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Garry Winogrand

誰か好きな写真家を挙げろと言われると、まず挙げるのが “ Garry Winogrand ” である。
今でこそ当たり前になったが、広角レンズを使ったストリートスナップの元祖である。
好きな理由はいくつかあるのだけど、何よりも僕は彼の写真の撮り方に参った。
とにかく量が多い。そして早い。
デジカメになって量的な制限がなくなったに近い現代でも、これほど一気に撮る人は珍しいのではないだろうか。
さらに彼はストリートスナップであるが、変にカメラを隠したりさり気なさを装ったりしていない。
真正面からファインダを覗いて撮っている。
もちろんじっくり構図を練ったりはしていないし、現代と当時では肖像権がとかプライバシーが、とか小賢しい事を言う小市民などいなかった点に於いて状況が違っているのだけど、彼の自在なフレーミングは広角レンズでのスナップのお手本の様である。
いつかこんな風に撮ってみたいのである。

The way I understand it a photographer’s relationship to his medium is responsible for his relationship to the world is responsible for his relationship to his medium.

Garry Winogrand


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