皆様こんにちは日本初暇活コミュニティSCHOLE代表の熊本亜斗武です。

普段は講演会で志のあり方を話したり、志コーチングでお客様の志を見つけるお仕事をしていたり、暇活を世に広めようと動いています。

さぁ今回の暇活ブログですが、仏教経典の中にある『懸情流水　受恩刻石（情を懸けしは、水に流し、恩を受けしは、石に刻むべし）』という言葉が由来になった、刻石流水について解説していきます。

刻石流水

刻石流水（こくせきりゅうすい）とは、

「受けた恩義はどんな小さくても心の石に刻み、施したことは水に流す」

ことを言います。

この言葉はお寺によく書いていることが多いですし、座右の銘にしている方も多いので聞いたことがある人もいるかと思います。

かくゆう僕も、SCHOLEの前にオンラインコミュニティを運営している会社にお世話になっていたのですが、そこにいた住職兼経営者というかっこいい肩書きの人がいたんです。

今思えば欲がとてもある住職ですね(笑)

ただその方が教えてくれた言葉でもあるんです。

詳しい意味は

人から受けた恩は、その人に返すのみならず、より多くのひとに施すこと。そして自分が施したことは、その瞬間に忘れる事。

だそうです。
とても奥が深いですし、まさに悟りの一歩のような言葉ですよね。

成長の原理原則

この世には成長するための方法って調べたら、ネットや本なんかでたくさん出てくると思うのですが、この言葉からわかる2つの原理原則があります。

実績や権力が付いてくるようになると、自分の力でのし上がってきたように勘違いする人もいますが、必ず助力した人や恩を受けた人がいるはずです。

自分一人の力で成し遂げたという考えた方は傲慢であり、受けた恩を一生忘れず、誰かに返していくことができる自分でありましょう。

それは恩を受けた本人にではなくても構いません。
誰かに恩のバトンを繋げばいいのです。

そしてもう一つ、刻石流水から学べる大事な金言は

「自分が施したことは忘れてしまおう」

です。成功させたことに大きく関わっていても、相手の手柄を喜び、決して恨みや嫉妬を覚える程度の低い人間にならぬよう留意すべきです。

懸けた情を水に流れるような器のでかい自分になることができれば、かならずそれを見ていたり気づいている人がいて、応援される人物になっていきます。

決意では成長しない

実は成長したいとか変わりたいと思った時に、皆様決意をしなくてはいけないと思っていませんか？

でも本質的な話をすると、決意では人は成長しないんです。

本気で変わろうと思ったら、具体的な何かを変えないといけません。日本で一番有名であろう経営コンサルタントの大前研一さんも、下記の様におっしゃっています。

本気で変えたいのなら、それ相応の行動の変化と具体的な環境の変化が必要になってきます。

成長する3行動

朝早く出社する

これの本質は、人が活動していない時間帯に活動しているかどうかです。
部活においても会社においても、朝というのはみんな苦手ですし、1秒でも長く寝ていたいですよね。

ただその気持ちに打ち勝って、他の人より少しでも早く行動を起こすことが、成長の鍵を握っています。

本を読む

こんなことを言う人がいます。

本当はまさに著者の経験の塊ですよね。
その方が体験したことや学んだことが、一つの本にまとめられているわけですから。

ただ多くの本を読み他人の経験を吸収し、そこで満足してしまっては何の意味もありません。

それらをどう自分なら利用することができるかを考えて本を読み進めることが大切です。

施す

最後は多くの人に施しをすることです。
自分の知識や経験、与えられるものやシェアできるものを周囲にギフトしましょう。歴史の偉人は、みな施すことが得意です。

村の中で米を独占しようとするから争いが生まれたように、自分だけの知識や経験なんて何の価値もありません。

ただ争いを生むタネを持ち歩いてるにすぎないので、惜しみなく施しをしていきましょう。

最後にマザーテレサの言葉と、ヒンドゥー教の言葉を皆様に送って本日はおさらばします。

また別の暇活で会いましょう！