演劇の制作は別に面白くないけど、好きな演劇団体の制作なら何度でもやりたいという話

今週末の4月14日から、哲学ミュージカル『饗宴』の幕がまた熊本の地で上がることになります。僕は福岡に住んでいるので稽古を見ることができず、3月で一旦終了した後にどのような稽古が行われているのかをあまり知らないのですが、連絡用のチャットを見ていると「変更しました!」「大手術!」という言葉が飛び交っており、ひたすらに進化しているんだなあとわくわくしているところです。僕も当日は受付と撮影で入る予定なのですが、たぶん誰よりも『饗宴』を客席から見ている人として(土日に上演している分は全て観ているので)、どんな風に変わるのかとっても楽しみです。

1月からのロングラン公演。4月が終了すると、20回の上演を駆け抜けたことになります。3月が終了するまでに、60分だった上演時間は80分に伸び、劇中で歌う曲目も上演する度に増えていることに。最初から企図していたわけではありませんが、1回目の上演とに比べると本当に別物になってしまっています。

演劇の制作って、特別面白くはないんです。一番苦労して、その分一番面白みを感じているのは、やっぱり役者とか演出家とか、作品づくりに関わっている人だと思うんですよね。制作の仕事は芝居のクオリティに直接影響は与えないし、演劇の中で最も裏方的な仕事だと思います。

でも、制作無くしては公演は成り立たなくて、縁の下の力持ち的に支えているからこそ、他の人たちが自分の仕事に集中できているのだとしたら、それはとっても嬉しいことだなと思います。

僕はin.K.の作品がとても好きです。でも、セリフを覚えるのは大嫌いだし、何度もなんども同じシーンを稽古するのも嫌いです。でも制作をやっていれば、「この公演に携わっています!!!」とでかい顔して言える。これはとんでもないメリットだと思うんですよね。

まあ、もちろん制作の仕事もそれなりに大変だし(の割に地味だし)、成果も測定しにくいのですが、宣伝広報寄りの色々をやっている僕としましては、早くin.K.の魅力が世間の人々にバレてほしいなーと、そういう気持ちしかありません。

というわけで!この記事を読んでいるあなた!!ぜひ、熊本は国府のstudio in.K.で上演されている哲学ミュージカル『饗宴』をどうぞよろしくお願いいたしますね。

悲劇作家・アガトンの祝賀会に参加した知識人のお歴々。前日に飲みすぎて二日酔いの彼らは、酒を飲まずに盛り上がろうと、愛の髪・エロースを誰が一番うまく褒められるかの勝負をします。

世の中には様々なミュージカルがあると思いますが、in.K.はビート刻む系ミュージカルです。大抵のミュージカルは芝居パートと歌唱パートが分かれていると思うのですが、in.K.作品はずっと歌いっぱなし!だから「ミュージカルは急に歌い始めるのが苦手……」という方にもおすすめです。『饗宴』は突然歌い出したりしません!!だって、最初から最初までずっと歌っているんだから。

最初から最後まで熱量全開で突き抜ける80分。熱に浮かれた夢のような、祭りのような、濃密な時間を体験してみませんか?

ご来場、お待ちしております!

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