2023年5月の音楽

この月は、らくだのパスタというところで、原田茶飯事さんのライブイベントKobuKobuがあり、イベントの全時間のBGMDJをやらせてもらいました。これまでも友人が、原田茶飯事さんのライブイベントを企画してはDJに声をかけてもらっていたのですが、なかなかタイミングが合わず、今回念願の邂逅でした。ブラジルラバーなミュージシャンとご一緒できて嬉しかったです。

Bala Desejo  / SIM SIM SIM

Bala Desejo  / SIM SIM SIM

バーラデゼージョは、ブラジルはドニカのふたりと才女ふたりの古き良きブラジルをアップデートした現代ブラジルの最高峰MPB。レオナルドマルケスのインスタで知り、ずーっとSpotifyで聴き続け、年末のCD発売日に買いに行き、ブラジルディスク大賞1位のコメントに自分のが使われ、今年のfrueで来日するっていう(行かない)思い出深いグループ。日本でも認知が広がりそうだなあ。原田茶飯事さんは、ブラジル音楽の60,70年代黄金期がお好きで、これも気に入ってもらえて、嬉しかったです。
DJは自分の中で四部構成で、一部は瓶ビールぷしゅけことらくだのパスタ女将まなてぃのライブ前で、予定時間でこの曲をハイライトに据えたつもりが、予定が変わり、アドリブでこの後ひたすら繋いだのがハイライトというかいきなりクライシスいやクライマックスでした。
ちなみに瓶ビールぷしゅけは、話し声と歌声が同じの素敵なミュージシャンです。見れる時に見たほうがいいと思います。

Fabiano Do Nascimento / Tempo de Mestres

Fabiano Do Nascimento / Tempo de Mestres

ファビアーノドゥナシメントは、LA在住のブラジル人ギタリスト。サムゲンデルとの交流や、日本でもfrueで認知されてたりのスピリチュアルなギタリスト。近年のスピリぶりは凄まじく素晴らしいが、そうなる前のこの肩肘張らない力の抜けた感じもとても素晴らしいと思います。
二部の原田茶飯事さん前の時間に、ミルトンナシメントからこの曲をかけたのですが、お客さんが楽しそうにお酒飲んで食事してしゃべってる姿とこの曲がハマってニヤっとしてしまいました。

Marcelo Camero / Sou

Marcelo Camero / Sou

初めましてで、原田茶飯事さんとお話したときに最初に出たワードがこのマルセロカメロ。いきなりそこかとブワッとなりました。そして、持ってきてましたよ。マルセロカメロはブラジルの国民的オルタナティブロックバンドのフロントマンで、ソロ作はサンパウロ音響派のウルヂモルヂとがっぷり四つの音響歌もの作品で、今はどちらかというと裏方気質。このアルバムは、ブラジルの若者の影を歌ってるそうですが、非常に色鮮やかなサウンドに曲ごとで画が浮かんでくるサントラのような名盤です。これまで自分のDJでは多用してるこの作品にあって、敢えてかけないようにしてたこの曲を第三部のハイライトに据えました。
ちなみに昔書いてて放置してる自分のブログに「ロスエルマーノスはブラジルのミスチルみたいな存在」って書いたことをちょいちょいいろんな人が拾ってて、茶飯事さんも言ってて気まずかった😂
(ちなみにロスエルマーノスの音楽性はミスチルと同期のGreat3。スゴい国民性だと思います。)

Windy City / Full Greeting

Windy City / Full Greeting

自分はブラジルおじさんですが、ときどき大韓おじさんとしてぶっ込むときがあります。四部は縁もたけなわダラダラ時間ってことで、細々と集めてる大韓CDに怪しい音楽混ぜてオリエンタルおじさんとして遊ばせてもらいました。
このWindy Cityは、ミュージックファーストで中古でたまたまチャレンジ買いしたやつなのですが、大韓レゲエで当たりでした。んで、これモンキーマジックか?とカバー曲でfeatされてたのが李博士(イパクサ)でビックリした曲。で、これかけたら反応もよかったのですが、電気グルーヴ好きなら知ってるやろみんなと思ったら、イパクサ誰も知らなんだのですよ。世代というよりも、掘りの違いというやつですかね。
最高の曲です。Newjeansのプロデューサー250で注目されてるポンチャックてやつです。Windy Cityのアルバムでは、この曲凍結されてるので、他から引っ張り出して見つけました☟

原田 茶飯事 / 橇

原田 茶飯事 / 橇

原田茶飯事さんのこのアルバム。
全てがというわけではないのですが、ブラジル音楽フレイバーに溢れてて、心踊る素晴らしい作品です。ブラジル音楽以前に、茶飯事さんのキャラクターや音質、演奏全般に渡ってピリッとカリッとエッジが聴いてて、哀愁と多幸感が交互に襲ってきます。包まれるんじゃなくて、襲ってくるんです。笑いながらキャーって言って逃げてる感じです。
茶飯事さんの好きなノヴォスヴァイアーノスもそんなところあります。
この感じはなかなか出そうにも出せないと思うんですよね。
ひっさびさに日本の新しい音楽にどハマりしました。出会えて嬉しいです。

5月について

この歳で新しい出会いがあることはホントにありがたいです。
茶飯事さんのことは友達だと思っています。
まなてぃありがとう。
これまで誘ってくれた、やまちゃんとりょうへいくんもありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?