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美味しい嬉しい記録Vol.24#170

皆様、おはようございます。
佐伯です。

さて仕事柄、全国各地の食品メーカー様と取引させて頂き美味しい食べ物に触れる機会がとても多いです。
毎週日曜日は、私が実際に食べてみた飲んでみた物をシリーズでお届けできたらと思い企画しました。

さて今回は常々、私のお店でも取り扱いたいと願っておりました有機栽培のコーヒーの取引が決まりましたので、そちらの商品を試飲した感想を皆様と共有したいと思います。


①森林農法・有機栽培まいるどぶれんどドリップバッグコーヒー12g

今回、ご紹介する商品はこちらの株式会社ウインドファームさんから販売しています、森林農法・有機栽培まいるどぶれんどドリップバッグコーヒー12gでございます。

ドリップタイプですがまるで挽きたてのような香りがします。
コーヒー好きの方なら多分イメージできるかと思いますが、新鮮なコーヒーは蒸らすときにプクプクと膨らみますよね。
なかなか一般的なドリップコーヒーでは難しいのですが、こちらはしっかりとそういった目でも楽しむことができます。

もちろんお味の方も濃厚で、まるでフレンチプレスしたような旨味が凝縮されております。
一方で苦味は後を引かず、酸味とのバランスが良くケーキ、チョコレート、和菓子など和洋を問わず様々なお菓子にも合いますし、食後のコーヒーにも最適です。

さて次の章では商品名にもあります森林農法とは何かをご説明したいと思います。

②森林農法とは何ですか?

森林農法(Forest FarmingまたはAgroforestry)とは、農業と林業の技術を組み合わせた持続可能な土地管理のアプローチです。
この方法は、森林内で農作物、家畜、または木材を育てることにより、生態系の健全さを保ちつつ、人間の利用に適した生産物を提供します。

農業を点として捉えるのではなく、土地管理の一環として落とし込み一つの活用法として農作物を栽培する。
同時並行で畜産、林業を行うことで自然な姿に近い状態で土地を管理活用することが森林農法です。

森林農法の実践方法には、さまざまな形態があります。
例えば、「シルボパスチャー(Silvopasture)」は、樹木と家畜の統合管理を行い、「アリークロッピング(Alley Cropping)」は、樹木の間に一定の間隔を空けて作物を栽培する方法です。
これらの方法は、地域の気候や土壌、市場の需要に応じて、柔軟に適用されます。

と、説明するのは簡単ですが実行するのは非常に難しいです。
なぜなら農業をやるだけでとても難しいのに、加えて畜産と林業を同時並行で遂行する必要があるのです。
タスク管理だけでもとても煩雑で緻密な計画と繊細な手入れが必要になります。

③まとめ

蛇足になりますがコーヒーは石油に次ぐ取引量を誇る巨大な市場です。
コモディティな商品(普遍的な商品)であるため差別化が非常に難しく、その為、価格転嫁も同様に難しいです。

その為、以前は不平等な取引でいつまでも貧しい生活を強いられていた農家さんが大勢いました。

そういった中、森林農法、有機栽培はコーヒー豆に付加価値を付け発注者に対し平等な取引を持ちかけることに成功しました。

これはフェアトレードと呼ばれ途上国の農家や労働者が公正な取引条件の下で生産した商品を消費者に届ける国際的な運動です。
このシステムの目的は、貧困の削減、持続可能な開発の推進、そして生産者の生活水準の向上にあります。

フェアトレード製品には、コーヒー、チョコレート、バナナ、茶、砂糖、花などがあります。
これらの商品には、フェアトレードの認証マークが付けられており、私たちはそれを見て、製品が公正な取引条件の下で生産されたことを知ることができます。

私たちがフェアトレード製品を選ぶことは、途上国の生産者を直接支援し、より公平な世界経済の構築に貢献する行為です。
皆様ももし見かけましたら是非、お手に取ってみて下さい。

それでは最後に「ごちそうさまでした」。


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