。
基本的な文法から使用頻度の高い生活の中で使える表現も学びました。

朝から夜まで英語に触れ合える毎日は非常に充実したものでした。
課題は大変でしたが、仲間と共に楽しみながら、乗り越えることができました。

ライティングについて


訓練前は「翻訳ソフトがないと英文は書けない」ような状況でした。
訓練後の現在は「ある程度の英文を書くことができる」ようになりました。
ただ、文法のミスが少なくないので、まだまだ完璧ではありません。
出発前、到着後も英語の勉強は継続していきたいと思います。

スピーキングについて


訓練前は「キーワード、単語で伝えることが多かった」状況でした。
訓練後の現在は「70~80%はフルセンテンスで話せる」ようになりました。
日常会話であれば、不自由なくコミュニケーション取れるのかなと・・・。
ただその70~80%は簡単な表現が多く、ネイティブには程遠いです。
訓練後も、継続してオンラインレッスンに参加する機会をいただけたので、
少しでもレベルアップできるよう取り組んでいきたいと思います。

リスニングについて


訓練前は「話すスピードがゆっくりであれば聞き取れる」状況でした。
訓練後の現在は「映画やドラマの英語もある程度聞き取れる」ようになりました。
リスニング力が最も上がったように感じています。
専門用語の多い会話にはまだまだついていけないので
自分の専門分野での単語の勉強を進める必要性を感じています。
毎日英語を聞ける、話せる環境に恵まれていたことがリスニング力向上に繋がったように思います。

派遣後は、現地の言語を1ヶ月間みっちり学びます・・・!
語学との戦いは、まだまだ続きそうです・・・!笑


鏡ヶ池公園|訓練所から歩いて45分(笑)私の黄昏の場でした。

心境

職種も年齢も異なる仲間との出会い

訓練を通じて、派遣へのモチベーションがグッと高まりました。
年齢も職種も異なる人々との出会いが大きな刺激となりました。

1から新しい言語を習得するために、
単語帳を常に持ち歩いている人。

食堂や教室への移動時、歯磨き中も
イヤホンで言語を聞き、習得に励む人。

私よりも2倍、3倍生きてきた方々も多く参加しています。
本当に全員が魅力的で「こんな人になりたい!」と感じる
ロールモデルのような人ばかりでした。

派遣国は違えど、同じ隊次で共に活動する仲間です。
1月、2月には多くの仲間が世界中に飛び立ちます。

辛いことがあっても、同じ空の下で活動する仲間を思えば、
乗り越えられる、そう強く感じました。

私の隊次は誰1人欠けることなく、全員が修了することができました。
素晴らしい答辞をご紹介させてください。


2年前に行けなくてよかった。

2020年、新卒で協力隊に合格した当時の私は
「こんなことをするんだ!」
「絶対価値のある活動をするんだ!」
「自分が変えるんだ!」
と意気込んでいました。

訓練を通じて、
2年前に行けなくてよかった。
そう強く感じました。

おそらく、そんな思いを持った私のままでは
活動先で心も体も潰れていたのではないかと思います。

2年間、社会人として民間企業で働いた経験が
物事の進め方に大きく影響しているように感じます。

学生時代は、一歩踏み出すことを躊躇うことがあまりありませんでした。
なんでも「まずはやってみる!」という考えで行動してきました。
この姿勢は、今も大切にしています。

ただ、大きく変わったと思うことは、
その先にあるTodo、優先順位を考えられるようになったことです。
どんな手順を踏むべきか、何を優先して行うべきか
何をコアとして考え、進めるべきかetc…

それはきっと、自分の視野視点が広がったことが影響していると思います。

持続可能性と結果が同時に求められる環境においては
ものすごく重要な気がしています。
ただ単にやるだけではなく、様々な視点から物事を観察することを重要視して活動を進めたいです。

Think Global. Act local.
という言葉を私は大切にしています。

何かを成し遂げようとする気持ち、大きな野望を持ちつつも、
現場のニーズを把握し、行動し続けること。
国際協力の本質のような気がしています。

最後に

訓練に参加することができて、本当によかったです。

ものすごく大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
今、ようやく、自分の人生が動き出した感覚があります。

周りへの感謝を忘れずに、これからも突き進むのみです。

出発まであと1ヶ月以上あります。
語学はもちろんですが
専門分野での勉強にも力をいれていきたいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!


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