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ロリー・マキロイ、キャリアグランドスラムへの長い道のり

 2014年8月にバルハラゴルフクラブで行われた全米プロで優勝し、メジャー自身4勝目を挙げたロリー・マキロイ。
 その前に行われたロイヤルリバプールでの全英オープンに優勝し、キャリアグランドスラムに王手をかけていました。
 全英オープン、全米プロとメジャーを連勝し、マスターズ優勝は早い時間に達成するのではと世界のゴルフファンは誰もが思っていました。
 ところがマスターズはおろか、他3つのメジャーにも勝てなくなり、とうとう10年が過ぎようとしています。


〇2015年以降のメジャー優勝者

・2015年
 マスターズ  ジョーダン・スピース
 全米オープン ジョーダン・スピース
 全英オープン ザック・ジョンソン
 全米プロ   ジェイソン・デイ

・2016年
 マスターズ  ダニー・ウィレット
 全米オープン ダスティン・ジョンソン
 全英オープン ヘンリック・ステンソン
 全米プロ   ジミー・ウォーカー

・2017年
 マスターズ  セルヒオ・ガルシア
 全米オープン ブルックス・ケプカ
 全英オープン ジョーダン・スピース
 全米プロ   ジャステン・トーマス

・2018年
 マスターズ  パトリック・リード
 全米オープン ブルックス・ケプカ
 全英オープン フランチェスコ・モリナリ
 全米プロ   ブルックス・ケプカ

・2019年
 マスターズ  タイガー・ウッズ
 全米プロ   ブルックス・ケプカ
 全米オープン ゲーリー・ウッドランド
 全英オープン シェーン・ローリー
※全米プロは5月に開催時期が移行。

・2020年
 全米プロ   コリン・モリカワ
 全米オープン ブライソン・デシャンポー
 マスターズ  ダスティン・ジョンソン
※パンデミックの影響で全米プロが8月、全米オープンが9月、そしてマスターズが11月に開催。全英オープンは開催中止

・2021年
 マスターズ  松山英樹
 全米プロ   フィル・ミケルソン
 全米オープン ジョン・ラーム
 全英オープン コリン・モリカワ

・2022年
 マスターズ  スコッティ・シェフラー
 全米プロ   ジャスティン・トーマス
 全米オープン マシュー・フィッツパトリック
 全英オープン キャメロン・スミス

・2023年
 マスターズ  ジョン・ラーム
 全米プロ   ブルックス・ケプカ
 全米オープン ウィンダム・クラーク
 全英オープン ブライアン・ハーマン

〇マキロイとマスターズ

 2011年に最終日の前半までトップを守り、本当の勝負が始まる”サンデーバックナイン”最初の10H(Par4)。
 マキロイのティーショットが大きく左に曲がりトリプルボギーになってからは軌道修正ができず、15位タイで終了。
 そこからはなかなか結果が出ないときもあれば、優勝に近づいたこともあるといった具合でなかなか栄冠に手が届きません。

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2009年 20位タイ
2010年 MC
2011年 15位タイ
2012年 40位タイ
2013年 25位タイ
2014年  8位タイ
2015年  4位
2016年 10位タイ
2017年  7位タイ 
2018年  5位タイ
2019年 21位タイ
2020年  5位タイ
2021年 MC
2022年  2位
2023年 MC

 2022年の最終日、オーガスタで自己ベストの64を出して単独2位に入り、さぁこれからといったときに翌年カットの憂き目にあい、またもグランドスラムはお預けとなりました。
 その間に世界ランク1位、フェデックスカップやレーストゥドバイのタイトルを何度も獲得したにも関わらず未だに着ることができないグリーンジャケット。
 今年はスケジュールを見直し、マスターズ前極力試合に出場するスタンスで進むマキロイ。
 今年こそ、熱望するグランドスラムは到達するでしょうか?



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