「いつかの君にもわかること」

いつかの君にもわかること | キノフィルムズ
https://kinofilms.jp/movies/nowhere-special/

若い父親がまだ幼稚園児ぐらいの幼い息子を一人で育てる。
しかし、父親の彼に残された余命はわずか。
一人残される息子に新しい家族の形を模索する
心温まる物語。

自分亡き後に預ける里親探し、
里親を希望する人たちは多様。
厳格なイギリスの家庭を築く、形にこだわる夫婦
白人、黒人、アジア系あえてそこを混載させることで満足している(ような)夫婦等々・・・
見る側に(なんだ?この人たち??)とあえて思わせる所が狙いだと、気が付いた。
そして彼が選択したのは・・・
僕の予想は当たった、というかそういうストーリ仕立てに「さすが」と思わせるんだよね。


さて
監督に視点を集中してみた。
監督・脚本のウベルト・パゾリーニ
なんだかバイオリ二ストみたいな苗字だが
1957年5月1日、イタリア生まれ。
(という事は僕と同学年だ、僕はイタリア生まれではないが、当然?)
映画人として今まで携わってきた作品を見ると
理屈抜きに納得してしまう、だからこの映画ができたんだと。
で、一部を紹介すると

あの「キリング・フィールド」で制作助手(84年)
キリング・フィールド : 作品情報 - 映画.com
https://eiga.com/movie/43860/

アカデミー賞作品賞ノミネートの「フル・モンティ」ではプロデューサー(97年)
フル・モンティ : 作品情報 - 映画.com
https://eiga.com/movie/48982/

監督2作目にしてヴェネチア映画祭で4冠を獲得した「おみおくりの作法」
おみおくりの作法 : 作品情報 - 映画.com
https://eiga.com/movie/80942/

と着々とその経歴に名作を連ねている名監督の一人
その彼が作る作品に間違はないね。

2023年2月17日 公開

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