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【講演記事】「アスリートサポートの現状と未来(Athlity第1回ウェビナー)」より栄養サポート①

2022年1月21日金曜日に第1回Athlityウェビナー「アスリートサポートの現状と未来」を開催しました。その時の内容を、今回は記事として再構成し、公開します。

第1回の今回は、障がい者競技のナショナルチームの栄養サポートを担当されている片岡さんに、実際にどのようなサポートを行ってきたのかを話していただきました。

栄養教育について

栄養サポートを行うにあたり、最初に行ったスタッフへのヒアリングにおいて、まず基本的な栄養学の内容を選手に理解して欲しいという要望があったため、栄養学に関する知識の習得を目的に、全体の講習会と個別栄養相談の二つの方法を計画しました。

選手自身の食事に対する意識が高まったことで、アスリートとしての自覚が芽生えたという、プラスの意見があり、栄養サポートを実施してよかったなという風に感じております。

基本的な栄養学のレクチャー

2019年度には「バランスよく食事を整える方法」や、「試合時の栄養補給について」のテーマで講習会を実施しました。2020年度には「コロナ化におけるコンディションの整え方について」というテーマをオンラインで実施しました。

スタッフの方からも、選手の食事や練習時の補食に関して、栄養サポートスタッフへの提案や質問などがあったことから、連携してサポートを行う事が出来たなと感じております。

スタッフを含めたナショナルチーム全体に対して栄養講習を実施したことで、選手自身の食事や生活習慣改善の取り組みが行われるようになりました。

個別栄養相談

個別栄養相談は、合宿時やオンラインのビデオ通話を用いて、選手の食事摂取状況や生活、練習内容等について聞き取りを行い、選手と共に改善に向けた行動計画を立案していきました。

各選手における課題を明確にして、体調のコントロールや生活リズムを整えるといった個人の目標を継続的にサポートすることが出来ました。

「選手からはコンディションが安定した。」ですとか、「朝食を食べることで冷えを感じにくくなった。」といった事など、様々なコメントがありました。

いかがでしたでしょうか?第2回となる次回は、栄養と密接に関係する身体組成についてのお話になります。

講演者紹介
片岡 沙織(かたおか さおり)
神奈川県立保健福祉大学 栄養学科 講師、公認スポーツ栄養士

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