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つれづれなるままに好きな事、好きなものを好きなだけ書くページ。「好き」の「肝(キモ)」を教えます。

最近の記事

『知らないどうし』は大人の掟

このイントロにワクワクする人も多いのでは。 『知らないどうし』は、ユーミンの最新アルバム『深海の街』7曲目収録曲である。 私と言ったら、この曲の出だしを聞く為にドラマを観ていたと言ってもいいくらい。 初めてこの歌をフルで聞いた時、道ならぬ恋をした二人の別れの歌なのか、ふーん、という程度の感想しかなかった。 ところが、これは、禁断の恋の終わりの歌ではなく、しのび合う二人の情事の後の別れを歌った曲なのだ!と、気付いた時から、急に景色が目の前に展開し、なんて成熟した歌なんだ

    • 『守ってあげたい』

      まず、『やさしさに包まれたなら』のお話。 その前に。私は浅いユーミンファンではないので(相当深いと思っている)、皆様にご紹介したいユーミンの名曲は、有名どころからシングルカットされていないような隠れた名曲まで沢山あるので、『やさしさにー』で足踏みしている場合ではないのだが、誰かがユーミンの曲について何か語っていたなら、やはり黙ってはいられないわけで、それは、彼氏の話を溢れる想いのために延々と友達に話している感じにちょっと似ていると思う。友達はそれほど興味を持ってくれていない

      • 大人になっても『やさしさに包まれたなら』

        「MISSLIM(ミスリム)」とは「MISS SLIM」の造語。 ユーミンのセカンドアルバムタイトルである。その3曲目に収録されているのが、名曲『やさしさに包まれたなら』。 ユーミンの名曲と言うか、日本の名曲であろう。 この曲との出会いには、ちょっとした思い出がある。 まだ小学生だった頃、帰国子女が転校して来た。名前はなおちゃん。栗毛の天然パーマの女の子で、ご両親や親戚に外国の人がいたのかはわからないのだけれど、顔のつくりは日本人なのだが、色素の薄い女の子だった。彼女は私

        • 『晩夏(ひとりの季節)』

          水面に波紋が広がっていく様子を想起させるようなイントロ。 ユーミン4枚目のオリジナルアルバム『14番目の月』収録曲。その最後を飾るのが『晩夏(ひとりの季節)』だ。 このアルバム、『14番目の月』というタイトルからしてセンス抜群なのだが、収録された曲達もアルバムタイトルと同名の『14番目の月』、『中央フリーウェイ』、『天気雨』、表題の『晩夏(ひとりの季節)』と名曲揃い。その中で『晩夏ー』は、秋の気配を感じ始めた頃にぴったりな一曲。 おそらくユーミンに少しでも興味を持ってい

        『知らないどうし』は大人の掟

          『ふってあげる』

          松任谷由実さん20枚目オリジナルアルバム『Delight Slight Light KISS』3曲目収録曲。 夏になると聴きたくなるのは、グラスにカラカラ鳴る氷の音がイントロに使われているからか。 ユーミンの曲は、メロディはもちろんのこと、歌詞も、どこを切り取っても無駄がないのだが、この曲もいらない箇所が一つもない。 1番のサビ、 「あなたが最後に悩まぬように ふってあげる」 だったり、2番のサビ、 「私が自由を望んだふうに ふってあげる」 が「肝」だったりと、

          『ふってあげる』